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インドネシア地震死者4600人超す

2006年5月29日10時24分
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 【インドネシア、バントゥル(AP通信)】28日疲れきった生存者らが倒壊した家屋を掻き分けて衣服、食料、貴重品などを探していた。今回のインドネシア中央部を襲った大地震で4600人以上の人々が死亡した。


 27日未明にマグニチュード6.3の地震が生じ、ジャワ島のもっとも人口密度の高い中心部で数千人もの死傷者が生じ、2004年に生じた津波以来インドネシアで最悪の災害となった。さらに今回の地震によって近隣の火山活動が活性化する恐れもあり、また世界遺産のヒンズー教寺院群プランバナンの一部が損壊するに至った。


 災害地域はジョクジャカルタ州という農村地帯の大部分の農家を襲った。バントゥルにとって今回の地震はおよそ3000人もの人々が死亡し、家屋の80%は倒壊するという最悪の災害となった。  


 5歳の娘を亡くした父親のポニランさんは、「私は人生をゼロからスタートさせなければなりません」と述べた。ポニランさんは倒壊した家屋の中の娘のベッドルームのあたりで未だに呼吸をしている娘を救出しようと救援作業を懸命に行い、娘を救出したが、数百人もの負傷者が待機する病院での治療を待機しているうちに娘が息を引き取ったという。
 ポニランさんは、「娘の最後に発した言葉は、『パパ、パパ』でした」と嘆いたという。


 国際赤十字社によるとさらに20万人以上の人々がホームレスになっているという。


 27日の夜は数万人もの人々が路上やキャッサバを栽培する野畑、田んぼと田んぼの間の細道などで眠りについたという。被災地域の大部分で電気、電話が使えなくなり、その後も450回ほどの余震が生じその中で最大のものはマグニチュード5.2に達したという。


 生存者らは28日倒壊した家屋を掻き分け何か使用できるものはないかと探し、支援物資を受けていないと不平を述べた。


 家屋が完全に倒壊したブディ・ウィヤナさん(63)は、「私たちは何もありません。衣服、食べ物、水、すべてなくなってしまいました。本当に貧困に陥っており、私たちの命はまだ危険に脅かされています」と述べた。


 医師らは数百人もの負傷者をビニールシートやゴザ、新聞紙上に寝かせて混雑を極めた病院で治癒活動に奮闘しており、患者の一部は木の枝に点滴用器具を吊り下げて点滴を受けているという。


 現地の病院では血痕が床に飛び散っており、汚れた帯具や使用された医薬品の残骸が山のように積み重なっているという。


 ある現地医師は、「私たちは余りに多くの患者を抱えています。にもかかわらず、患者は後から後から続々詰め掛けてきます」と述べ、現在担当病院一つで2000人以上の患者を抱えていることをを述べた。


 28日早くに倒壊した家屋の中の一部の遺体は家屋から取り除かれたが、現地住民らは記者にまだ何人かの人が倒壊した家屋の下敷きになっていると述べたという。


 バントゥル町外れのペニでは、20人の住民らが救援活動をあきらめずに続けているという。彼らは27日にある母親と彼女の3人の子どもの遺体を発見し、現在彼らの父親のパーワコさんを捜索中であるという。大部分の遺体はイスラム教式墓地に発見後数時間で埋葬されたという。


 ペ二では、村民は負傷者を治療するための簡易診療所を設置したが、医薬品や医療器具の不足に苦しんでいるという。ある女性グループは近くの沼で獲れたナマズを料理して生存者らに提供しているという。


 27日午前5時54分(現地時間)に生じた地震によって家屋が倒壊し、生存者らは叫び声を上げながら血まみれた子どもや老人たちを引き連れながら家屋から逃げ出した。


 今回の地震は2004年に13万1000人もの死者を出した津波、テロリスト攻撃、鳥インフルエンザ、メラピ山の噴火の恐れに続く一連のインドネシアを襲った災害の中の最新のものである。


 地震の震源地はメラピ山から80キロメートルほど離れた場所で、地震発生後火山活動が活性化したという。メラピ山西部3キロメートルにわたり火山灰や熱煙を噴出したが近隣住民はすでに非難していたため負傷者は生じなかったという。


 エネルギー・鉱物資源省によると地震によって火山活動が励起されたかどうかは述べることができないが、地震によってより火山活動が活性化する可能性は十分にあるため警告を促したという。


 各国からの援助活動も始まっており、米政府は緊急支援活動の費用として、250万ドル(約2億8000万円)の拠出を決めたほか、英国は400万ポンド(約8億3700万円)の緊急支援資金、オーストラリアも300万豪ドル(約2億5600万円)の寄付を決めた。さらに、隣国のマレーシア政府も56人の医師や捜索隊のメンバーを緊急派遣し、国連の世界食糧計画は、2トンの医薬品とトラック8台分の麺類やビスケットなどの食料の空輸を開始した。イタリア政府も27トンのテントと毛布、発電機、浄水器を空輸、ユニセフ(国連児童基金)は9000枚の防水シートや2000張りのテント、応急治療セット、衛生用品を送り始めているという。
 
 28日の閣議後インドネシアユスフ副大統領は今回の被害の深刻さを受けて3カ月間の非常事態を宣言を行い、1年以内の震災復興を目指すと述べたという。


 また政府高官によると7世紀に建造されたインドネシアで最も人気のある観光スポットであるボロブドゥール仏閣遺跡は今回の地震によって被害を受けてはいないが、ヒンドゥー教寺院として荘厳な景観を放つプランバナン寺院群は深刻な被害を受けており、数百もの石の彫刻物などが寺院群の周りに飛び散っているという。


 ジョグジャカルタ遺跡保存機関によると、プランバナン寺院群は考古学者が建築物の基盤に損傷はないか確認するまで観光客に対する一般公開は閉鎖される見込みであるという。
 ボロブドゥール仏閣遺跡やプランバナン寺院群には毎年100万人近くの観光客らが訪れているという。

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