Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(218)聖書に書いてあることが事実であるという証拠は? 正木弥

2019年10月26日11時56分 コラムニスト : 正木弥
  • ツイート
印刷
関連タグ:正木弥

聖書に書いてあることが事実であるという証拠はあるのか。

聖所にはいろいろなジャンルのものが含まれています。歴史(物語、記録)、教え(教理、戒め、勧め)、説明、詩歌、劇詩、諺(ことわざ)、格言、預言など豊かです。その中に、たとえ話、寓話、謎、象徴、幻、比喩など事実でないものもありますが、中核は歴史と教えであり、その歴史はまさに事実が中心をなしております。

神の真理は抽象的に示されたのではなく、一般の歴史の真っただ中で、人、物、出来事を通して具体的に示されました。ですから聖書には、一般の歴史で生起した出来事や人物、物体、地理、風習などがたくさん書かれています。

17、8世紀になって科学が発達してきた頃、いわゆる啓蒙主義思想、合理主義思想が強くなり、その影響で、聖書は古代の神話である、作り話であるとの主張がなされるようになりました。そうした風潮に対して、聖書の記述が事実か架空のものか、真偽を確かめてみようとの取り組みが始まり、そういう観点の歴史学や考古学が展開されだしたのです。

まず、聖書に出てくる古代オリエントの国々やギリシャ、ローマの政治・軍事、その人物、出来事が検証されました。聖書に登場するエジプトとその王シシャク、ネコ、ツロとその王ヒラム、アッシリヤとその王プル・サルゴン・セナケリブ・エサルハドン・オスナパル、新バビロニア帝国とネブカデネザル、バビロン捕囚、カルケミシュの合戦、ペルシャと王クロス(2世)、ダリウス大王など代々の王、スシャンの都、ローマの皇帝アウグストゥス、ティベリウス、クラウディウス、ユダヤのヘロデ王とその一族の人たちなどは一般の史書でも多く記述され、事実性が確認されました。

また、考古学は実に聖書の記事の真実性を確認したいとの欲求から興った学問です。幾多の旅行家・探検家・学者ときには市井の普通の人、子どもなどにより、膨大な量の遺跡、たとえば、遺物・街・神殿、壁、塔、水道などの構築物・粘土板・パピルス・羊皮紙などが上述の各地で発見され、発掘されました。それらが考証され、また解読されました。その結果、やはり聖書に記されている人物・土地・物・風習・出来事などは事実であったと明らかになりました。

~発見・発掘された物~

  • 解読の突破口:ベヒストゥン碑文、ロセッタ石
  • 解読された文字:シュメール語、アッカード語、エラム語(一部)、古代ペルシャ語、フルリ語、ヒッタイト語、公用アラム語、フェニキヤ語、エジプト神聖文字
  • (大量の)文書:アッシュール・バニパル王の図書館、ラガシュ・ニップル・シッパルの図書館、エブラ文書、マリ文書、エマル文書、ヌズ文書、ウガリット文書、ボガズキヨイ文書、アマルナ文書、死海文書
  • 発掘された有名な街:コルサバード、カラー、ニネヴェ(一部)、エリドゥ、ファラ、シッパル、ウルク、ラガシュ、ウル、バビロン、スーシャー、パルミラ(タデモル)、エリコ、メギド、エルサレム、ゲゼル、アレオパゴスの丘など多数
  • 特に有名な発掘物:ウェルドの角柱、ハムラビ法典碑、メシャ碑文、黒色オベリスク、六角プリズム、ヒゼキヤの水道とシロアム碑文、ウォーレンの縦坑、メギドの馬屋・武器庫跡、イスラエル石碑、クロス王のシリンダー碑文、ペトラ遺跡、ソロモンの溶鉱炉跡、ゴルドンのカルバリ、園の墓、カペナウムの会堂跡、ローマのカタコンベ、エペソのアルテミス神殿など
  • その他発掘品の種類:*書かれた記録(碑文、書類、粘土板、陶片など)*廃址丘、神殿など *構築物(塔、壁、柱、墓、水路、門、祭壇、石碑、敷石)*物品(印章、装飾品、武器、寝台、壺、遺体、骨、宗教用具、家庭用品、産業装置)*貨幣 *絵画
  • 参考になる史書:ヘロドトスの《歴史》、マネトの《エジプト史》、ベロッソスの《アッシリヤ・バビロニア史》、ヨセフスの《古代ユダヤ史》、《ユダヤ戦史》、タキトゥスの《年代記》、スエトニウスの《皇帝伝》など多数

これら考古学的成果、歴史書などによって、聖書の記述は架空の作り話ではなく、まさに古代オリエントのあの地域で実際に起こったことの記述であると確信できるのです。

<<前回へ     次回へ>>

◇

正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:正木弥
  • ツイート

関連記事

  • なにゆえキリストの道なのか(217)ノアの洪水記事はギルガメシュ叙事詩の焼き直し? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(216)聖書の天地創造の記事は誰が見て書いたのか? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(215)旧約聖書は平和の書といえない? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(214)旧約聖書はキリスト以前の経典だから“いらない”? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(213)聖書は簡単に言えば何を教えているのか? 正木弥

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.