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主の祭り

主の祭り(4)あと7日間の祭り 山崎純二

2020年2月20日18時59分 コラムニスト : 山崎純二
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関連タグ:山崎純二

前回は、イスラエルの人々が長い間「主の祭り」を行ってこなかったこと、南ユダ13代目の王であるヒゼキヤ王がそれを回復しようとしたことについて語りました。その時、ヒゼキヤ王は自分たちの国(南ユダ)だけでなく、敵対していた北イスラエルと共に主の祭りをすることを願いました。それでは、ヒゼキヤ王のメッセージを聞いた人々の反応はどうだったでしょうか。早速、聖書を確認してみましょう。

あざける者たち

こうして、近衛兵は、エフライムとマナセから、ゼブルンの地に至るまで、町から町へと行き巡ったが、人々は彼らを物笑いにし、あざけった。(2歴代誌30:10)

この時の北イスラエルは、アッシリヤによって滅ぼされようとしていました。だからヒゼキヤ王は、かつての同胞が完全に滅んでしまわないように、主に立ち返るように呼び掛けたのです。しかし彼らは、悔い改めようとはせず、ヒゼキヤ王の使者たちを物笑いにし、あざけったのです。

残念ながら、このようなことは珍しいことではありません。主がいくら愛と真実を尽くしたとしても、人は平気で主の心を踏みにじります。私はこの箇所を読んで、キリストが命を懸けて人々を救おうとしていたときの、人々の反応を思い起こしました。

キリスト、イスラエルの王さま。今、十字架から降りてもらおうか。われわれは、それを見たら信じるから。」また、イエスといっしょに十字架につけられた者たちもイエスをののしった。(マルコ15:32)

明らかな罪を犯して、キリストの隣で十字架刑につけられた者たちでさえ、人類を愛し救おうとした神の子キリスト・イエスをののしりました。これが私たち人間の姿なのです。このような場面を読むとき、「ひどい人々だ、私なら決してそんなことはしなかった」というのは、正しい聖書の読み方ではないと思います。「ああ、私も同じ立場なら、きっと彼らと同様に、ヒゼキヤ王の使者をあざけり、キリストをののしっていただろうな」というのが、自分の罪と弱さを認める者の正直な告白です。

きよめ

しかし主は、そのような私たちをも立ち返らせてくださいます。十字架につけられた2人の者のうちの1人は、「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください」(ルカ23:42)と告白し、最後の最後に主に立ち返りました。また、ヒゼキヤ王のメッセージを聞いた人たちの中の、ある人々はへりくだって主に立ち返りました。

ただ、アシェル、マナセおよびゼブルンのある人々はへりくだって、エルサレムに上って来た。また、ユダには、神の御手が臨み、人々は心を一つにして、主のことばのとおりに王とそのつかさたちの命令を行った。(2歴代誌30:11、12)

残念ながら、北イスラエルの大部分の人々は主の招きを無視して、祭りに参加しませんでしたが、そのような中でも、祭りに参加した人々の信仰は大いに祝福されました。

彼らは立ち上がり、エルサレムにあった祭壇を取り除き、すべての香の壇を取り除いて、キデロン川に投げ捨てた。(2歴代誌30:14)

前回私たちは、祭司やレビ人が主の宮をきよめたという箇所を確認しましたが、ヒゼキヤ王の呼び掛けに応じた人々は、主の宮だけでなくエルサレムの町の隅々にあったすべての異教的なものを取り除き、キデロン川に投げ捨てました。その後、彼らは大きな喜びをもって種を入れないパンの祭りを行いました。続きを読んでいきましょう。

こうして、エルサレムにいたイスラエル人は、大きな喜びをもって七日の間、種を入れないパンの祭りを行った。レビ人と祭司は、毎日、主に向かって強い調べの楽器をかなで、主をほめたたえた。(2歴代誌30:21)

あと7日間の祭り

なんと彼らは7日間もの間、毎日主への祭りを行い、主を褒めたたえたとあります。現代では、特別な聖会といっても、3日ほどしかしないでしょう。ですから、彼らがいかに喜んで主の祭りをしたかが分かります。しかし、驚くのはそれだけではありません。なんと彼らは7日間もの祭りを終えた後、さらにあと7日間祭りを行うことを決議したのです。

それから、全集団は、あと七日間祭りを行うことを決議し、喜びをもって七日間、祭りを行った。・・・エルサレムには大きな喜びがあった。イスラエルの王、ダビデの子ソロモンの時代からこのかた、こうしたことはエルサレムになかった。(2歴代誌30:23、26)

つまり彼らは、14日間連続で主への祭りを行い、毎日主を褒めたたえ続けたのです。そして、こうしたことはイスラエルの王、ダビデの子ソロモンの時代以来なかったことだとあります。彼らは実に数百年ぶりに「主の祭り」を回復させたのです。

