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衝突する2つの勢力 穂森幸一

2024年5月30日10時16分 コラムニスト : 穂森幸一
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私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。(エペソ6:12、13)

最近の世の中の動向を見ていると、新しい旗を掲げ、時代の先駆者を名乗る勢力が、時代を間違った方向にリードしているのではないかと危惧しています。わが国でもLGBT法案が昨年、国会で可決されましたが、今度は民法の中で、父親や母親という呼称を「親1、親2」という表現に変えようとする法案が準備されているそうです。また、同性婚を認める法案も検討されているようです。

聖書の中に「神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された」(創世記1:27)とあります。神が男と女を創造され、結婚を神聖なものと定められました。人の都合や時代の流れで勝手に変えていいものなのでしょうか。宗教者として今の風潮に黙していていいのだろうかと思います。

社会の変革者を自称する人々の主張に従っていくと、家庭の崩壊があり、社会秩序の混乱につながります。彼らの活動の背後にうごめく暗闇の勢力があるように感じるのは私だけでしょうか。

イスラエルは旧約聖書時代に外国の勢力に2度攻め込まれ、捕囚となる人々、外国に散らされる人々があり、辛酸を味わいました。新約聖書時代になるとローマ帝国に徹底的に街を破壊され、国土を完全に失いました。残されたユダヤ人は散らされて、流浪の民となり、世界各地をさまようことになりました。

どの町に行っても、偏見と迫害にさらされ、いっときの安寧もありませんでした。厳しい環境の中で、ユダヤ人の頭脳は研ぎ澄まされ、世界の科学者の最高峰を極める者も生まれます。また、生活の手段として金融の道に進み、金融街を牛耳るようになる人々もいました。

しかし、東の果ての島国に渡来人として渡ったユダヤ人は、土地と苗字が与えられ、厚遇されましたので、日本人に完全に同化したのです。日本人のDNAの40%はユダヤ系だといわれています。また、古代史の解明が進むにつれて、歴史の遺跡の中からユダヤの痕跡が確認されているようです。古代ユダヤ人が日本の国家創建に貢献したということがはっきりと証明される日が来るかもしれません。

世界経済を支配しているともいわれるユダヤ系財閥ですが、この財閥ともつながりがある人の話を聞いたことがあります。「私たちは魔法の力を用いて財を成したのではありません。節約に節約を重ね、爪に火を灯すような質素な生活をしながら、資金をつくり、投資をしてきたのです。大きな財閥のファミリーは今日でも決してぜいたく三昧の生き方はせず、質素な生活をしています」

同じような話を京セラの稲盛和夫さんから聞いたことがあります。「工場では作業効率を上げるのはもちろんですが、徹底して無駄を省きます。事務仕事では鉛筆一本、紙一枚無駄にしないようにします。そして浮いたお金は従業員の給料に回します」。経済界で成功する人は、共通するものがあるのかもしれません。

流浪の民として国々を追われながらも信仰を守り抜く厳格なユダヤ教徒もいましたが、信仰を失っていく人々もいました。そういう人々は、国家という垣根を取り払い、既存の社会秩序も壊し、グローバリゼーションを進めた方がいいという思想を持つようになりました。

そのような背景からマルクス主義が生まれますが、マルクスもユダヤ人です。左翼思想を掲げる人々は社会変革という看板のもとに、世の中の社会規範に反発していますが、その根底はマルクスにあると思えば納得できます。

社会秩序を破壊するような極端な男女平等主義、行き過ぎた環境運動などを主導している人々は、左翼思想に傾倒しています。しかし残念なことに、メディアにも強い影響力を持っています。このような思想がまん延していくと、政治の世界でも極端な環境政策、行き過ぎた男女平等主義による法案、社会に混乱をもたらす野放図な移民政策などが実施されるようになります。

このような社会不安が大きくなっているのが米国と欧州であり、日本にも影響が出ています。しかし幸いなことに、米国では行き過ぎたとしても、揺り戻しがあります。これは健全なキリスト教徒の働きの成果です。

この世の中は、光の勢力と闇の勢力のぶつかり合いの中にあると思います。この地上のほとんどのメディアには、巧妙にフェイクが織り込まれています。インターネットに流されていることも、真実でないものが多くあります。耳ざわりの良い言葉に惑わされて闇の勢力に引っ張られていくなら、とんでもない結末を迎えることになりますので、注意しなければなりません。

今日世界は、とてつもなく厳しく、難しい情勢に直面しているのではないでしょうか。私たちは何をすればいいのでしょうか。政治の批評をし、騒ぎ立てることが求められているのではありません。不満を持ち、愚痴をこぼすのではなく、静かに祈ることを聖書は勧めています。

「そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい」(1テモテ2:1)

鹿児島で毎月第1日曜日に、宗教者のグループが主催する平和の祈りの行進が実施されています。行進中は言葉を交わさず、心の中で祈りながら静かに歩いています。平和を願い、静かに歩くだけですが、周囲の反応もあり、時には新聞記者も取材に来ることがあります。とにかくたゆまず祈っていくことが求められています。

正しい者の光は輝き、悪者のともしびは消える。(箴言13:9)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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