Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会
  3. 教団・教会

涌谷保育園の元園長牧師、保護者説明会でパワハラ否定し陰謀論主張 現場には警察も

2020年12月26日00時46分 記者 : 井手北斗
  • ツイート
印刷
関連タグ:日本基督教団パワーハラスメント涌谷保育園
涌谷保育園の元園長牧師、保護者説明会でパワハラ否定し陰謀論主張 現場には警察も+
保護者全員を集めての説明会を求めるため、涌谷保育園の玄関前に集まった保護者ら=16日(写真:涌谷保育園保護者提供)

職員17人が元園長のパワーハラスメントを訴え一斉退職した涌谷(わくや)保育園(宮城県涌谷町)で、16日から保護者説明会が複数回に分けて開催されている。参加した保護者によると、説明会には、元園長で、園の母体である日本基督教団涌谷教会の元牧師、また園を運営する社会福祉法人涌谷みぎわ会の理事長でもある瀧澤雅洋氏が出席したが、パワハラを認めることはなく、職員の一斉退職は自身の社会的失墜を意図する一部町民による陰謀的な動きによるものだと主張したという。

園では11月末、瀧澤氏による5年にわたるパワハラに耐えかね、保育士ら職員17人が一斉退職した。多くの保育士が入れ替わり、子どもたちが生活環境の変化に過剰な反応を示していることなどから、保護者らは再三にわたって説明会の開催を求めてきた。しかし瀧澤氏は、説明会の開催にすぐには応じず、保護者に向けた文書で、自身のパワハラをめぐる報道について「明らかに事実ではないもの、事実を歪曲したもの」があり、「いたずらに不安を煽(あお)っている」などと主張。「実質的には通常の保育が十分できる状況」だとし、園内は「職員たちの活気と子どもたちの元気な声」で満ちていると述べていた。

だが保護者の間では、「子どもが朝、保育園に行きたくないと泣くようになった」「寝かし付けるときだけ授乳していたのに、仕事から帰ると頻繁に乳を欲しがるようになった」など、不安の声が上がっていた。また、保育中に子どもの目の上にあざができていたことについて尋ねても、保育士から十分な答えがなかったことから転園を決めた保護者もいた。

説明会に参加した保護者によると、瀧澤氏は、職員の一斉退職について自身の社会的失墜を意図する一部町民の陰謀によるものだと説明した上で、パワハラについては「私の認識では一切ないと断言できる」と否定。詳細な被害証言が報道されているにもかかわらず、「いつ、どのようなことがあって、(職員がパワハラを)お感じになったのか明らかにしたい。しかし実は、現実には各論は一つも出てきていない」などと述べたという。また、職員が一斉退職する事態を招いたことについて、理事長としての見解を求める質問には、自身の影響を否定した上で、「今いる人がハラスメントを訴えて辞めるとは思わない」と語ったという。

しかし、瀧澤氏のパワハラは保護者の中にも指摘する声がある。ある保護者は「うちの子は、そこまで保育園が嫌だと話していません。最近はクリスマス会の練習が楽しいみたいです。でも保育園のニュースなどを見ると、理事長(瀧澤氏)は悪いことをした人、先生たちをいじめた人だと言っていました」と話す。また、説明会の開催を求めて涌谷町役場の職員が園を訪れた際には、職員を指差し、怒鳴りつけたこともあったという。当時、周囲には多くの子どもたちがおり、現場を目撃した保護者は「外まで聞こえるほどの怒鳴り声に恐怖を覚えました」と言う。

涌谷保育園の元園長牧師、保護者説明会でパワハラ否定し陰謀論主張 現場には警察も
瀧澤氏が保護者を排除するために呼び出したパトカー(写真:同上)

保護者らは、十分なスペースのある付近の小学校の体育館で説明会を開催することを求めていたが、瀧澤氏は新型コロナウイルスの感染防止を理由に、少人数に分けて園内で開催すると通告。説明会初日となった16日は、開催方法に不満を持った保護者ら約50人が、開催時間の約30分前から園前に集結した。保護者らは、保護者全体での説明会の開催を求めたが、瀧澤氏は敷地内から退去するようインターホン越しに命じるだけで、説明するどころか、警察に通報し保護者らを追い返そうとしたという。しかし、瀧澤氏自身が現場に駆け付けた警察官から、「話をしないと納得しないと思いますので出てきてください」と言われる始末だったという。

涌谷保育園の元園長牧師、保護者説明会でパワハラ否定し陰謀論主張 現場には警察も
涌谷保育園の玄関先で、瀧澤氏に保護者の意向に従うよう伝える警察官(写真:同上)

瀧澤氏はこの日、開催時間の午後7時に4家庭のみ入園を許可し、それ以外の保護者は雪が降る園外に残された。途中、涌谷みぎわ会の理事を務める社会保険労務士が園の裏側から入るところを保護者らが見つけ、理事としての見解を求めたが、「寒いですね」などと言ってはぐらかすだけで、「瀧澤氏と連絡が取れないので帰ります」と述べてその場を離れたという。

16日の説明会は予定時間を大幅に超え、午後10時まで続いたが、終わるまで園外で待つ保護者もいた。その保護者によると、説明会に参加した保護者は、パワハラを認めず、町民の陰謀を唱える瀧澤氏に対して激高していたという。また説明会には、帰ると話していた社会保険労務士の姿もあったという。

涌谷町はすでに、他の保育園や幼稚園へ転園を希望する保護者向けに相談会を開催しているが、瀧澤氏からの説明を聞いた上で決めようと考えている保護者もいるという。信頼回復のため保護者全員を集めての説明会を要求した保護者会に対し、瀧澤氏は25日、「理解しがたい」と拒否する姿勢を示した。少人数に分けての説明会はこれまでに計7回行われており、26日には最後の説明会が行われる予定。

関連タグ:日本基督教団パワーハラスメント涌谷保育園
  • ツイート

関連記事

  • 教会設立の保育園職員17人が退職届、園長の牧師がモラハラと訴え

  • モラハラで解任の元牧師、保育園長退任後も園近くで飲酒繰り返す 町議会も問題視

  • 涌谷保育園職員17人が退職届、元園長牧師のハラスメントに耐えきれず

  • 涌谷保育園元園長牧師パワハラ問題 新園長、就任1カ月たたずに退職届

  • 東京神学大学、ハラスメント問題で調査報告を発表

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.