Skip to main content
2025年6月16日16時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

勇者の決断 穂森幸一

2023年11月16日06時04分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

主をほめたたえよ。御使いたちよ。みことばの声に聞き従い、みことばを行う力ある勇士たちよ。(詩篇103:20)

今日もイスラエルと中東問題のことがマスコミを賑わせていますが、古代からイスラエルは周辺国との紛争に悩まされてきました。ダビデ王の時代にも、紛争が尽きることはなく、いつもどこかの地域で戦いが行われていました。

神様があまりにもイスラエルを祝福されたので、そのことをねたみ、周辺の国々が攻めてきていたのだともいわれます。イスラエルは、神様から与えられた約束の国を守るために、命懸けで戦ってきました。

イスラエルの兵士はいつの時代も勇壮で、負け知らずといわれています。唯一の欠点は、律法の規定に厳格に従わなければならないことでした。安息日に働いてはならないという規定があるために、剣を置かなければなりませんでした。安息日に敵が攻めてくると、無抵抗で殺されていました。平日は強すぎるので近寄れず、わざわざ安息日を選んで攻めてくるようになりました。

あまりにも犠牲が大きくなり、むざむざ殺されるのもおかしいということになり、話し合いを行うことになりました。どんな時にも律法は守らなければならないが、愛の神は、自分たちが滅びることを望んでおられないはずだという結論になりました。そして、生死にかかわる場合には、律法を超越してもよいということを勇者たちは決めたのです。それからは、たとえ安息日であっても、剣を持って敵に立ち向かっていったのです。

日本の憲法では、戦争放棄がうたわれています。そのことはいいのですが、自衛のための軍隊を持つことも許されていません。自衛隊はありますが、軍隊ではないために、直接的な軍事行動はとれません。あくまでも現行法の中で運用という形で、有事の際には行動できるようになっています。しかし、法律の整備が十分ではないために思うように動くことができないのが現状です。

外国の地で紛争が起きたとき、邦人救出のために自衛隊の飛行機は飛ばせるようになりました。しかし、邦人のいる現場に向かい、救出することは、法律が整備されていないため、できないそうです。ただひたすら空港で待っていないといけないというのです。

私は、自衛隊のパトリオット部隊に所属している方の結婚式の司式をしたことがあります。その方が言うには、平時にはパトリオットミサイルの操作は法律上できないそうです。ボタンに触れずに、スイッチオン、発射と言ってから、ズドンと口で叫ぶのが練習だと言っていました。それでは、実際の感覚とか、衝撃を感じることができませんので、必要があれば渡米して演習するそうです。

これは元自衛隊の幹部だった人に聞いた話ですが、海上自衛隊と米国の海軍が共同訓練をするというニュースをテレビで見ることがあります。そろって米国の空母、軍艦、自衛隊のイージス艦、駆逐艦、補給艦が港を出ていく様子が写し出されています。しかし、どんな訓練をするかは、ほとんどテレビに出てきません。

公海上に行くと、日本の法律が適用されませんので、自衛隊員だけで米国の空母を操作し、自衛隊機が発艦や着艦の訓練をするのだそうです。有事の際には、空母をレンタルする取り決めができていると聞きました。

いざ有事になっても国会では議論が繰り返されるばかりで、法律の後押しは進まないかもしれないと心配している人もいます。ある幹部は、同胞が危険にさらされ、命に関わるような事態になったら、たとえ法律違反になっても国民の命を守りますと宣言しています。いざとなったら、自分自身は法の裁きを受けても構わないという覚悟で任務に就いていますということでした。サムライの精神を持っていると感じるのは私だけでしょうか。

議論を繰り返しても少しも具体的な行動に移せないのは、防衛の問題だけではないようです。鹿児島の県立体育館は老朽化のため、床に傾斜があり、使用するのが難しくなっていて、新しく建てる話が10年以上前から出ています。どこに新しい体育館をつくるか、話がまとまりませんでした。

国体が開催されるまでにはつくろうという掛け声があったはずですが、今年の国体に間に合いませんでした。それどころか、どこにつくるのかいまだに結論が出ていないのです。このような状態で、いざ有事になっても物事は進まないのではないかと不安でなりません。本当に、わが国にはリーダーシップを持った勇者はいないのかと嘆きたくなります。

日本のかたちをつくろうとしていたのは、飛鳥・天平時代です。日本の文化の中心を京都に築こうとしていたのが平安・室町時代です。また、海外との交易により経済を活性化し、西洋文明を取り入れようとした安土桃山時代、日本文化と独特の芸術を深めた江戸時代がありました。

文明開化の明治時代までの歴史を見れば、躍動感があり、確かなリーダーシップを見ることができます。目先の利益を追い求めて右往左往し、日々の生活のことしか考えられないというのではなく、時代を俯瞰(ふかん)していくためには聖書の預言書を学ぶことが必要ではないでしょうか。

戦争やテロリズムの影におびえ、不安におののく今日、求められているのは真のリーダーシップを持つ信仰の勇者ではないでしょうか。

彼らは、信仰によって、国々を征服し、正しいことを行い、約束のものを得、獅子の口をふさぎ、火の勢いを消し、剣の刃をのがれ、弱い者なのに強くされ、戦いの勇士となり、他国の陣営を陥れました。(ヘブル11:33、34)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 真理による覚醒 穂森幸一

  • 真実の証明 穂森幸一

  • 言葉の壁を越えて 穂森幸一

  • 空耳の奇跡 穂森幸一

  • 負債免除の特典 穂森幸一

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.