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わが祖国の誇り 穂森幸一

2024年1月25日09時22分 コラムニスト : 穂森幸一
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あなたが真実と公義と正義とによって「主は生きておられる」と誓うなら、国々は主によって互いに祝福し合い、主によって誇り合う。(エレミヤ書4:2)

私は小学生の頃、本の虫になっていました。時間があれば、図書館にこもり、ひたすら読書をしていました。図書館の本を全部読んだのではないかと周りから言われるほど、図書館に通っていました。

教師が社会科の授業で「日本は戦争をした悪い国だ。アジアの近隣諸国に迷惑をかけた。戦前の歴史が間違っていた」などという話をすると、日本史を学ぶ気が起こらず、授業も楽しくありませんでした。図書館では西洋の歴史に関心を持ち、米国を舞台にした小説に胸を躍らせました。

トムソーヤの冒険などは何度も読み、いつかミシシッピ川でいかだ下りに挑戦したいと空想の世界で夢を膨らませていました。作家の中ではマーク・トウェインが好きでしたので、大人になったら執筆した場所に行ってみたいなあと夢を描いていました。

小学生の時の授業のせいか分かりませんが、中学生になっても早く日本の国を出たいと思っていました。中学生の私には、どうしたら外国に行けるのか見当もつきませんでしたので、コミュニケーションに困らないように英語だけは勉強して行こうと思って、ラジオの英語講座にかじりついていました。

外国航路の無線通信士になったら外国に行けるのではないかと思って、中学3年の時に、無線通信を学ぶ学校にチャレンジしましたが、受験に失敗しました。外国に行く夢が破れたと思って、失意の中、高校の普通科に進学しました。心には空しさが残っていたため、教会に通い、洗礼を受け、聖書を学ぶうちに、聖書学院で学ぶように導かれていきました。

小学生の頃から外国に憧れる毎日だったのに、海外に行くことができたのは28歳になってからでした。最初の海外は教会主催のイスラエル・ヨルダン聖地旅行でした。夜も眠れないくらい興奮し、ハイテンションでしたので、同行の方々にはご迷惑をかけたかもしれないと反省しています。

ナザレの町に行ったとき、街の電気屋さんが、看板にヘブル語、アラビア語、英語で日本のメーカー名を大きく書いていたのに驚きました。エリコのカフェで出会ったアラブの青年が「日本のテクノロジーはすごい」と褒めてくれたのが心に残りました。アンマンの町で出会ったビジネスマンは「日本の国の憲法はすごいです。一夫一婦制を憲法で定めているので、無理して2人以上の奥さんを持たなくていいから、助かるね」と思いがけないところを指摘してきました。

聖地旅行に行ってから2年後に、米国に行く機会が与えられました。米国に行き、日米戦争で戦った元米兵に会う機会がありました。私は旧日本兵の蛮行を謝るつもりでしたが、「国家に徴兵されてやむを得ない状況でした。個人を恨むつもりはありません。日本人は勇敢で勤勉です」と言われました。

ホームパーティーなどで出会った方々は、日本の文化や歴史について尋ねてこられましたが、私はまともに答えることができませんでした。「日本の神話の中に出てくるイザナミ、イザナギは、アダムとイブみたいなものですか」と聞いてくる人もいました。米国の高校の教科書に日本の神話が載っているというので、驚いてしまいました。米国の建国の歴史は短いけれど、日本には長い歴史があってうらやましいと言う人もいました。

帰国してから改めて日本史を学びました。1万年続いた縄文時代、世界最古の縄文文化、世界最古の王朝が日本にはあります。古代ユダヤの痕跡が日本の言語、文化、習慣に残されています。日本はキリスト教と関係のない国と思われていましたが、古代ユダヤ教や原始キリスト教も伝わっていて、神道や仏教に影響を与えています。古事記を編さんした人は明らかに聖書の知識を持っていたのではないかと推測されます。

日本精神の根源を知ろうとしても、主な書籍はGHQによって発禁処分となり、焚書指定されています。日本の強さの秘密が日本精神と皇室にあったのではないかと思われ、もう二度と戦争を起こすことがないように徹底的に封印されたみたいです。

最近は、日本の文化や精神に興味を持つ外国人が増えているようです。武士道精神に影響を受けたと言う海外の政治家や映画監督もいます。戦争はどんなことがあっても避けなればいけません。しかし、世界の平和運動でリーダーシップを発揮していくためには、日本の歴史を学び、その精神の真髄を受け継ぐことが必要なのではないでしょうか。

日本の歴史を学び、各地の歴史的遺物を訪ねるうちに、先人たちの偉業が分かり、このような国に生かされていることに感謝の思いがあふれます。イザヤ書40:3に「主の道を整えよ。荒地で、私たちの神のために、大路を平らにせよ」とありますが、歴史の中で先人たちが既に道を整えています。今を生きる私たちがキリストの福音を伝えることで、世界は動き始めるのではないかと思います。

いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。そうすれば、私は、自分の努力したことがむだではなく、苦労したこともむだでなかったことを、キリストの日に誇ることができます。(ピリピ2:16)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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