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花嫁

花嫁(13)全ての人が御救いに 星野ひかり

2024年10月3日21時06分 コラムニスト : 星野ひかり
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花嫁(1)食卓 星野ひかり+

クリスチャン以外は天国に行けないと、御言葉を基に説かれるたび、私たちの心は深く傷つきはしないだろうか。クリスチャンではない親族や友を愛するが故に、「この人が御救いにあずかれないとは・・・」と頭を抱えることもある。

クリスチャンであったとしても、ひどいことを言ったり行ったりする人がいる。本当に信仰があるのか、と疑わしくなるほどに同じ信仰者に傷つけられることもある。左胸は血がにじむように赤く染まり、涙が流れる。

私たちは傷つきやすくもろいものだ。心が傷むほどに、愛する人の死後の行方が心配なときこそ、イエス様が全ての人のために十字架についたということを思い出さなければならないだろう。

私は万人救済説を信じてはおらず、聖書にある通りに地獄もあると信じている。しかし、目に見えた・・・教会に行き洗礼を受けるばかりが救いだとは信じきれない。神様は全知全能なるお方であるが故に、私たちの目には見えぬ、または想像にも及ばぬ神秘的な招きや救いの道があるのではと思うのだ。

もちろん、イエス様にお従いする者しか天の御国には入れないが、イエス様に従いたいと思う者全てが教会にいるわけでもなく、行けるわけでもないだろう。人間の作る教会は神様の栄光、威厳、愛、その全てを現せるほどにはなりきれないからだ。

イエス様の十字架によって、この汚れた者さえ救われた。イエス様は、ご自身に従う者を皆、御国に招いてくださることと信じている。しかし、イエス様に従うとは、決して簡単なことではない。この世の欲望、蜜の味をしめてしまったならば、清らかなる天国などには行きたくないと思う人も多かろう。イエス様に従うくらいなら地獄の方がましだ、と本気で言う人も多かろう。

それであっても、私たちイエス様を愛する信仰者は、全ての人の救いを祈り、たとい地獄があろうとも、誰もそこに入ることのないように祈り歩む道こそが、神様の御心であると思うのだ。

「しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5:44)

この世に生きていると、理不尽な出来事があふれており、暴力に衝突することもある。しかし清らかなる裁きのためには、裁き主イエス様が既におられ、裁きも復讐も私たちの仕事ではない。だからこそ、私たちは全ての人の御救いを祈る心で歩むべきであろう。

神はこのような世であっても、「ひとり子を与えるほどに、世を愛された」のだ。私たちが神に対して高ぶって、自分の好き勝手に生きていたとき既に、イエス様は私たちを愛し、十字架についてくださっていたのだ。

もちろん神様の裁きに口を出すつもりはない。イエス様をわずかな銀貨で売ったユダが、結局は悔い改めて天国に入ったのか、それとも悔い改めぬまま地獄に落ちて行ったのか、考えてしまうときもある。しかし、全ての人の御救いを祈る心こそ、イエス様と共にある者の心ではなかろうか。イエス様は、全ての罪びとのために十字架につかれたのだから。

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◇

星野ひかり

星野ひかり

(ほしの・ひかり)

千葉県在住。2013年、友人の導きで信仰を持つ。18年4月1日イースターにバプテスマを受け、バプテスト教会に通っている。同年より、クリスチャントゥデイで連載を始める。これまでの掲載作品は、「のりぼと神様」(18年)、「はっつぁんとかおる姫」(同年)、「背徳の街のマリヤ」(19年)、「み使いダニエル」(20〜21年)、「さくら時計」(21〜22年)、「すみれ時計」(22年)、「小菊時計」(同年)、「夜明け前」(22〜23年)、「花嫁」(24年〜)。

■ 星野ひかりフェイスブックページ
■「花嫁(9)白百合の願い」で取り上げた星野ひかりの石鹸はこちら

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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