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勇者の決断 穂森幸一

2023年11月16日06時04分 コラムニスト : 穂森幸一
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主をほめたたえよ。御使いたちよ。みことばの声に聞き従い、みことばを行う力ある勇士たちよ。(詩篇103:20)

今日もイスラエルと中東問題のことがマスコミを賑わせていますが、古代からイスラエルは周辺国との紛争に悩まされてきました。ダビデ王の時代にも、紛争が尽きることはなく、いつもどこかの地域で戦いが行われていました。

神様があまりにもイスラエルを祝福されたので、そのことをねたみ、周辺の国々が攻めてきていたのだともいわれます。イスラエルは、神様から与えられた約束の国を守るために、命懸けで戦ってきました。

イスラエルの兵士はいつの時代も勇壮で、負け知らずといわれています。唯一の欠点は、律法の規定に厳格に従わなければならないことでした。安息日に働いてはならないという規定があるために、剣を置かなければなりませんでした。安息日に敵が攻めてくると、無抵抗で殺されていました。平日は強すぎるので近寄れず、わざわざ安息日を選んで攻めてくるようになりました。

あまりにも犠牲が大きくなり、むざむざ殺されるのもおかしいということになり、話し合いを行うことになりました。どんな時にも律法は守らなければならないが、愛の神は、自分たちが滅びることを望んでおられないはずだという結論になりました。そして、生死にかかわる場合には、律法を超越してもよいということを勇者たちは決めたのです。それからは、たとえ安息日であっても、剣を持って敵に立ち向かっていったのです。

日本の憲法では、戦争放棄がうたわれています。そのことはいいのですが、自衛のための軍隊を持つことも許されていません。自衛隊はありますが、軍隊ではないために、直接的な軍事行動はとれません。あくまでも現行法の中で運用という形で、有事の際には行動できるようになっています。しかし、法律の整備が十分ではないために思うように動くことができないのが現状です。

外国の地で紛争が起きたとき、邦人救出のために自衛隊の飛行機は飛ばせるようになりました。しかし、邦人のいる現場に向かい、救出することは、法律が整備されていないため、できないそうです。ただひたすら空港で待っていないといけないというのです。

私は、自衛隊のパトリオット部隊に所属している方の結婚式の司式をしたことがあります。その方が言うには、平時にはパトリオットミサイルの操作は法律上できないそうです。ボタンに触れずに、スイッチオン、発射と言ってから、ズドンと口で叫ぶのが練習だと言っていました。それでは、実際の感覚とか、衝撃を感じることができませんので、必要があれば渡米して演習するそうです。

これは元自衛隊の幹部だった人に聞いた話ですが、海上自衛隊と米国の海軍が共同訓練をするというニュースをテレビで見ることがあります。そろって米国の空母、軍艦、自衛隊のイージス艦、駆逐艦、補給艦が港を出ていく様子が写し出されています。しかし、どんな訓練をするかは、ほとんどテレビに出てきません。

公海上に行くと、日本の法律が適用されませんので、自衛隊員だけで米国の空母を操作し、自衛隊機が発艦や着艦の訓練をするのだそうです。有事の際には、空母をレンタルする取り決めができていると聞きました。

いざ有事になっても国会では議論が繰り返されるばかりで、法律の後押しは進まないかもしれないと心配している人もいます。ある幹部は、同胞が危険にさらされ、命に関わるような事態になったら、たとえ法律違反になっても国民の命を守りますと宣言しています。いざとなったら、自分自身は法の裁きを受けても構わないという覚悟で任務に就いていますということでした。サムライの精神を持っていると感じるのは私だけでしょうか。

議論を繰り返しても少しも具体的な行動に移せないのは、防衛の問題だけではないようです。鹿児島の県立体育館は老朽化のため、床に傾斜があり、使用するのが難しくなっていて、新しく建てる話が10年以上前から出ています。どこに新しい体育館をつくるか、話がまとまりませんでした。

国体が開催されるまでにはつくろうという掛け声があったはずですが、今年の国体に間に合いませんでした。それどころか、どこにつくるのかいまだに結論が出ていないのです。このような状態で、いざ有事になっても物事は進まないのではないかと不安でなりません。本当に、わが国にはリーダーシップを持った勇者はいないのかと嘆きたくなります。

日本のかたちをつくろうとしていたのは、飛鳥・天平時代です。日本の文化の中心を京都に築こうとしていたのが平安・室町時代です。また、海外との交易により経済を活性化し、西洋文明を取り入れようとした安土桃山時代、日本文化と独特の芸術を深めた江戸時代がありました。

文明開化の明治時代までの歴史を見れば、躍動感があり、確かなリーダーシップを見ることができます。目先の利益を追い求めて右往左往し、日々の生活のことしか考えられないというのではなく、時代を俯瞰(ふかん)していくためには聖書の預言書を学ぶことが必要ではないでしょうか。

戦争やテロリズムの影におびえ、不安におののく今日、求められているのは真のリーダーシップを持つ信仰の勇者ではないでしょうか。

彼らは、信仰によって、国々を征服し、正しいことを行い、約束のものを得、獅子の口をふさぎ、火の勢いを消し、剣の刃をのがれ、弱い者なのに強くされ、戦いの勇士となり、他国の陣営を陥れました。(ヘブル11:33、34)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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