人気クリスチャンヒップホップアーティストで2000年からソロ活動を行っているトビーマックはこのほど、自身のオリジナル音楽や宗教、苦悩、また、最近リリースしたクリスマスアルバムについて米国クリスチャンポスト紙に語った。
当初彼はトリオグループ「DCトーク」のクリスチャン歌手の一人としてデビューし、4つのグラミー賞を獲得、8万枚以上のCDの売り上げを記録した。また、12年近くソロでの活動を続けてきている。彼の4枚のアルバム「Momentum」(2001)、「Welcome to Diverse City」(04)、「Portable Sounds」(07)、「Tonight」(10)をリリースしながら、最初の2枚のアルバムを再収録した「Re:Mix Momentum」および「Renovating Diverse City」も制作した。さらに昨年10月にはニューホリデーアルバム「Christmas in Diverse City」を世に送り出した。
トビーマックはクリスチャンポスト紙に対し、クリスマスCDを収録してくれるよう何度も頼まれてきたが断り続けていたことを明かした。「もしクリスマス感が出なかったら、それはクリスマスアルバムなんて呼べないし、それを強要したくもないんだ」と語る彼は、「自然にクリスマスCDができ上がるまで、無理して作ることはない」と何度も自分自身に言い聞かせてきたという。
トビーマックは昨年最後の仕事として、彼のバンド「ディヴァース・シティ・バンド」とともにアルバムを制作した。
トビーマックは音楽的に折衷主義のアーティストで、自身の仕事を「るつぼ(仕事にのめり込んでいる)」と評している。彼は幼い時からロックやヒップホップ、リズム&ブルース、そしてレゲエを聴いて育ってきたという。
また、彼は最高のヒットソング「Slam」の背景のストーリーについて説明し、神が人生で「最高の評価」を得させてくれたことを語った。「十字架上の神の御子は、曲に対して罪業的な評価を下したんだ。だからこそ赦しを得ることができたんだよ」と彼は述べ、さらに「説教じみた曲を作りたくなかったんだけど、それは酷評なんだ。僕にとっては一つの物語と時代の終わりと意味していたんだから」と続けた。
トビーマックの曲は米国の映画やテレビCM、NBAの試合中にしばしば流れているが、彼が最も重要に思うのは、自身のキリストへの信仰と確信を曲に反映することだとクリスチャンポスト紙に伝えた。
「どこでも自分の曲が流れていて欲しいし、それが皆に聴かれることを望んでいるよ。僕は多くの人に音楽を楽しんでもらって体験して欲しいんだ。歌詞の中の素晴らしい真実についてもね」と彼は語った。
彼は別の人気ソング「What if I Stumble?」の背景のストーリーについて、「神の魅力は、たとえ僕たちが間違った方向に進んだとしても、驚くべきことに抱き締めてくれることなんだ。僕は間違った人間にはならないと思っているけど、間違いを恐れはしないよ」と語った。
クリスチャントゥデイからのお願い
皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。
人気記事ランキング
-
次期ローマ教皇の有力候補4人
-
「壁ではなく橋を」 平和願い続けた教皇フランシスコ 葬儀に25万人参列
-
京都ノートルダム女子大学、2026年度以降の学生募集を停止
-
イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい
-
ローマ教皇フランシスコの死に相次いで哀悼のコメント キリスト教指導者7人の反応
-
21世紀の神学(26)ヘルマン・ヘッセが感じた重圧とキリスト教の本質 山崎純二
-
ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応
-
フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増
-
2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」
-
イエス・キリストの生涯描いた映画「ジーザス」、提供言語が2200言語に到達