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メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会

2022年8月9日22時58分
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関連タグ:メタバースライフチャーチ
メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会+
ライフチャーチの仮想現実(VR)教会のロビー(写真:クリスチャンポスト / レオナルド・ブレア)

SNS大手の米フェイスブック社が社名を「メタ」に変更するなどして、世間の注目を集める「メタバース」。メタバースは、インターネット上の3D仮想空間だ。利用者は仮想現実(VR)端末などを使って参加し、買い物やゲームなどを楽しめる。そして、そこには「教会」も存在する。

私(レオナルド・ブレア=米クリスチャンポスト記者)は、メタ社(旧フェイスブック社)製のVR用ヘッドセット「メタクエスト2」を購入し、自分の姿に限りなく近いアバター(仮想空間で自分の分身となるキャラクター)を作成。そして、最高のVR服を着て、メタバースにある幾つかのVR教会を訪れた。やり方は非常に簡単で、まるでネットフリックスで観たい映画を選ぶようだった。

礼拝に参加した3つのVR教会

その中からここでは、信仰に関する交流を持てたり、有意義な時間を過ごせたりした3つの教会――ライフチャーチ、レイクランド・コミュニティー教会、フェイスチャーチ(いずれも英語)――の体験を紹介したい。

私は今回、米マイクロソフト社のソーシャルVRプラットフォーム「アルトスペースVR」(英語)で、すべてのVR教会にアクセスした。当初は「VRチャット」(英語)という別のオンラインVRプラットフォームでアクセスする予定だったが、作成したアバターを受け入れてもらうのに手間取ってしまい、断念した。アルトスペースVRは、マイクロソフトのアカウントを使い、非常にスムーズに使い始めることができた。

私が長く過ごした3つのVR教会の中で、最も多くの人が集まっていたのは、クレイグ・グロッシェル牧師が牧会するライフチャーチのVR教会だった。私がVR教会に入ると、ロビーではすでに数人が話をしていた。

すぐに礼拝堂へ足を運ぶと、10人ほどの人が映画館のようなスクリーンに映し出される説教のライブ配信を聞いていた。しばらく様子を見た後、バーチャル写真を撮って自分の席に着いた。他のアバターたちは、礼拝堂に出たり入ったりしていた。

メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会
ライフチャーチのVR教会の礼拝堂(写真:同上)

やがてグレッシェル牧師は、ゲストのハーバート・クーパー牧師(ピープルズチャーチ、英語)を紹介した。クーパー牧師の説教は事前収録されたもので、「神から見捨てられたと感じるとき」(英語)という内容だった。

私の後ろの列には、金髪のアバターの女性が座っており、彼女はクーパー牧師の説教を聞いて、時々「アーメン」と言っていた。私は同意を表すときや、牧師が会衆に祈るよう求めたとき、自分のVRの手を上げたりした。礼拝が終わると、ライフチャーチのVR教会を担当しているスティーブン・ロバーツ牧師が自己紹介をし、何人かと個別に話をした。私も簡単に話をし、ロバーツ牧師は私に翌週また来るようにと誘ってくれた。

VR教会を去る前に建物の中を少し歩いてみたが、教会のバーチャル活動を拡大するためか、たくさんの部屋やスペースが設置されていた。

レイクランド・コミュニティー教会のVR教会では、入るとすぐにキムさんというスタッフが迎えてくれ、どこに行けばいいのか、何に気を付ければよいのかなどを教えてくれた。建物のバーチャルの壁にはたくさんのチラシが貼ってあり、礼拝堂に出入りする際には素敵な滝が見えた。スチュアート・マクファーソン牧師が担当するこのVR教会は「ウォーターフロント」と名付けられており、考え抜かれた作りになっているようだった。

メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会
レイクランド・コミュニティー教会のVR教会の礼拝堂(写真:同上)

礼拝堂に入ると、ライブ配信されたジョッシュ・アムステュツ主任牧師の説教がスクリーンに映し出されていた。礼拝堂には一時、私一人だけという状況もあった。ライブ配信の音量が大きいため、礼拝堂の中にいなくても説教を聞くことができたので、私は説教を聞くよりもVR教会内を探索することに時間を費やした。

ミズーリ州に拠点を置くフェイスチャーチのVR教会には、日曜日の夕方に訪れたが、ライフチャーチやレイクランド・コミュニティー教会のVR教会ほど創造的という訳ではなかった。一般的なアルトスペースVRの礼拝堂に、少し手を加えただけという印象だった。礼拝では、ゲストのオベド・マルティネス牧師(デスティニーチャーチ、英語)が、「あなたの現状はあなたの結末ではない」(英語)と題して説教をした。説教が終わるまで、数人が出たり入ったりしていた。何かが起こるかと思いつつそこで過ごしたが、目を見張るようなことは何も起こらなかった。

メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会
フェイスチャーチのVR教会の礼拝で説教し祈りをささげるオベド・マルティネス牧師(中央)(写真:同上)

ほとんどの場合、ひとたびVRという壁さえ越えれば、メタバースの教会はすべてが身近に感じられた。あからさまに、あるいはそれほどあからさまではなくても、惜しみなく献金するようにとの勧めがあり、また、幾つかのスモールグループに参加するようにとの誘いがあった。そして、説教があった。

