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中絶クリニック近くで黙祷の女性を2度逮捕、不当性認められ英警察当局が和解金支払い

2024年8月22日20時36分
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関連タグ:自由防衛同盟(ADF)中絶プロライフイギリス
中絶クリニック近くで黙祷の女性を2度逮捕、不当性認められ英警察当局が和解金支払い+
黙祷をささげるプロライフ(反中絶)活動家のイザベル・ボーンスプルースさん(写真:ADFインターナショナル英国支部)

キリスト教法曹団体「ADFインターナショナル」の英国支部は19日、英中部バーミンガムの中絶クリニックの近くで黙祷をささげただけで、2度にわたり逮捕されたプロライフ(反中絶)活動家のイザベル・ボーンスプルースさんの事件について、逮捕の不当性が認められ、警察当局から1万3千ポンド(約240万円)の和解金を勝ち取ったと発表した。一方、それでも英国では、平和的に抗議する中絶反対者に対する権利侵害の懸念が依然として残るとしている。

発表(英語)によると、ボーンスプルースさんはADF英国支部の支援を受け、2度の逮捕は不当な人権侵害だったとして、自身を逮捕したウェストミッドランズ警察を提訴していた。ボーンスプルースさんは和解金の決定を受け、次のように語った。

「21世紀の英国に、ジョージ・オーウェルが描いた『思想警察』の居場所はありません。ADF英国支部から受けた法的支援のおかげで、本日、和解金の支払いが認められたことをうれしく思います。しかし、この勝利にもかかわらず、私はこの権利侵害が他の警察の手によって繰り返されることを深く懸念しています」

「黙祷は犯罪ではありません。頭の中で考えたことだけで逮捕されるようなことがあってはなりません。しかし、ウェストミッドランズ警察の手によって、このようなことが2度も私に起こりました。彼らは『祈りは犯罪である』と明確に私に告げました」

ボーンスプルースさんが最初に逮捕されたのは、2022年12月。バーミンガムの中絶クリニックの近くで黙祷をささげていたことが、「中絶クリニックの一定距離内(150メートル以内)で、いかなる手段によっても、中絶サービスに関連する問題に関して抗議すること、すなわち賛否を表明する行為を行うこと」を禁止した「公共空間保護命令」(PSPO)に対する違反と見なされた。

警官が、中絶クリニックの近くに立っている理由を聞き、祈っているのかを尋ねると、ボーンスプルースさんは、「大声ではなく、頭の中で祈っているかもしれません」と回答。警察署への同行を拒否したところ、逮捕された。

さらに、それから約3カ月後の23年3月、同じ中絶クリニックの近くで再び逮捕された。その際、ボーンスプルースさんは警官に対し、自分がその場所にいることを擁護し、「私は抗議しているわけでも、禁止されている活動をしているわけでもありません」と主張。祈りが「違反」だと主張する警官に対し、単に「黙祷」をささげているだけだと強調した。しかし、警官は「それでも祈っているわけですから違反です」と言い、逮捕したという。

1件目の事件については23年2月に無罪が言い渡され、2件目の事件は同年9月、スエラ・ブレイバーマン内相(当時)が、「黙祷自体は違法ではない」とする見解を示した後、不起訴となった。

一方、ADF英国支部は今年1月、同じ中絶クリニックの近くで黙祷をささげるボーンスプルースさんが、再び警官に声をかけられ、職務質問を受ける様子を記録した動画(英語)を公開した。

動画によると、警官が「抗議」しているのかを尋ねると、ボーンスプルースさんは「いいえ」と否定。「その活動を他の場所で行えませんか」と尋ねられると、「私は何の活動もしていません。ただ頭の中で静かに考えているだけです」と答えた。また、警官が中絶クリニックの近くにいる理由を問うと、「中絶によって傷ついた人々のために祈っていた」と話した。

ボーンスプルースさんは、この場所で黙祷をささげたことで自身が既に2度逮捕されたが、無罪または不起訴となり、この区域にいることは許可されているというメールを警察から受け取っていることを説明した。それでも、警官はPSPOに対する違反と見る姿勢を変えず、立ち入り禁止区域の外に移動する意志があるかどうかを尋ねた。ボーンスプルースさんが、立ち退く必要があるとは考えていないと回答すると、警官は固定罰金通知(罰金の支払いにより刑事犯罪容疑の起訴を免除する通知)を発行すると告げ、ボーンスプルースさんの行為を禁止区域における「抗議」と見なすことを伝えた。

ADF英国支部のジェレマイア・イグヌボル上級法律顧問は、和解金の支払いが決まったことを受け、「ウェストミッドランズ警察が、ボーンスプルースさんに対する処置について不正行為と不当性を認めたことは喜ばしいことです」と歓迎した。一方、昨年成立した「公共秩序法」が完全に施行されると、中絶クリニックの150メートル以内であらゆる形態の「影響力」の行使が禁止されることになると指摘。禁止内容が曖昧なため、言論や思想の自由がさらに侵害される可能性があるとして懸念を示した。

ボーンスプルースさんも、「(同法による)『緩衝地帯』政策が政府によって間もなく展開されようとしていますが、その文言は本質的に不明確であり、中絶施設の近くで祈ったり、平和的に会話したり、助けを提供したりする自由をさらに侵害することになりそうです」と述べ、懸念を示した。

イグヌボル氏は、次のように訴えた。

「政府が『黙祷』を刑事犯罪に指定すると報じられている事実は、国際人権法を守るとする政府の姿勢に堂々と反しており、今日の英国における言論と思想の自由の危機を露呈しています。法の執行者は、基本的権利の平和的行使を起訴するのではなく、それらを注意深く保護する義務があるはずです」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:自由防衛同盟(ADF)中絶プロライフイギリス
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