コヘレトの言葉(伝道者の書)
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コヘレトと新約聖書(2)「栄華を極めたソロモン」―だから神の国を求めよ― 臼田宣弘
57回にわたって「パウロとフィレモンとオネシモ」というコラムを連載させていただきましたが、今回から毎週水曜日に、以前に一度掲載した「コヘレトと新約聖書」の連載をさせていただきます。3月末までの短期連載の予定です。
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コヘレトと新約聖書(1)「知恵」―神は人間を単純に造った― 臼田宣弘
30回にわたって、「コヘレト書を読む」を連載させていただきましたが、コヘレトと新約聖書の関連についてもお伝えすべきだろうと考えました。そこで、続編的なコラムとして「コヘレトと新約聖書」というシリーズを連載させていただくことになりました。
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バイデン氏、勝利演説で聖書や賛美歌を引用 「米国は今、癒やしの時」
米国の次期大統領候補ジョー・バイデン氏は現地時間7日夜(日本時間8日午前)、地元の東部デラウェア州ウィルミントンで勝利演説を行い、聖書や賛美歌からも引用しながら国民に一致を呼び掛け、「すべての米国民のための大統領」になることを誓った。
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【書評】『VTJ旧約聖書注解 コヘレト書』「反黙示思想の書」として読み解く新視点の注解書
日本語で書き下ろされた旧新約聖書注解シリーズ「VTJ・NTJ」。その旧約側のシリーズである「VTJ」の4冊目『VTJ旧約聖書注解 コヘレト書』(小友聡著)が、「出エジプト上・下」「列王記上」に続いて、この3月に発刊されました。
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小友聡氏の「コヘレトの言葉」シリーズ NHK「こころの時代」で11月から再開
東京神学大学教授の小友聡(おとも・さとし)氏(日本基督教団中村町教会牧師)によるシリーズ「それでも生きる 旧約聖書『コヘレトの言葉』」の放送が、11月からNHK・Eテレ「こころの時代〜宗教・人生〜」で再開する。
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コヘレト書を読む(最終回)「永遠の神を知る」―太陽の下、無限の循環の中で― 臼田宣弘
30回にわたって連載してまいりました本コラムも、今回で最後になります。第4回は「『無限』―太陽の下(もと)の循環―」という題と副題でしたが、インクルージオの対称箇所である今回は、それに「永遠の神を知る」を入れさせていただきました。
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コヘレト書を読む(29)「天災」―災難〔人災と天災〕その2― 臼田宣弘
前回は、災難の中でも人災について書かせていただきました。今回は、天災とそれへの対処のことが伝えられています。「国(聖書協会共同訳では「地」)にどのような災いが起こるか、分かったものではない」(11章2節後半)とコヘレトは言います。
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コヘレト書を読む(28)「人災」―災難〔人災と天災〕その1― 臼田宣弘
災難には一般に「人災と天災」があるわけでして、コヘレトがそこまで考えていたかどうかは分かりませんが、読者としてはこの2つを分別して読み取っていくと分かりやすいのではないかと思います。
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コヘレト書を読む(27)「愚かさ」―知恵を危機に導くもの― 臼田宣弘
ここではまず、愚かさの存在が示されています。前回は、町を救った賢人の事例から、「尽くしきった知恵を、わずかな愚かさが駄目にしてしまうこともある」ということをお伝えしましたが、そこで示された「愚かさ」を、ここで説明していると思えます。
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コヘレト書を読む(26)「町を救った賢者」―しかし報いはない― 臼田宣弘
今日の聖書学では、イスラエルはコヘレトの時代、プトレマイオス王朝に支配されていたとされています。プトレマイオス王朝は、アレクサンダー大王の死後、彼が征服した地域が分裂してできた国の一つです。そのことは、旧約聖書のダニエル書に記されています。
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コヘレト書を読む(25)「運と不運」―そういうこともある― 臼田宣弘
スポーツの世界では、時に強い選手やチームが試合に勝てないことがあります。あるいはまったく逆に、無名の選手やチームが勝ち上がっていくこともあるわけです。強い選手やチームが、必ずしもいつも勝てるわけではないのです。
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コヘレト書を読む(24)「さあ喜んであなたのパンを」―陰府には何もない― 臼田宣弘
本コラムの第15回でお示ししましたが、ミドラシュ(ユダヤ教の聖書解釈の一つ)によれば、コヘレト書は3つに区分けがなされます。この区分けに基づくならば、今回から第3部に入ります。
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コヘレト書を読む(23)「神の手の中にある人生」―死は免れられないものだが― 臼田宣弘
ここは、今までに何度かお伝えしている修辞法の一つ、インクルージオ(囲い込み)で書かれているものとして読みたいと思います。コヘレトがインクルージオを意図していたとは言い切れませんが、その構造で読むと、少なくとも理解がしやすくなると思います。
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コヘレト書を読む(22)「神を畏れる」―太陽の下の世界がどうあっても― 臼田宣弘
このコラムも22回になりました。私自身もいろいろ学ばせていただいていますが、同時に無力感に陥ることもあります。ここ数年、コヘレトについてかなりの学びをして知識を得たつもりでしたが、それは取るに足らないものであると感じることがあるからです。
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コヘレト書を読む(21)「王の言葉を守れ」―申命記で伝えられている王の在り方から― 臼田宣弘
ここでは「王の言葉を守れ」(2節)と言われています。「神の言葉を守れ」であれば信仰者として素直に受け入れられると思いますが、人間である王の言葉を守れというのは、受け入れがたいのではないかと思うのです。
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コヘレト書を読む(20)「見いだしたこと」―コヘレトは女性蔑視者か― 臼田宣弘
コヘレトにとって、「知恵」とは何であったのでしょうか。彼にとってそれはどういう存在であり、どのような位置付けがなされていたのでしょうか。正直申し上げますと、私はまだこのことをしっかりと整理できていません。
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コヘレト書を読む(19)「罪を犯さない人はいない」―十字架への道を覚えて― 臼田宣弘
現在の私には、コヘレトとオルフェウス教の関係を皆様にお伝えする力はありません。しかし、コヘレトはオルフェウス教のようなギリシア思想に対して、防波堤を張っていたのではないか、とも思えるのです。
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コヘレト書を読む(18)「神の業を受け入れよ」―黙示思想の否定なのか― 臼田宣弘
今回は「財産を伴う知恵は幸せ(トーブ)である」と、10節までとは違い比較級ではない形で、しかしやはり「良いこと」「幸福」「満足」などと訳される「トーブ」から書き出されています。
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コヘレト書を読む(17)「今が大切」―昔の方がよかったのはなぜかと言うな― 臼田宣弘
前回は、7章1~10節にあります7つの比較級のトーブ(טוֹב)のうち、前半の4つについてお伝えしました(トーブは「良いこと」「幸福」「満足」「まさる」などに翻訳されます)。今回は後半の3つについてお伝えします。
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コヘレト書を読む(16)「より良いことは何か」―名声は香油にまさる― 臼田宣弘
前回お伝えしましたように、ミドラシュの解釈によれば、7章1節~9章6節がコヘレト書の第2部であり、今回からその第2部が始まります。第1部の冒頭である1章の本文の書き出しと比べると、随分改まった感じがします。
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