Skip to main content
2025年7月1日18時56分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
  3. 全般

第39回庭野平和賞にマイケル・ラプスレー氏、手紙爆弾で両手と右目失った聖公会司祭

2022年2月22日06時34分
  • ツイート
印刷
関連タグ:庭野平和賞マイケル・ラプスレー聖公会アパルトヘイト人種差別南アフリカ
第39回庭野平和賞にマイケル・ラプスレー氏、爆弾テロで両手と右目失った聖公会司祭+
第39回庭野平和賞の受賞が決まった南アフリカの聖公会司祭であるマイケル・ラプスレー氏 ©2021 Father Michael Lapsley, SSM

庭野平和財団(東京都新宿区)は21日、宗教協力を通じて世界平和の推進に顕著な功績を上げた人物や団体を表彰する第39回庭野平和賞を、南アフリカの聖公会司祭で『記憶の癒し』の著者であるマイケル・ラプスレー氏に贈ることを発表した。ラプスレー氏は、アパルトヘイト(人種隔離政策)をはじめとする南アフリカの社会的差別に正面から立ち向かい、解放運動を支援。世界を舞台に、さまざまな平和構築活動に尽力してきた。

1949年、ニュージーランド生まれ。71年に聖公会の聖使修士会に入会し、73年にオーストラリア聖公会の司祭として按手(あんしゅ)を受けた。同年、アパルトヘイトのさなかにあった南アフリカに派遣され、東部の都市ダーバンの大学チャプレンに就任。黒人に対する差別の実態と学生たちによる解放闘争を目の当たりにし、反アパルトヘイト運動に参加する。南アフリカから追放されるが、それを機に世界中を巡回しながら運動を支援する力を結集していった。

90年、手紙に仕掛けられた爆弾によって両手と右目を失い、重度のやけどを負ってしまう。しかし、犯人への憎悪や諦めの感情に支配されることなく、非暴力による平和構築には癒やしと和解が不可欠だと気付いたことで、「自由の戦士」「反体制活動家」から「治癒者」へと変容していった。

93年に「暴力と拷問の被害者のためのトラウマ治癒センター」チャプレンに就任。98年には、ケープタウンに「記憶の癒やし研究所」を設立した。以来、南アフリカのみならず世界各国で排外主義や難民への暴力に反対する地域フォーラム、受刑者を対象にしたワークショップ、青少年に対する人権教育などを実施。不正義と差別にさらされた人々に向けて「記憶の癒やし」ワークショップを開き、自らの体験を語り、傾聴を求めることができる分かち合いの場を提供してきた。また、人種差別は南アフリカ一国の問題ではないとし、米同時多発テロの遺族らと共に団体を設立するなど、国境を越えた非暴力によるテロ対策活動にも取り組んでいる。

第39回庭野平和賞にマイケル・ラプスレー氏、爆弾テロで両手と右目失った聖公会司祭
ケープタウンで行われた著書出版記念式典でデズモンド・ツツ元大主教と話すラプスレー氏=2012年 ©Mark Wessels

庭野平和賞委員会のランジャナ・ムコパディヤーヤ委員長は贈呈に当たり、「ラプスレー司祭の霊性の源泉は、自らの周りで目撃した社会的不平等に起因する不正義、苦痛、苦難への洞察にある」と指摘。「その霊性は、聖書の理解に基づき、すべての人が正義を得られる社会の探求へと彼を導いた。それ故、彼の言葉は、キリスト教に基づきながらも普遍的であり、あらゆる宗教に通底する響きを持つ。対話と和解、そして正義の回復に向けたアプローチを基盤に、非暴力かつ諸宗教に通ずる平和構築の努力と癒やしの活動を続けることで、ラプスレー司祭は、南アフリカ国民のみならず世界中の多くの人々に癒やしを提供している」と功績をたたえた。

贈呈式は6月14日。ラプスレー氏には正賞の賞状のほか、副賞として顕彰メダルと賞金2千万円も贈られる。

関連タグ:庭野平和賞マイケル・ラプスレー聖公会アパルトヘイト人種差別南アフリカ
  • ツイート

関連記事

  • 手紙爆弾テロで傷つくも世界を癒やすマイケル・ラプスレー司祭、講演後の質疑応答で参加者と“共振”

  • マイケル・ラプスレー司祭が初来日、手紙爆弾テロで両手と片目の視力失いながらも世界の癒やし語る(動画あり)

  • 【書評】自由の闘士から世界の治癒者へ マイケル・ラプスレー著『記憶の癒し』

  • 庭野平和賞にレデラック氏、メノナイトの米大名誉教授 紛争地域の平和構築に尽力

  • 第35回庭野平和賞、レバノンの「アディアン財団」に キリスト教徒とイスラム教徒が創設

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(6)神の御手の内にある死という運命 臼田宣弘

  • 賢い時間の使い方「ゆっくり、今すぐに」 菅野直基

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(6月29日):北朝鮮 大胆な一歩、北朝鮮で執り行われた秘密の洗礼式(3)

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • ワールドミッションレポート(7月1日):スーダンのラフォファ族のために祈ろう

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.