キリストの愛と聖霊の力で一つとされる 万代栄嗣

2020年7月6日14時52分 コラムニスト : 万代栄嗣 印刷
関連タグ:万代栄嗣創世記

全地は一つのことば、一つの話しことばであった。・・・彼らは言うようになった。「さあ、われわれは町を建て、頂が天に届く塔を建て、名をあげよう。・・・」・・・主は仰せになった。「・・・さあ、降りて行って、そこでの彼らのことばを混乱させ、彼らが互いにことばが通じないようにしよう。」こうして主は人々を、そこから地の全面に散らされたので、彼らはその町を建てるのをやめた。それゆえ、その町の名はバベルと呼ばれた。主が全地のことばをそこで混乱させたから、すなわち、主が人々をそこから地の全面に散らしたからである。(創世記11:1~9)

今、世界の状況を見ると、米国の警察による人種差別、韓国と北朝鮮の一触即発の状態など、国や民族間の対立が顕著となっています。今日読んだバベルの塔の物語は、全人類が同じルーツを持ち、全地は一つの言葉であったのに、どうして世界中にたくさんの言語があり、人類が対立するようになったかを教えています。

人類はアダムから始まり、ノアの時代にほとんどが洪水で滅ぼされました。しかし、神はノアと息子たちを祝福して「あなたがたは生めよ、増えよ」と、人類に新しいチャレンジを与えました。神をたたえる民として人々が成長することを神は期待したのです。しかし、文明文化が進歩すると人間は高ぶり、神のご計画に従うのではなく、自分の思い通りに行動するようになりました。私たちはこのような罪の性質を持っているので、幸せになりたいと思いながら、不幸になる種を蒔いてしまわないように、特に3つのことに気を付けましょう。

1. 自分の業に酔ってはいけない

自分でできることに酔ってしまって、何でもできるという根拠のない万能感に陥らないことです。弱い私たちは、神の愛によって生かされているのです。

2. 他の人と比較してはいけない

万能感に酔っていると、人と自分を比較する感覚が芽生えてきます。人と比べて得る優越感や劣等感は、どちらも私たちを幸せにはしないのです。

3. 自分が神様になってはいけない

常に人と自分を比べて優越感を得ようとしていくと、自分が考える通りにしたいという、とんでもない高ぶりを持つようになります。自分と神が区別できないような恐ろしい心の状態に陥ることがないように気を付けましょう。高ぶりは神への反抗であり、数ある罪の中でも一番恐ろしい罪だと聖書は教えています。私たちはもう1度原点に立ち返りましょう。神のようになることを願うのではなく、神に感謝する生き方をしたいと思います。私たちは、夢やビジョンにチャレンジできる人生を与えてくださった神に感謝しましょう。そして、周りの兄弟姉妹の個性を尊重し、愛し、仕え合おうではありませんか。

バベルの塔の物語では、自らの偉大さを誇ろうとする人々を神が裁かれました。違う言葉を話すようになった人々は、コミュニケーションがとれなくなり、バラバラになって対立し合うようになります。これは、私たちの罪が招いてしまった宿命です。

しかし、主イエス・キリストは、十字架で私たちの罪を贖(あがな)い、永遠の命への希望を与えるために、死を打ち破り復活してくださり、さらに天からの力である聖霊を降されたのです。この聖霊によって与えられる大きな恵みは、聖霊による新しい言葉を語り始めたことです。これにより、それまでバラバラであった人々が、神の家族となり、一つに結び合わされるのです。この喜びを分かち合いましょう。

万代栄嗣

万代栄嗣(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

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