Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会
  3. 神学
新型コロナウイルス

JEA神学委がコロナに関する神学的考察 委員ら8人がエッセー形式で

2020年6月9日22時00分
  • ツイート
印刷
関連タグ:新型コロナウイルス日本福音同盟(JEA)聖餐・聖体拝領
JEA神学委がコロナに関する神学的考察 委員ら8人がエッセー形式で+
ウェブ配信用の礼拝撮影風景

日本福音同盟(JEA)神学委員会は8日、新型コロナウイルスに関する神学的考察「心をひとつにして、福音の信仰のために〜新型コロナウイルス時代を生きる教会〜」をJEAのホームページで発表した。新型コロナウイルスによる現状を神学的にどのように受け止め、実際にどのように取り組んでいくかを、8人の委員らがそれぞれ、信徒も読みやすいように短いエッセー形式でまとめた。

文書の冒頭でJEAの岩上敬人総主事は、新型コロナウイルスの影響による「新しい日常」が始まる中で直面する「さまざまな問い」が、教会の信仰に本質的な課題を突き付けていると指摘。例として、教会に集うことの意味は何か、そもそも礼拝とは何か、キリスト者の交わりとは何か、オンライン礼拝はこれからも続けるべきなのか、聖餐式はオンラインで可能なのか、これまでの教会は疫病にどのように取り組んだのか、これからの教会活動に次世代通信規格5GやAI技術をどのように取り入れて新たな教会の在り方、宣教の可能性に取り組めるのか、などを挙げた。

その上で岩上総主事は、それぞれの神学エッセーが聖書的、神学的回答を導き出すものではないとしつつも、「これらの課題についてこの文章を読む方々と一緒に考えるため、このような時代に置かれている私たちが、互いに励まし合い、心を一つにして、福音の信仰のために、力を合わせて戦いたいという願いから書かれています」と述べた。

「我、教会を信ず」とのタイトルで寄稿した篠原基章氏(福音伝道教団、東京基督教大学准教授)は、感染拡大の影響でたとえ教会堂が閉ざされたとしても「教会は決して閉ざされることはない」と論じた。教会とは「キリストのからだ」(エペソ1:23)であり、「教会のかしらであるイエス・キリストにあって集められた群れそのもののこと」とし、「それゆえ、教会は私たちが行く場所ではなく、私たち自身が教会そのものであることを思い起こしたい」と述べた。

一方で、世界保健機構(WHO)が、人とのつながりなどの社会的側面を断つニュアンスが含まれることを危惧して「ソーシャル・ディスタンシング」(社会的距離の確保)を「フィジカル・ディスタンシング」(物理的距離の確保)と言い換えていることに言及し、教会も「スピリチュアル・ディスタンシング」を生んではならないと指摘。キリスト者は「キリストにあって一つのからだ」であり、「互いに離れていたとしても、互いを自分の一部として感じ、祈りに覚えることを通し、互いに支え合うことができる」と述べた。

自粛を余儀なくされる中で教会の働きが停滞しているように思われても、「教会に与えられている生命はひとりひとりのキリスト者によって、確かに今もなお社会全体に差し出されている」とし、「私たちの生活の場、働きの場こそが教会の最前線であることを覚えたい」と述べた。さらに、「信徒はキリストの祭司性にあずかっており、それぞれの場にあって、それぞれの職業に従って、この世の真っただ中で神に霊的な犠牲をささげ、そのことによってキリストのからだなる教会を建て上げるのです(1ペテロ2:5)。聖職者は聖徒たちをこの奉仕の働きのために整える召しをこの時も受けています(エペソ4:12)」とした。

青木義紀氏(日本同盟基督教団、東京基督教大学講師)は、オンラインなどの遠隔礼拝における聖餐執行の課題を論じた。まず、聖餐において大切なこととして、1)主の御言葉、2)主の指定した物質(パンとぶどう液)、3)主の意向、の3つを挙げた。第一は聖餐制定の御言葉(マタイ26:26〜29、マルコ14:22〜25、ルカ22:14〜20、1コリント11:23以下など)が正しく読まれること。第二は、主の指定した物質であるパンとぶどう液が使われること。第三は、主が聖餐を制定した意向を踏まえて執行され、会衆も主の意向を踏まえてあずかること。「要するに、主が語られた通りに、主が指定された物質を使って、主の望まれる聖餐が行われること」とし、「それに先立って、私たちの思いや都合が優先されてはならない」と述べた。

次に、「一つのパンと一つの杯から分けられたものに、それぞれがあずかること」(1コリント10:16、17)を重要な点として挙げ、遠隔礼拝で聖餐が行われる場合、各自がそれぞれにパンとぶどう液を用意するのではなく、あらかじめ教会で分餐したものを使用するのがよいとした。また、それが困難であれば、メーカや商品を指定して、せめて同じ味のパンとぶどう液にあずかるようにしたらよいのではないかと述べた。

また、「聖別の対象を明確にする」という重要な点が、遠隔礼拝では曖昧になる可能性があると指摘。信徒が、聖別されていないパンとぶどう液にあずかることがないよう、執行者が十分に気を付けなければならないとした。

さらに、聖餐にあずかるのに「ふさわしい者」の吟味についても、遠隔礼拝では執行者から会衆が十分に見えないという難しさがあり、「会衆の主観に任せるだけでなく、より客観的な吟味のために、この点をどう克服し、聖餐をふさわしく執行するかは、今後の大きな課題」と指摘した。

こうした考察をした上で、「緊急事態の期間は、聖餐を控える方が賢明」と青木氏。しかし一方で、「これが長期化し、一年も聖餐にあずかれないという事態が生じることは避けるべき」とし、「むしろ、御言葉の約束をますます確信させる聖餐が、ふさわしく行われることによって信仰者が希望を見いだし、福音の約束に立ってこの困難を乗り越えていくことを何よりも願う」と述べた。

「心をひとつにして、福音の信仰のために〜新型コロナウイルス時代を生きる教会〜」に収録されている神学エッセーのタイトルと執筆者(敬称略)は次の通り。

  • 我、教会を信ず
    篠原基章(福音伝道教団、東京基督教大学准教授)
  • 「いっしょに」集まる幸い〜愛と善行を励まし合うことにこそ〜
    赤坂泉(聖書宣教会、聖書神学舎)
  • 聖書(特に旧約聖書)における律法の柔軟な運用
    千代崎備道(日本ホーリネス教団、東京聖書学院)
  • インターネットを用いて「礼拝する」とは
    山田泉(ウェスレアン・ホーリネス教団、ウェスレアン・ホーリネス神学院)
  • 遠隔礼拝における聖餐
    青木義紀(日本同盟基督教団、東京基督教大学講師)
  • 感染症とキリスト教会の歴史から
    吉川直美(シオンの群教会、聖契神学校)
  • AI技術の成熟と教会を考える〜30年後を見据えて〜
    能城一郎(日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団、中央聖書神学校)
  • コロナ禍におけるみことばの励まし
    宮崎聖輝(イムマヌエル綜合伝道団、聖宣神学院)

関連タグ:新型コロナウイルス日本福音同盟(JEA)聖餐・聖体拝領
  • ツイート

関連記事

  • 神戸改革派神学校の吉田隆校長が「ウイルス禍についての神学的考察」

  • 日本福音同盟、新型コロナ受け「特別祈祷日」 援助協力や神学的検討も

  • 日本福音同盟、第35回総会中止 新型コロナの影響で

  • お茶の水クリスチャン・センター、緊急事態宣言受けビル閉鎖

  • 新型コロナ、世界中の教会と共に祈ろう 日本福音同盟が祈りのガイド

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.