Skip to main content
2025年7月12日10時33分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
  3. 全般

中絶や余剰胚の問題知って 東京で「いのちの行進」

2023年7月25日10時04分
  • ツイート
印刷
関連タグ:マーチフォーライフロー対ウェイド中絶プロライフ辻岡健象
中絶や余剰胚の問題知って 東京で「いのちの行進」+
銀座中央通りを行進する参加者たち=16日、東京都中央区で

中絶や余剰胚の問題への理解と「いのちの尊さ」を呼びかけて行進する「マーチフォーいのち(いのちの行進)」が16日、日比谷公園(東京都千代田区)を出発点に行われた。クリスチャンを中心に約150人が参加し、銀座の目抜き通りを「いのちだいじに」「中絶やめよう」などと書かれた横断幕やプラカードを持って練り歩いた。

海外では「マーチフォーライフ」と呼ばれるこの運動は、米連邦最高裁が1973年、中絶を憲法上の権利とした「ロー対ウェイド」判決を出したことを受け、翌74年から米首都ワシントンで始まった。毎年、判決が出された1日22日に合わせ、中絶反対を訴える大規模集会や行進が行われてきた。

日本では2014年から毎年この時期に開催され、今年で10回目を迎えた。昨年までは「マーチフォーライフ」の名称で行われてきたが、「(女性の)選ぶ権利」と「(胎児の)生きる権利」との対立ではなく、「いのち」という言葉の響きに日本人が抱く生命への畏敬の念を世界に発信しようと、今年から「マーチフォーいのち」に改称した。

行進の前に日比谷図書文化館で開かれた集会では、日本におけるプロライフ運動の草分け的存在で、昨年12月に召天した「小さないのちを守る会」前代表の辻岡健象牧師を追悼するときを持った。毎年笑顔で行進に参加する姿などをスライドで振り返りながら、辻岡牧師が作詞した賛美歌「小さないのち」を参加者全員で合唱。同会代表の國分広士牧師があいさつし、感謝の意を伝えた。

米国に本部を置く国際プロライフ団体「ヒューマン・ライフ・インターナショナル」のアジア地区担当ディレクターを務めるリガヤ・アコスタ氏は、日本政府が少子化対策に力を入れる一方で、4月に承認された経口中絶薬や6月に施行されたLGBT理解増進法は「どちらも子どもが生まれなくなるためのもの」と指摘。日本で毎年多くの胎児が中絶により命を落としている現状に深い懸念を示した。

中絶や余剰胚の問題知って 東京で「いのちの行進」
ゲストスピーカーとして講演するリガヤ・アコスタ氏

自身も貧しい家庭の出身で、11人きょうだいの9人目として生まれたことに触れつつ、「もし私の両親が、9番目に授かった子を中絶していたら、私が今ここで皆さんとお会いできることはありませんでした。考えたことはあるでしょうか。イエスの母マリヤがもしイエスを中絶していたら、私たちの救い主は誕生しませんでした」と語った。

同時に、中絶を決めた女性たちを一方的に責めることはできないとも指摘。中絶が、胎内の「生きた人」である赤ちゃんを殺してしまう行為であることを十分認識できていなかった可能性に触れつつ、「中絶産業は、中絶を衛生的なものとして見せかけることに成功しています。中絶を美化し、赤ちゃんの死については全く話さないのです」と語った。

さらに、「本当に恐ろしいのは、中絶産業が赤ちゃんの死によって非常にお金もうけをしていることです。中絶された赤ちゃんの体の組織や細胞を、ワクチン開発などのために売り、お金にしているのです」と話した。

体外受精などの生殖補助医療で生じる余剰胚の問題についても同様だとし、「人の受精卵がまるで実験用のマウスであるかのように扱われています」と指摘。「人のいのちは、神様からの最も尊い贈り物です。まだお母さんのお腹の中にいる子どもにも、人種や宗教、健康か不健康か、その他いろいろな特徴にかかわらず、人であるというだけで、本質的で絶対的な価値があるのです」と話した。

日本のプロライフ運動を研究する麗澤大学国際学部准教授のジェイソン・モーガン氏は、米国では昨年「ロー対ウェイド」判決が覆ったものの、約半世紀にわたって同判決が米国社会に与えた悪影響は大きいと指摘。伝統的に「お母さん」と「いのち」を大切にしてきた日本の文化は「全世界のプロライフの将来かもしれない」と語り、「日本の文化をもっと世界に知ってもらいたい」と話した。

実行委員会代表でカトリック信徒の池田正昭さんは、「日本のプロライフ運動は、世界的なプロライフ運動のうねりに大きな影響を受けて始まりましたが、10年目を迎えたこれからは、いのちを大切にする豊かな感性を持っている日本の文化を、世界に発信する運動にしていければ」と話した。

関連タグ:マーチフォーライフロー対ウェイド中絶プロライフ辻岡健象
  • ツイート

関連記事

  • 辻岡健象牧師死去、「小さないのちを守る会」前代表

  • 中絶を選択しない「いのちの文化」を マーチフォーライフ2022

  • 生まれる前から子どもを守ろう、SDGsに18番目の目標を 東京でデモ

  • 胎児の生命保護も国連の「持続可能な開発目標」に 東京でデモ行進

  • 海の日を「産み」の日に 中絶やめよう、300人がデモ行進

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二

  • 見捨てない神 穂森幸一

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(226)葬儀文化を受け継ぎ、教会がエンディングを支える時代が来る 広田信也

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 第一のことを第一にする人生の祝福 菅野直基

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(7)共同体の重視 臼田宣弘

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.