なにゆえキリストの道なのか(223)聖書の矛盾、それでも真理の書といえるか? 正木弥

2019年11月30日19時39分 コラムニスト : 正木弥 印刷
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聖書の中にも互いに矛盾するところがある、それでも真理の書といえるのか。

聖書は前後千数百年の間にわたり、しかもおおむね中近東の各地に生きた40数人の著者への啓示をまとめたものです。この時空の隔たりを考えると、本来ならたくさんの食い違い、齟齬(そご)、つじつまの合わない点が出てきて当然です。

しかし、聖書は趣旨において乱れも矛盾も食い違いもありません。ただし、神はそれら著者の生い立ちや立場や個性やらの多様性を活用して真理を記述させましたから、表現の末端で違いが生じているように見えるところがないとはいえません。それはむしろ“自然”なのであって、正しさを示すものです。逆に、整い過ぎると人為的加工を疑わねばなりません。

なにゆえキリストの道なのか(223)聖書の矛盾、それでも真理の書といえるか? 正木弥

例えば、上の図では4つの方向から見ています。同じ物体ですが、見る方向によって影の付き方などが少し違うのは当然です。(イエスの伝記が四福音書で少しずつ違うのは、このような関係で説明できるでしょう。)

また、普遍的な大真理と、ある時代ある状況で妥当する小真理が、ある場面で違うように現れることがあるかもしれません。ですから、一読して矛盾しているように見えても、深く読むと、これらを調和させて読むことができます。聖書はやっぱり真理の書です。

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正木弥

正木弥(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版
ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書
ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ
創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から
なにゆえキリストの道なのか

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

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