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自信を持つ 佐々木満男

2023年3月20日19時30分 コラムニスト : 佐々木満男
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1. 日本人の自己肯定感

日本の中高生の自己肯定感(自尊心、自信)は世界でも最低レベルといわれている。「私は価値がある人間だと思う」に「はい」と回答した人の割合が、米国57%、中国42%、韓国20%、日本8%であった。(日本青年研究所:2011年の調査)

戦前は軍事大国、戦後は経済大国で、それなりに自信があった日本人は、日本が経済的に落ち込んでいく中で大きく自信を失いつつある。日本人だけの小さな世界で生きる場合はともかく、グローバルな環境で生きる場合には、自信喪失は非常に大きな弱点である。これは日本の弱腰の外交姿勢にもよく表れている。

要するに、自己肯定感の高い外国人に対して、自己肯定感の低い日本人は対等に対抗できないのである。これは自分よりも相手を尊重するという日本の文化や、自分の意見をはっきり言わないことが美徳であるという日本人の価値観の問題でもある。戦後、占領国により徹底的に植え付けられた「日本人の自虐史観」が、それによって愛国心を失った日本人の自己肯定感をさらに低くしている。

「もし戦争が起こったら国のために戦うか」という設問に対して日本人が「はい」と答えた率は、世界79カ国の中で最低の13・2%であった(世界価値観調査:2017~18年)。核保有国である中国、北朝鮮、ロシアが日本を侵略しようとしている現在、これに対抗して戦おうとする勇気を持つ国民が極めて少ないことは、まさに日本は存亡の危機にある。その根底的な原因は、日本人の自己肯定感の低さにあると思う。

自己肯定感の低下は、問題に適切に対応する力を弱める。また、弱気になることから、うつ病などの心の病の原因にもなる。

2. 聖書の自己肯定感

それでは、どうしたら自己肯定感を高めることができるのだろうか。自分の得意分野を生かすとか、「私はできる」と自分に言い聞かせるとか、心理学的な手法はいろいろあるが、いずれも他人よりもどう秀でるかという相対的な自信の持ち方でしかない。

私は自分でも嫌になるほど自己肯定感が低かった。劣等感が強かったが故に、逆にそれを克服しようと頑張って勉強し、東大卒業後は弁護士になった。しかし、そのような外側の自信で内面的な劣等意識が解消されたわけではない。実社会では、いざとなったら学歴や資格など全く役に立たないことも数多く体験した。

幸いなことに、聖書を学び、万物の創造主を信じるようになり、自然に自己肯定感が高くなった。聖書には、他人との比較ではなく、自分に対する絶対的な自信の持ち方が書かれている。

何よりも、「私は全能の父なる神により永遠に愛されている」という自信である。永遠の命が与えられ、死ぬことも怖くない。キリストを信じて「神の子」とされたという、とてつもない恵み。とりわけ、キリストが私のうちに住まわれ、一緒に生活し、私をいつも助け導いてくださっていることは、絶対的な揺るぎない自信をもたらしてくれる。神の子は、世の光であり、地の塩である。世に勝つ者である。しかも圧倒的な勝利者となることができる。

自己肯定感が高まれば、自慢したり、高慢になる必要もない。ことさらに自分を卑下することもない。誘惑に陥ったり、脅しにひるむこともない。正々堂々と自分の考えを主張し、勇気と愛をもってこれを実践できるようになる。

「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」(イザヤ43:4)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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