私は、ふと1998年に東京の日本武道館において10日間の東京リバイバルミッションが行われたときのことを思い出しました。学校でも、町でも、教会の中でさえ、わずかなクリスチャンにしか会ったことのなかった私は、日本武道館いっぱいの神を賛美する人々を見てうれしくなりました。そして私たちは10日もの間、共に主を賛美し、聖書のメッセージを聞き、一つ心で主を褒めたたえました。それは非常に祝福された時でした。

この時も、また昔のイスラエルの人々も、義務で長い祭りをしたのではありませんでした。義務であるなら、決して「あと7日間祭りを行う」ということにはなりません。そこには大きな喜びがあったのです。彼らは、もっと主を礼拝したかったのであり、主の恵みと臨在の中にもっと長く留まることを願ったのです。このような彼らの心に、主もまた応えられました。

それから、レビ人の祭司たちが立ち上がって民を祝福した。彼らの声は聞き届けられ、彼らの祈りは、主の聖なる御住まい、天に届いた。(2歴代誌30:27)

「彼らの祈りは・・・天に届いた」というのが、何を意味しているのか、聖書は何も説明していません。彼らが、何か具体的なもの(健康や富など)を主に求め、それが与えられたということは特に書かれていないのです。これが祈りの本質であり、礼拝の本質です。それは主との交わりなのです。私たちが心から主を褒めたたえ、主が喜んでそれを受け入れてくださること、この愛の交わりこそが礼拝であり、主の祭りなのです。

祭りの後

それでは、この14日間の祭りが終わった後は、どうなったのでしょうか? 彼らの信仰生活には、何か変化があったでしょうか。もう少し続きを読んでみましょう。

これらすべてのことが終わると、そこにいた全イスラエルは、ユダの町々に出て行き、石の柱を打ちこわし、アシェラ像を切り落とし、全ユダとベニヤミンの中から、エフライムとマナセの中から、高き所と祭壇を取りこわして、絶ち滅ぼした。(2歴代誌31:1)

最初ヒゼキヤ王は、主の宮の中だけを聖別しました。その後、祭りに上って来た人々は、エルサレムの町中を聖別し、そして14日間の主の祭りを行いました。それを終えた者たちは、今度はすべてのユダの町々と、エフライムとマナセ(北イスラエル)の中からも、偶像を排除したのです!!

なぜでしょうか? それは彼らが、主への祭りの中で生ける真の神を知り、その主と共にある喜びを知ったからです。彼らはそれ以上、偽りの神々や偶像に仕える必要がないことに気付いたのです。私たちは、自分でいくら努力し、心に誓ったとしても、自分の意志で罪を離れることはできません。ただ主の臨在と恵みの中でのみ、私たちは自分の内から偶像を取り除くことができるのです。ところで、彼らの変化はそれだけではありませんでした。もう少し続きを読んでみましょう。

イスラエルの人たちは、穀物、新しいぶどう酒、油、蜜など、すべての野の収穫の初物をたくさん持って来た。彼らはすべてのものの十分の一を豊富に携えて来た。ユダの町々に住むイスラエルと、ユダの人たちもまた、牛や羊の十分の一と、彼らの神、主に聖別した聖なるささげ物の十分の一を携えて来て、あちらこちらに山と積んだ。第三の月に、彼らは積み始め、第七の月に終わった。(2歴代誌31:5〜7)

祭りを通して主に出会い、主を礼拝し、喜びに満ちたイスラエルの人々は、自発的に多くのささげ物を持ってきて、主への感謝の気持ちを表現しました。そしてそれは第三の月から第七の月まで、5カ月もの間続きました。そして、それがあまりにも多かったので、人々はそれをあちらこちらに山と積まなければならないほどだったというのです。これらすべてのことは、彼らが主の祭りを通して、本当に主の臨在、主の愛、主の喜びを体験した結果だったのです。

私たちもまた、主の祭り、主の礼拝を回復しましょう。主の招きに応え、心の内にある偶像を取り除き、主の臨在を求めていきましょう。7日間の主の祭りを終えたヒゼキヤ王とイスラエルの人々が、さらに7日間の祭りを行うことを願ったように、私たちもより長く主の臨在に留まることを求めていきましょう。主もまた喜んで、そのような者たちのただ中に住まわってくださいます。

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◇

山崎純二

山崎純二

(やまざき・じゅんじ)

1978年横浜生まれ。東洋大学経済学部卒業、成均館大学語学堂(ソウル)上級修了、JTJ宣教神学校卒業、Nyack collage-ATS M.div(NY)休学中。米国ではクイーンズ栄光教会に伝道師として従事。その他、自身のブログや書籍、各種メディアを通して不動産関連情報、韓国語関連情報、キリスト教関連情報を提供。著作『二十代、派遣社員、マイホーム4件買いました』(パル出版)、『ルツ記 聖書の中のシンデレラストーリー(Kindle版)』(トライリンガル出版)他。本名、山崎順。ツイッターでも情報を発信している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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