Skip to main content
2025年9月16日11時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
花嫁

花嫁(15)ユダという弟子 星野ひかり

2024年12月12日18時22分 コラムニスト : 星野ひかり
  • ツイート
印刷
花嫁(1)食卓 星野ひかり+

1カ月半に及び統合失調症の再発をし、ばかげた妄想に取りつかれながら、4週間の入院を経て今日家に帰ってきた著者である。私は統合失調症と診断された17歳から数えたら、寛解している時期がとても長く、これほど短期間に頻繁に再発を繰り返したのは初めてであった。

頑なに抱いていた信仰も、ポキッと折れてしまったような信仰の挫折を感じた。そんな中で、友人が聴かせてくれたリビングプレイズの「みつばさのかげに」という賛美が、再び信仰に立ち直らせる祈りと力を与えてくれた。

今回はユダについて書いてみたいと思っていた。イエス様がユダを12弟子の一人としたことの意味が、私はしばらく分からなかった。そのことを深く考えたとき、震えるような戦慄(せんりつ)を覚えたのだ。

神の子であるイエス様は、むろんユダの全てを見抜いておられた。それであっても、ユダを12弟子の一人とした。ユダがお金をくすねていることも、どんなささいな心の悪事も、イエス様は全てご存じであられ、最後には自分を売ることさえも分かりながら、それでもユダを弟子の一人として愛し抜かれた。

ユダが結局救われたのか、どこにいるのか、それは神様に委ねられている。しかし、イエス様はユダのために命までささげられた。信仰を持つ前、ユダという響きに自分の心を重ね合わせていた時期が長くあった。聖書をよく知らなくとも「ユダは私だ」、そんな親近感を持っていた。キリスト教という響きから流れるまばゆい光をねたみ、憎んでいたのだ。

しかし、イエス様はユダをご自身の弟子に加え、最後まで教え、愛を尽くされた。

私たちの愛には限界がある。自分に悪影響や危害を及ぼす可能性のある人は、できるだけ避けたいと思うだろう。私もかつて、そんなふうに警戒される者の一人であった。まともな人で、私に近寄ってくれる人などおらず、常識も知らぬまま、神を憎んで縦横無尽に生きていた。

しかし、イエス様はそんな悪人にさえ近寄ってくださったのだ。それがユダという弟子である。物をくすねることをやめられず、イエス様にほの暗い思いを抱き、最後にはご自分の命を危機に陥れるユダさえも、イエス様は弟子として招き入れた。そして12弟子の一人とまでされた。

それは、決して悪人の見せしめのためなどではなく、悪人にさえ近づき、命を尽くし、愛を尽くした神様の愛の現れである。良い弟子ばかり集められるイエス様ではなかったのだ。悪人さえも弟子となさる神様の愚かなほどの愛の完全形に震えるばかりである。

イエス様はユダさえ弟子とされ、命までささげられた。そしてユダに銀貨30枚で裏切られ、弟子たちにも皆に逃げられ、ポンテオピラトに裁判にかけられ、祭司長たちによって先導された市民にあおられて、十字架刑に処せられた。全ての罪びとのために、十字架にかかられたのだ。

<<前回へ     次回へ>>

◇

星野ひかり

星野ひかり

(ほしの・ひかり)

千葉県在住。2013年、友人の導きで信仰を持つ。2018年4月1日イースターにバプテスマを受け、バプテスト教会に通っている。

■ 星野ひかりフェイスブックページ
■「花嫁(9)白百合の願い」で取り上げた星野ひかりの石鹸はこちら

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
  • ツイート

関連記事

  • 花嫁(14)御霊に燃えて 星野ひかり

  • 花嫁(13)全ての人が御救いに 星野ひかり

  • 花嫁(12)ゲツセマネの弟子のごとく 星野ひかり

  • 花嫁(11)苦難こそ 星野ひかり

  • 花嫁(10)この出来損ないをも 星野ひかり

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(244)聖書と考える「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • ワールドミッションレポート(9月16日):グアテマラ 子どもたちに広がる希望の連鎖

  • 聖書のイエス(17)「わたしを見た者は、父を見たのです」 さとうまさこ

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.