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平安がありますように 穂森幸一

2024年5月2日10時21分 コラムニスト : 穂森幸一
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義は平和をつくり出し、義はとこしえの平穏と信頼をもたらす。わたしの民は、平和な住まい、安全な家、安らかないこいの場に住む。(イザヤ32:17、18)

インターネットの普及で、世界各地の方々とつながり、国際交流やインターナショナル祈祷会などが簡単にできるようになりました。とても便利な社会になったと実感していますが、とても困ったことが一つあります。当たり前のことなのですが、世界各地の季節、時間、温度が違うのです。

日本が朝だからと思って、「おはようございます」と言ってしまうと、相手方は昼間や夜の場合もあります。また「今日は寒いですねと」とあいさつすると、インドの方から「今日はとても蒸し暑いです」という返事がきます。

しかし、イスラエルで用いられている「シャローム(平和・平安)」はとても便利です。どんな時間帯でもシャロームというあいさつが使えます。朝、昼、夜、「シャローム」で大丈夫です。主イエスが復活した後、最初に弟子たちに会われたとき、「シャローム」という言葉を発しておられます(ヨハネ福音書20:19)。

大変興味深いことですが、アラブ人もあいさつに「サラーム(平和・平安)」を用いています。「アッサラーム・アライクム(あなたがたに平和がありますように)」と時間帯に関係なく使われています。中東だけでなく、東南アジアのイスラム圏でも用いられています。

古代イスラエルでは、聖書の原語であるヘブル語が日常語として用いられていました。イエス様の時代には、ヘブル語の方言であるアラム語が使われていました。アラム語の分かる人は、もちろんヘブル語も理解できていました。アラム語はイスラエルだけでなく、アッシリアやバビロニアにも普及していました。アラム語からアラビア語が生まれたといわれています。

西暦70年に、ユダヤ人はローマ帝国によって国を滅ぼされ、世界中に離散し、以来1900年間、行く先々で迫害を受けてきました。その間に土地と国、ヘブル語を失い、中には信仰を失った人もいたのです。

日本に古代ユダヤ人が渡来人として来ていたなどというと、トンデモナイ説ということで非難される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、日本の歴史にユダヤ人渡来説を当てはめると見事に符合し、謎が解けていくのです。私の見解では、イスラエルから日本への大きな流れは歴史上3度起こっていると思います。1度目は北王国イスラエルの崩壊後、2度目は南王国ユダの崩壊後、3度目はローマ帝国によるエルサレム陥落の時です。しかもルートは多岐にわたっています。いわゆるシルクロードから朝鮮半島を経由するルート、福建省から台湾、沖縄を経由するルート、アラビア海、インド洋、フィリピン、台湾、沖縄と海沿いのルート、ロシア北部、千島列島、北海道を経由するルートです。実はこの北のルートが日本への一番乗りといわれます。

あえて個人的な見解を書かせていただきますが、神武天皇は北王国イスラエル王朝の系統だと思います。だから日本の歴代天皇はユダヤ系渡来人を寛大に受け入れ、苗字と土地、社会的地位を与えてきたのではないでしょうか。日本の神道をつくり、体制化したのも、仏教を日本化したのもユダヤ系渡来人と考えると、日本の神話の中に旧約聖書に通じる話があるのも納得がいきます。また神社の構造がユダヤの神殿と共通性があるのも理解できます。全国津々浦々の神社仏閣の建造にも渡来人が関与しています。

千葉の古墳から発掘された埴輪の中に、馬に乗った人物があり、角髪(みずら)を付けていたことで、ユダヤ人ではないかと国史学者が注目しています。縄文時代や弥生時代には日本に馬が存在していなかったので、恐らく古墳時代にユダヤ人が持ち込んだのだろうという見解になっています。

日本の生活習慣にもユダヤの影響が見られます。例えば、古代日本では太陽が沈むと一日が終わり、次の日になりました。夕方6時ごろが日付変更になっていました。年末は午後6時に大みそかの除夜の鐘が響き、夕食時には新年のお節を頂いていたのです。平安時代までこの習慣があったようです。

日本語の中にはアラム語由来のものが、3千語とも5千語ともいわれます。流浪のユダヤ人の間でヘブル語が失われていたとき、東の果ての島国で残されていたとは奇遇です。失われた言語ヘブル語は、1881年にイスラエルの地に移住したエリエゼル・ベンの努力により奇跡の復活を遂げ、1948年独立の年に公用語になります。

イスラエルの民が国を失い、流浪しているときに、神がその民の一部を東の果ての平和な日本にかくまっておられたのであれば、この日本の国にも大きな使命が委ねられていると思います。神の義を唱え、世界に向かって「シャローム」と発信していかなければならないのではないでしょうか。

さあ、あなたは神と和らぎ、平和を得よ。そうすればあなたに幸いが来よう。神の御口からおしえを受け、そのみことばを心にとどめよ。(ヨブ22:21、22)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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