VR教会の礼拝に参加して感じたこと

メタバースでは、教会に来てしばらく辺りを見て回り、何も魅力的なものが見つからないと、人々はほどなくして帰ってしまうことに私は気付いた。現実の教会では、社会的な圧力のために、面白くないと思った礼拝を後にすることはそう簡単ではないだろう。しかしメタバースでは、あなたはアバターであり、プロフィールには必ずしも実名が反映されているわけではない。だから、このような社会的圧力はほとんど存在しない。

また、数回クリックすれば、もっと有益な教会体験ができるかもしれないという意識も、メタバースの教会への出席が一過性のものになることを後押ししている。あなたがしなければならないことは、ライブ配信の礼拝メニューに戻って、その日最も興味深いと思うサービスを選択することだけだ。そこにコミュニティーを見いだすことができれば、おそらくメッセージがイマイチでも通い続けることになるだろう。

3年ほど前からVRチャットでキリスト教の交わりをリードしている病院チャプレンのビル・ウィレンブロック牧師は、メタバース・チャーチ・サミット(英語)の発表で、彼がメタバースで宣教してきた人々は、特に若い成人男性が多かったと述べている。

私がVR教会で観察した限られた聴衆の大多数も男性だったが、私には、ウィレンブロック牧師が言及したような人々が、メタバースでもこれまでと同じスタイルの伝統的な教会と関わることに興味を持つことはないだろうと思えた。なぜなら、ますます多元化する文化の中で抱く神についての多くの疑問は、それだけでは依然として解決できないと思うからだ。

米キリスト教団体「プローブ・ミニストリー」が行った2020年の調査(英語)では、洗礼を受けたクリスチャンの約70パーセントが、イエス・キリストが神への唯一の道であるという聖書の立場に同意していないことが明らかになった。

この調査は、宗教的信念と文化的行動に対する態度について調べたもので、あらゆる宗教の18歳から55歳までの米国人3106人を対象に行われ、うち洗礼を受けたクリスチャンは717人だった。

調査では、洗礼を受けたクリスチャンが自分の信仰を他人に伝えない理由として、多元主義の受容を挙げていることが明らかになった。「なぜ自分の信仰を他人に伝えないのか」という質問に対する上位3つの回答は、「自分と異なる信仰でも天国に行けるから」「自分の考えを他人に押し付けるべきではないから」「聖書には他人を裁いてはいけないと書いてあるから」だった。

メタバースで与えられた思わぬ証しの機会

私はVR教会の礼拝に参加する前日、メタバースで行われていた信仰に関する一般のフォーラムで、さまざまな信仰を持つ人々がオープンな議論を交わしていることを知った。

私はそこで偶然、キリスト教徒の男性と元キリスト教徒のイスラム教徒の女性が討論するのを、大勢の人々が聞いているグループに出くわした。私はすぐに、他の信仰に改宗した人や神を全く信じていない人など、多くの「元キリスト教徒」がその場にいることに気付いた。

やがて私は、さまざまな人から「なぜ信仰を表明し、イエスを信じているのか」という趣旨のあらゆる質問を受けることになった。私は、神との個人的な出会いがあり、それが聖書と一致しているから信じているのだと話した。また、自分の生きた体験が、聖書に書かれている霊的な原則が真実であることを示してくれたことについても説明した。

20代半ばから後半と思われる2人の男性は、長い間、神からの声を聞こうとしてきたが、返ってくるのは沈黙だけだったと語った。

あるイスラム教徒の男性は、彼らに神が存在することを証明するために、論理を用いると言った。私はその話を聞き、彼が奮闘するのを待ったが、結局彼らを納得させることはできなかった。

私は彼らに、神は人間の論理を超えた存在だから、神の存在を論理で証明しようとは思わないと言った。私にできることは、神が私の人生でなさったことの証人となり、彼らが自ら神を探し求め、答えを見つけることを信じることだけだと伝えた。彼らは耳を傾けてくれたが、神が答えてくれないことにいら立っていると話した。

私は彼らに、求め続け、祈り続け、忍耐強くあるよう促した。また、私は彼らに聖霊のことを話した。ヨハネによる福音書から、ニコデモが夜中にイエスの元に来た話についても語った。彼らと交わした会話は堅苦しいものだったが、同時に尊敬の念に満ちており、人々が会話に出入りしながら、少なくとも2、3時間は続いた。

私の証しにもかかわらず、2人のうちの1人は、まだ神の存在を確信できないと言った。私は彼に大丈夫だと言い、一緒に祈ってもよいかと尋ねた。彼が「祈ってもよい」と答えたので、私は2分ほど祈った。

彼はまた、なぜ神は私に語りかけるように、彼には語りかけてくださらないのかと尋ねた。私は彼に、私たちの会話を通して神が自分に話しかけようとしていないなどと、どうして分かるのかと尋ね返した。彼は、神からの個人的な訪問を望んでいると述べた。私は彼に、人間の肉体は神の前に立って生きていることはできないと話した。

この2人は最後に、私に友達申請をした。私は、私が何を信じているのか、なぜ信じているのかについて、これほど多くの質問をされたのは久しぶりだと思いつつ、全面的に申し出を受け入れた。彼らがたとえまだ神の存在を確信できないとしても、私たちの会話を通じて、神が彼らとのつながりをつくられたことを私は知っている。なぜなら、彼らは聞き続けるための扉を開いたのだから。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:メタバースライフチャーチ
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