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聖書を読む米国人の割合、4年ぶりに増加 男性現役層がけん引

2025年5月31日17時50分
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関連タグ:米国聖書協会(ABS)米国
聖書/スモールグループ/Bible/Small Group+
※ 写真はイメージです。(写真:Freedom Studio)

聖書を読む米国人の割合が、ここ最近の継続的な減少の後、4年ぶりに増加に転じた。調査の結果、主な要因は、従来聖書の主たる読者基盤とされてこなかった男性現役層にあることも明らかになった。

米国聖書協会(ABS)が発表した年次報告書「聖書の現状2025」(英語)によると、聖書を読む米国人は、前年比で約1100万人増加した。この増加は、これまで聖書との関わりが低下していたミレニアル世代(1981~96年生まれ、29~44歳)、X世代(65~80年生まれ、45~60歳)、そして男性で特に顕著だった。

ABSのジョン・プレイク最高イノベーション責任者(CIO)は、5日に開催された福音主義報道協会(EPA)の年次総会での講演後、クリスチャン・デイリー・インターナショナルとのインタビュー(英語)で次のように語った。

「私たちは非常に励まされました。(増加は)まだトレンドとまでは言えませんが、正しい方向への重要な一歩です」

今年で15年目を迎えた「聖書の現状」は、米国人成人(18歳以上)を対象者に、聖書との関係や教会への関与、信仰などにについて尋ねる調査で、今年は1月2~21日に行われた。

「男性」「ミレニアル世代」「X世代」で聖書の利用が増加

ABSは、礼拝以外で少なくとも年に3、4回聖書を読む人を「聖書利用者」と定義している。21年には、米国人成人の50%が聖書利用者に該当していた。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックによる一時的な霊的高揚が終わると、22年は40%、23年は39%、24年は38%と、その割合は減少の一途をたどっていた。

そうした中、25年は前年から3ポイント回復し41%となり、ABSのチームを驚かせた。なぜなら、プレイク氏が言う通り、「これは、前年には聖書を読んでいなかった1100万人が、新たに聖書を手にしたことを意味する」からだ。

この増加は、一様なものではなかった。聖書の伝統的な読者である女性と高齢者は、前年とほぼ変わらなかったものの、男性は21%、ミレニアル世代は30%、X世代は14%、それぞれ前年に比べ増加した。プレイク氏は次のように指摘する。

「これは、特に若い男性の間で何かが動き始めていることを示しています。これは、私たちが予想していなかったことです」

世俗的な地域で聖書の利用が増加

地理的に見ると、最も顕著な増加は、米国で最も世俗的な地域の一部で起こっていた。北東部は28%から33%に増え、統計的には前年比18%の増加となった。西部も同様に同18%の増加で、中西部は同15%の増加だった。一方、「バイブルベルト」と呼ばれる南部は横ばいだった。

宗教的所属率が低いことで知られるサンフランシスコ周辺のベイエリアでも、驚くべき結果が得られた。ABSの地域別分析によると、ベイエリアの61歳以上の聖書利用者は19%(同年代の全国平均は46%)だったが、ミレニアル世代とZ世代(1997~2012年生まれ、13~28歳、調査では18~28歳のみ対象)は、それぞれ40%(同39%)と37%(同36%)で、全国平均よりも高い結果となった。プレイク氏は次のように述べた。

「これらの結果は、ベイエリアのような地域が『霊的な砂漠』であるという、従来の仮定を覆すものです。若い世代が聖書に対し閉ざされているわけではなく、むしろ年長者がより関与していないことが多いのです」

文化の変化と「流動的中間層」

ABSは、調査結果を過度に解釈しないようにと慎重な姿勢を崩さないが、プレイク氏は、これがより深い文化的な潮流を示している可能性があると指摘する。

昨年12月、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(英語)は、聖書の販売数が前年比で22%増加したとし、その多くが初めて購入する人、特に若い世代によるものだと伝えた。この事実とABSの調査結果を踏まえると、霊的な好奇心の高まりが存在することが示唆される。プレイク氏は次のように説明する。

「私たちが『流動的中間層』と呼ぶ7100万人の米国人がいます。彼らは聖書に興味があるが、不安も抱えています。彼らには、一緒に歩み、質問に答え、聖書のより大きな物語を発見する手助けをしてくれる人が必要なのです」

さらに、ABSの調査によると、キリスト教徒だと自認するものの、積極的に信仰を実践していない「非実践的キリスト教徒」のほぼ半数も、聖書と再び関わり、イエスについてもっと学びたいと考えていることが明らかになっている。プレイク氏は次のように述べた。

「彼らは、教会や、聖書が彼らに伝えられた方法に失望しているのかもしれません。彼らは、サムソン、ヨナ、ノアなどの聖書の物語を道徳物語として教えられてきましたが、イエスを指し示す壮大な物語は見逃されてきました。これこそ、私たちが改善すべき点です」

今こそ他者と信仰を共有するとき

また、報告書では、5200万人の米国人成人が、聖書と継続的に関わり、その関わりが人間関係や人生の選択に影響を与えている(「聖書と関わりがある」)人に分類されているが、その多くは、自分の信仰を他人と共有する準備ができていないと感じているという。プレイク氏は次のように語る。

「これらの人々は神の御言葉を愛し、それに深く変革されています。しかし、それを代弁する方法が分からないのです。これが教会や宣教団体の次の課題です。すなわち、彼らがそのメッセージを、自然で効果的に共有するのを手助けすることです」

プレイク氏はまた、このことを単に組織的機会としてだけではなく、個人的機会でもあると見なしており、次のように呼びかけている。

「聖書に情熱を持っているなら、今こそ声を上げるべき時です。あなたの友人や隣人、同僚は、霊的な質問をしています。彼らの多くは、仮に日曜日に教会にいないとしても、心開かれた状態にあります。そしてあなたは、彼らと共にその道を歩み得るのです」

※ この記事は、クリスチャン・デイリー・インターナショナル(CDI)の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:米国聖書協会(ABS)米国
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