国の癒やし求め「神に祈ってください」 トランプ米大統領がイースター・メッセージ

2020年4月15日09時41分 印刷
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米ホワイトハウスの大統領執務室で共に祈るハリー・ジャクソン牧師(左)、ドナルド・トランプ大統領、マイク・ペンス副大統領(写真:ホワイトハウス)

米国のドナルド・トランプ大統領は、受難日(聖金曜日)の10日、ホワイトハウスの大統領執務室から、イースター(復活祭)の記念メッセージを伝えた。メッセージ(英語)では、受難日がイエス・キリストの十字架上の苦しみと死を覚え、イースターがその復活を祝う日であることに言及しつつ、新型コロナウイルスの感染拡大についても言及。「すべての米国人に呼び掛けます。神に祈ってください。私たちの国を癒やしてくださいと」と求めた。またイースター当日の12日にも、ホワイトハウスから全米のクリスチャンに向けて短い動画メッセージ(英語)をツイッターなどで伝えた。

「この受難日に、全世界のクリスチャンは、われわれの救い主である主イエス・キリストの十字架上の苦しみと死を覚えます。そしてイースターの日曜日には、その栄光ある復活を祝います」。10日のメッセージでは初め、受難日とイースターの意味を語り、その後、新型コロナウイルスの感染が広まっている現状について触れた。

「この聖なる時に、われわれの国はいまだかつてない戦いに挑んでいます。見えない敵とです。勇敢な医師、看護師、初期対応者を含め、これに対応するすべての人々は命を救うために戦っています。労働者は重要な医療物資を届けるために奔走しています。最高の科学者たちが治療法を開発するために昼夜働いています。皆、本当によくやっていると思います。パンデミックを終わらせるため、人々が非常な犠牲を払っています」

「私たちは、いつものようにイースターに集まることはできませんが、私たちはこの聖なる時を用いて、祈り、黙想、神との個人的な関係を育むことに集中することができます。非常に重要なことです。私はすべての米国人に呼び掛けます。神に祈ってください。私たちの国を癒やしてくださいと。深い嘆きの中にある人に慰めが与えられますように。医師、看護師、医療従事者が強められますように。病を負った人が健やかになりますように。苦難の中にあるすべての人たちの希望が新しくされますように。私たちの国が、かつてないほどにこれを乗り越えることができますように」

トランプ氏は、自身や家族のために祈ってくれている人々に感謝を伝え、またマイク・ペンス副大統領と妻のケイト夫人に対しても、公務に加え、彼らが神に仕えていることについて感謝していると述べた。

そして、「約3千年前、預言者イザヤはこれらの言葉を記しました」と語り、旧約聖書のイザヤ書60章2節から「見よ、闇は地を覆い(暗黒が国々を包んでいる)。しかし、あなたの上には主が輝き出で、主の栄光があなたの上に現れる」を引用。「私たちの国が目に見えない敵との戦う中で、私たちは米国人が祈りの力を信じているということを再確認します。私たちは、創造の威光と永遠のいのちという贈り物に感謝します。そして、私たちは全能の神の手に信頼を置くのです」と述べた。

トランプ氏のメッセージの後、ホープ・クリスチャン・チャーチ(メリーランド州)監督兼主任牧師のハリー・ジャクソン氏が引き続き、あいさつの言葉、聖書朗読、短いメッセージを伝え、最後にはトランプ、ペンス両氏と共に3人で祈りをささげた。

ジャクソン氏はあいさつの中で、大統領と副大統領として国を守る2人の努力に感謝の意を表明。新型コロナウイルス対策の取り組みに全米各地の教会が組み入れられていることや、感染症防止のために多くの教会が閉鎖されていることに触れた。

「私たちが祈りをもって準備しているこの受難日は、キリスト教信仰において最も暗い日の一つです。キリストが私たちの罪の身代わりとなられたのです。しかし、復活は私たちの勝利です。ですが今は、(ユダヤ教の)過越祭の時期でもあります。2カ所聖句を読み、これを元に、私たちの願うところを祈ります。私たちの願いは、この疫病が過ぎ越すことです。私たちは米国にいるすべての人が守られることを願うのです」

ジャクソン氏は詩編105編から、「主は金銀を持たせて民を導き出された。どの部族にも、落伍(らくご)する者はひとりもなかった」(37節)、「主は雲を広げて覆いとし、火をもって夜を照らされた」(39節)と引用し、以下の祈りをささげた。

「主よ、どうか死の御使いを過ぎ越させてください。この疫病が、この病が、抑えられるようにしてください。医学が進展するようにしてください。主よ、私たちが乗り越えたあかつきには、経済の繁栄が伴いますように。聖句で述べたように金銀を私たちの取り分としてください。そして神様、将来の困難に直面するとき、主は、昼は雲で夜は火で覆ってくださいます。

しかし、あなたの御名に栄光を帰すために据えられたこの地にあって、私たちは分裂の霊に立ち向かい、打ち破りたいのです。主よ、『エ・プルリブス・ウヌム(多くから作られた一つ)』(多民族多文化国家としての米国のモットー)が、私たちの中で現実のものとなりますように。米国が一つとなりますように。人種、階級、性別による分断を癒やしてください。もう一度、この素晴らしい人、大統領と副大統領に知恵をお与えください。生まれ持った限界すら超える知恵をお与えください。彼らが私たちを守り、導き、祝福することができるよう、彼らに洞察力をお与えください。彼らと米国をイエスの御名によって祝福します。励みあれ。希望はすぐそこにある。アーメン」

米疾病予防管理センター(CDC、英語)によると、14日時点で、米国における新型コロナウイルスの感染者は約58万人で、死者数は2万2千人を超えている。

■ ドナルド・トランプ米大統領のイースター・メッセージ(英語)

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