中国政府の人権迫害に迫る映画「馬三家からの手紙」 ネット配信スタート

2020年9月21日16時07分 印刷
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+馬三家からの手紙・孫毅
馬三家労働教養所で書いた手紙を持つ孫毅(スン・イ)さん。皆が寝静まった夜に誰にも気付かれないよう書くため、1通書くのに3日も要したという。©2018 Flying Cloud Production, Inc.

中国政府による人権迫害を取り上げた映画「馬三家(マサンジャ)からの手紙」のネット配信が、18日からアマゾン・プライム・ビデオなど計16の動画配信サービスで始まった。

中国の悪名高き「馬三家労働教養所」から、米オレゴン州の主婦の元に届いたSOSの手紙にまつわるドキュメンタリー。作品の大部分は、収容中に命懸けで手紙を書いた孫毅(スン・イ)さん自らが撮影。しかし、孫さんは映画が公開される前、亡命申請中のインドネシアで不審な死を遂げる。

日本では3月下旬から劇場公開が始まったが、新型コロナウイルスの影響により2週間で中断。その後、徐々に各地で上映を再開しているが、「コロナで外出できないが映画を観たい」という声が寄せられていることから、劇場上映と並行してネット配信を始めることを決めた。

配信業者は、TSUTAYA TV、iTunes、Google、Amazon、U-NEXT、RakutenTV、J:COM、ひかりTV、アクトビラ、dTV、ビデックス、クランクイン!ビデオ(旧T'sTV)、ISAO(MOVIE Full+)、ビデオマーケット、Gyaoストア、DMM。

劇場での上映は、佐賀県(シアター・シエマ、9月25日~10月8日)、埼玉県(深谷シネマ、10月18~24日)、東京都(下高井戸シネマ、10月24~30日)で予定されている。

中国系カナダ人のレオン・リー監督は今年2月に来日し、東京大学などで講演している。本紙のインタビューには「孫毅が受けた拷問は、クリスチャンも受けている可能性があるのです」とコメント。「孫毅が持っていた精神の強さは、あらゆる宗教の人、また特に宗教は持たないという人に対しても、深い感銘を与えるものだと信じています」と語っていた。

【あらすじ】
 米オレゴン州に住む女性ジュリー・キースがスーパーで購入した「中国製」のハロウィンの飾り。その箱には一通の手紙が入っていた。それは、政治犯として捕らえられた孫毅が、中国で「恐怖の城」と呼ばれていた馬三家労働教養所で書いたSOSの手紙だった。世界を駆け巡った驚きのニュースの当事者である孫毅が、カナダ在住の監督レオン・リーに連絡を取り、当局の圧力に苦しみながら製作。想像を絶する実態が明らかにされていく――。

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