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これは21世紀型の「路傍伝道」ツール? 今流行の Clubhouse を使ってみた(2)

2021年2月10日10時33分 執筆者 : 青木保憲
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関連タグ:クラブハウス路傍伝道
これは21世紀型「路傍伝道」のツール? 今流行の Clubhouse を使ってみた(2)+
最近日本に上陸し注目されている音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」。アプリのアイコンは2月8日のアップデートで、ギタリストの Bomani X さんから、シンガーソングライターの Axel Mansoor さんに変わった。

現在、爆発的にユーザーを伸ばしている音声専用SNS「Clubhouse(クラブハウス)」。これを伝道に活用するための幾つかの提案をしてみたい。まずは前回に続き、2番目の「趣味や好きなことを語り合える場としての Clubhouse」について話したい。

2. 趣味や好きなことを語り合える場としての Clubhouse(後編)

「やらされている感」のある伝道は、どこか不自然になってしまう。肩に力が入ってしまったり、言葉がつい説教口調になってしまったり・・・。いずれにせよ、教会側から何らかの形式、パターンを提示されたとしたら、それを伝道対象者となる相手に「提示」することが、伝道活動の現状となっている場合が多い。これは経営学的には「プロダクトアウト」である。すでに出来上がった製品を、買い手に押し付けるようなものである。

しかしこの Clubhouse では、誰彼構わずに「福音というパッケージ」を押し付ける必要はない。なぜなら、自分が主宰するルームにやって来る人は、こちらの掲げるトピックスに少なくとも興味関心を持っているからである。つまり、こちらが「クリスチャン」であることを承知の上で、その部屋にやって来てくれるのだ。このアドバンテージは強い。

従来の「路傍伝道」を考えてもらいたい。道行く人に声を掛けては断られ、嫌な顔をされ、時には半ば暴力のような振る舞いをされてしまうこともある。それでも「鋼の心臓を持ってこの試練に耐え抜いた者が、神から勝利の冠を与えられるのだ!」と教えられたことは懐かしい。残念ながら私はそんなに強靭な精神の持ち主でも、純粋無垢な信仰者でもなかったし、今もそうではない。道行く人の中から、「キリスト教は嫌いじゃない」とか「教会に興味ある」と言う人をどうやったら見極めることができるか、と誰も取ってくれないトラクトを両手に冬の寒空を見上げたこともあった。

しかし Clubhouse では、そんな必要はない。すでに「選抜」されているのだから。あとは楽しく彼らと交流すればいい。教会に関することであっても、一般の人々からも関心を持たれるトピックスを選び出せばいいのだ。例えば、ゴスペル音楽、映画、漫画、料理、スイーツなどである。クリスチャンと銘打って掲げた看板(トピックス)に、それでもやって来てくれる人たちは「見込み客」である。趣味や好きなことを語り合える場を通して、人々に自然と私たちのことを知ってもらうことができる。これは実際にやってみて、私が実感したことである。その代償が「3日連続の寝不足」だったとしても、それは大したことではない。

3. 武者修行の場としての Clubhouse

かつて、私が最も苦手だったのが「訪問伝道」である。どうしてわざわざ嫌われに行くのだろう、と思ってしまうのだ。牧師、伝道師、そしてクリスチャンはマゾか?そんな言葉すら頭に浮かんだことがある。

しかしこのSNSは、幸いなことに足跡が付かない。そしてルームに入るも出るも自由である。ということは、本当に相手の心をつかむ話ができるかに勝負がかかっている。入場無料、出入り自由だからこそ、真に面白く、興味深いプレゼン(話術といってもいい)を提供できるなら、逆にそこに集った人はルームに居続けることになるのだ。これはひとえにルーム主催者の力量にかかっている。

日本人クリスチャンはどうして伝道に前向きになれないのか。幾つか理由があるだろうが、その中で最も基本的にして当たり前の理由の一つが「実践訓練を積んでいない」というものがある。例えば、皆さんの教会では「伝道するために」ということで、未信者向けの聖書箇所を覚えたり、それをどんな順番で用いるかを列挙したりしたことはないだろうか。それは確かに大切なことである。しかし、その通り相手に提示して、果たして本当に教会に興味を持ったり、洗礼を受けたいという強い思いを抱いたりするようになるだろうか(なっただろうか)。

日本のクリスチャンの多くは、理論やら聖書の言葉やら、自らの中で「納得」することばかりに気が向いてしまう。肝心の未信者がどう思うか、どんな反応をするか、その辺りを考える余裕がない。時には、教えられたとおりに語り切ったということに満足して、相手の反応がどうであったかなどまったく意に介さない場合もある。

どうしてそうなるのか。それは未信者と向き合う機会の絶対数が少ないからである。Clubhouse にルームを開き、トピックスを掲げ、そしてそこにやって来た人(いつそこから出て行くか分からない人たち)に語り掛けることは、まさに究極の「路傍伝道」である。「被訪問伝道」といってもいい。ここで勝負するのだ。入室した人が、その部屋に5分滞在しているとしたら、それは主催者の話に興味を抱いているということであろう。そのまま10分居続けさせることができるか。15分ではどうか。はたまたマイクを向ける(スピーカーとして語り部に昇格させる機能がある)ことはできるか。これを毎日とはいわないまでも、1週間に数回行うなら、必ず私たちは伝道力をつけることができるはずだ。

残念なのは、このアプリは現在iOS(iPhone、iPad など)のみでしか利用できないことだ。Android に参入する日も近いといわれているが、もしそうなるなら、必ずこれらの使い方がさらに多くの人々に刺激を与えることであろう。

Clubhouse、まだ始まったばかりである。これが、Facebook や Twitter のようなメジャーなSNSへと成長するなら、さらに多くの活用方法が生まれてくるだろう。期待して今後を見守りたい。

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◇

青木保憲

青木保憲

(あおき・やすのり)

1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科修了(修士)、同志社大学大学院神学研究科修了(神学博士)。グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(明石書店、12年)、『読むだけでわかるキリスト教の歴史』(イーグレープ、21年)。

関連タグ:クラブハウス路傍伝道
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