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若者が教会を離れる理由 ヒラリー氏「人を裁きがちで、排他的だから」

2020年10月12日16時13分
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関連タグ:ヒラリー・クリントンブラック・ライブズ・マター(BLM)人種差別アメリカ
若者が教会を離れる理由 ヒラリー氏「人を裁きがちで、排他的だから」+
書斎でポッドキャストの収録をするヒラリー・クリントン氏(写真:クリントン氏のツイッターより)

現代の多くの若者が教会を離れるのは、キリスト教があまりにも人を裁きがちで排他的だから――。元国務長官でメソジスト派(プロテスタント)の信仰を持つヒラリー・クリントン氏が最近、教会に関する自身の考えを語った。

クリントン氏は9月29日、自身が配信するポッドキャスト「あなたも私も、ヒラリー・クリントンと共に」(英語)で、グリーンリーフ・キリスト教会(米ノースカロライナ州ゴールズボロ)の牧師で社会活動家のウィリアム・J・バーバー2世にインタビューし、その中で自身の考えも語った。

クリントン氏は、黒人差別反対運動の名称である「黒人の命は大切(Black Lives Matter)」という標語は、「神学的な所見」と見なし得るという持論を語った上で、米国の教会は「自らをしっかり見つめ、この標語が道徳的覚醒の中で真のパートナーとなり得ることを理解」する必要があると述べた。

一方、クリントン氏は「イエスと正義は同じもの」だと言い、「ある政党はキリスト教をわがものにしようと慎重かつ一丸となって努力するも、アフリカ系米国人教会の役割を見落としている」と述べ、暗に共和党を批判した。

「イエスと正義は同じものだというのは、私にとっては極めて当り前のように思えます。つまり、このシンプルな標語の真実みを理解せずして、聖書読者たることも、教会出席者たることもできないということです」とクリントン氏。「キリスト教の意味や、イエスの弟子を名乗る人たちに期待される事柄を教えるに当たり、人々の心と思いを開くためにどのような努力をしていますか」と、長年牧会に携わってきたベテランの牧師で活動家でもあるバーバー氏に尋ねた。

バーバー氏は、人々は女性の排除や抑圧の問題に加え、「少なくとも西洋と米国の文化側から」「先住民の虐殺やアフリカ系米国人の奴隷化」をまず認める必要があると指摘。これらの問題は「神学に悪影響を与え、神学をけがした」と語った。

「私が学んだ教授の一人がこう言っていました。『クリスチャンになるとは――新生する、聖水を受けるなど、表現はさまざまですが――、そして聖霊を持つというのは、不正というこの世のシステムとの戦いを持つことなのだ』と。しかし、人が持っていると主張するものが不正と戦うものでないのであれば、それが御霊だという主張は疑わしいと」

これを受けクリントン氏は、キリスト教とある政党の密接な関係について語った。

「考えてみてください。ある政党はキリスト教をわがものにしようと慎重かつ一丸となって努力するも、アフリカ系米国人教会の役割を見落としているとします。その場合、あなたが言うように、その政党は多くの神学、多くの歴史を見落とし、今この時も見落としているのです。私は『黒人の命は大切』という標語を神学的な所見と同等の深みのあるものとして見ています」

クリントン氏はバーバー氏に、米国が「最終的には、ねじ曲げられ、歪曲し、長期間にわたって後回しにされてきた道徳的報いを受けることになるか」という質問も投げ掛けた。これに対しバーバー氏は、米国には「奴隷所有者の宗教」という神学があったが、「廃止主義者の宗教」もあったとし、「歴史的には人種差別と戦うために多様な人々が集まってそれに対抗した」と指摘した。

バーバー氏は、人種的不平等と不正に対する現在の抵抗は「生みの苦しみ」だと述べ、これを米国の第3の再建と見ていると語った。

「米国にはこれまでに2つの再建がありました。1つ目は(南北戦争後の)1868年から96年にかけてです。その後、(公民権運動全盛期の)1954年から68年までに2回目の再建がありました。私は、米国には3つ目の再建が必要だと考えています。今はその生みの苦しみだと思っています」

「今この時(に起きているの)は、組織的な人種差別ではないかと思っています。それは黒人だけでなく、褐色人種や先住民に影響を与え、さらには組織的な貧困や生態系の荒廃、戦争、経済、そして宗教的ナショナリズムという偽りの道徳的観念など、人種差別のあらゆる現れにも影響を与えます」

「今がその時です。もし私たちがこの時を見逃さず、私たちの政策決定を町中で見掛ける嘆きと同等のものと見なしながらも、それを大きな出来事として扱わず、また再建に向けた呼び掛けとしても認識しないなら、今この時は私たちが根本的に変えることのできるものであるとしても、多くの変化が必要となるでしょう。政治家が変わる必要があり、選挙に出馬する人たちが穏健になることが必要であり、穏健な時期を過ごしているのではないことを認識することが必要であり、再建の時期にいることを認識することが必要になります。私たちはフランクリン・ルーズベルトと同じ時代(短期間で次々に改革を断行すべき時代)にいるのです。私たちがいるのは平常時ではありません。もし私たちがこの時期に大改革を断行するなら、神は私たちを助けてくださいます。私はそのように感じています」

クリントン氏は次に、教会がこの時にどのように対応すべきか、また特に非常に多くの人が宗教によって疎外されていることについてバーバー氏に尋ねた。

「今、教会は何をすべきだとお考えですか。というのは、多くの人が教会を離れているからです。多くの若者が教会を去っています。その理由の一端は、キリスト教が今のようになったことに関する若者の理解にあります。(教会が)あまりにも人を裁きがちで、排他的なので、若者はそんなものは必要ないと考えるようになっているからです」

最近、新刊『われわれはムーブメントとなるように召されている』(原題:We Are Called to Be a Movement)を出版したバーバー氏は、教会が変革をもたらす信仰を促進すべきであることを示唆した。

「若者が心を開くのは、トランスフォーメーション(変革)をテーマとした信仰であり、愛や正義、平等をテーマとした信仰です。彼らは、信仰者であるとはどのような意味なのかという本質を取り扱う信仰にとてもオープンなのです。ですから私は、私たちが(そういう信仰に)関わっていなければならないと思っています。私たちが生きている時代は、教会が4つの壁の建物の中に閉じこもったままでいいなんて絶対あり得ないのです。なぜなら、教会はそのように作られたのではないからです」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ヒラリー・クリントンブラック・ライブズ・マター(BLM)人種差別アメリカ
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