Skip to main content
2025年8月26日14時52分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 世界宣教祈祷課題
世界宣教祈祷課題

世界宣教祈祷課題(8月3日):韓国

2020年8月3日11時29分 執筆者 : 奥山実
  • ツイート
印刷
関連タグ:北朝鮮韓国殉教者の声(VOM)
世界宣教祈祷課題(8月3日):韓国+
韓国と北朝鮮の軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)(写真:Globaljuggler)

韓国で今、信教の自由が阻害される事態がにわかに発生している。

北朝鮮がケソン工業団地内の南北連絡事務所を爆破した理由は、韓国側の脱北者支援団体による北政権批判のビラの散布としているが、実はこの騒動によって、北朝鮮への真摯(しんし)な文書伝道に取り組む「殉教者の声-韓国(VOM-K)」が、韓国政府および地方当局により厳しい圧力にさらされている。

同団体には6月の初旬から警察の圧力があったが、6月25日、年に数回しかこない絶好の気象条件を利用して、VOM-Kは聖書を運ぶ4つの気球を飛ばした。例年は1回の発出で80個程度の気球を飛ばすのだが、今年は厳しい監視があったにもかかわらず4つの気球を飛ばすことができたのは、主の憐れみと言う他ない。

気球で冊子などを撒く団体の中で、彼らは唯一政治には一切関わることなく、純粋に聖書を配布する団体なのだが、韓国の地方当局の首長は、同団体を警察の刑事捜査の対象として、本部とCEOのエリック・フォーリー氏宅を家宅捜索した。

今では彼らの行動は、24時間の警察の監視下に置かれている。今までの15年間の彼らの活動は、完全に合法とされ、政府や当局とも協力関係があったにもかかわらず、ここにきて圧力を受けるのは、韓国政府の北への配慮だろう。

「なぜ今だけやめないのですか?」これはVOM-Kが、いつも尋ねられる質問だ。実はこの働きは、牧師でもあるフォーリー氏が18年前に妻と共に中国に行った際、そこで出会った北朝鮮の地下教会信者と交わした約束により始まった。迫害に耐える彼らの信仰に感動した氏は「我々にできることはありませんか?」と尋ねたが、彼らの答えは「聖書が必要です。それに短波ラジオの福音放送も」と驚くほどシンプルだったという。

2、3年の準備期間を経て、フォーリー氏は約束通り、最適な条件の天候の日(通常は毎年夏ごとに10〜15回ある)には、過去15年間にわたって毎晩聖書を飛ばし続けた。金正日が死去した日も、哨戒艦天安が撃沈された日も、延坪島が砲撃された日にも、南北の緊張が最大限に高まったその日にも決して途絶えることはなかった。その結果、北朝鮮内に60万冊以上の聖書を配布し、それまで聖書を見たことのある北朝鮮人はほぼ皆無だったが、今では8%もの北朝鮮人が聖書を見たことがあるという状況に引き上げられた。

批判は常にあり、2018年と今年は特に多く、「しばらくの間、聖書の発出を止めることができませんか?」と何度も問われたという。彼の答えは「だれも働くことのできない夜が来る」(ヨハネ9:4)だった。

フォーリー氏は言う。「年月が流れるに従って、韓国の信者と北朝鮮の地下教会信者とがパートナーを組むことがますます困難になっています。敵(血肉の敵ではない)の目標は、韓国の信者を北の信者から切り離し、我々が一体ではなく、別々であると信じ込ませることなのです。

人々は、韓国の教会こそが、北朝鮮の地下教会を支えていると思っているでしょう。しかし、実際はそうではありません。福音が韓半島にやってきて以来、今日の地下教会に至るまで、北朝鮮の信者は、南北全韓半島の教会の基盤であり柱であり続けてきたのです。そうであるなら、敵が我々を分断しようとしている今、闘うのは北朝鮮の教会ではなく、我々韓国の教会ではないでしょうか。

今日では、韓国の教会は豊かな富と自由が与えられ、政府が保証する自由の中でかえって危険にさらされています。それがそもそも韓国の教会を、北朝鮮の地下教会から引き離してしまった敵の策略でした。

北朝鮮の地下教会には、ほんの少しの自由も富もありません。彼らの持てるものはキリストだけです。しかし、そのキリストだけで十分であることを彼らはよく知っています。キリストこそは北朝鮮の地下教会の光です。その光は、北朝鮮の地下教会から韓国の教会へと常に輝いているのです。

今日、すべての韓民族キリスト者に対する神の言葉はこれです。

『まだしばらくの間、光はあなたがたの間にあります。やみがあなたがたを襲うことのないように、あなたがたは、光がある間に歩きなさい』(ヨハ12:35)

我々のミニストリーが始まったとき、殉教者は既に36人を数えていました。私と妻だけは免れようなどと思ったこともありません」

彼らの聖書配布活動と短波放送の働きは、抵抗にあいつつも、今日も続く。

彼らの働きのために祈ろう。また、地上最後の分断国家と呼ばれる南北韓民族国家が福音によって一つとなるよう、祈っていただきたい。

■ 韓国の宗教人口
プロテスタント 35・3%
カトリック 9・2%
仏教 23・7%
儒教 2・7%
イスラム 0・3%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:北朝鮮韓国殉教者の声(VOM)
  • ツイート

関連記事

  • 中国、ナイジェリアなどで宗教迫害続く 米国務省「信仰の自由に関する国際報告書」

  • 横田滋さん死去、87歳 拉致被害者・横田めぐみさんの父

  • 米国際宗教自由委員会、「特に懸念のある国」にインドを新たに指定勧告

  • 中国政府が人工知能用いた「迫害システム」構築中 迫害監視団体が警鐘

  • 世界の迫害国リスト発表、攻撃受けた教会・施設は9千以上 北朝鮮が19年連続ワースト1位

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 主キリストの大きな力で癒やされよう 万代栄嗣

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 誇り高き勇士 穂森幸一

  • ワールドミッションレポート(8月26日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(1)

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(241)聖書と考える「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(229)コロナ禍による信仰生活への影響 広田信也

  • 私の名を使って(その2) マルコ福音書9章38~41節

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(229)コロナ禍による信仰生活への影響 広田信也

  • ワールドミッションレポート(8月25日):ザンビアのレンジェ族のために祈ろう

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(241)聖書と考える「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(8月26日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(1)

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.