「義足のランナー」オスカー・ピストリウス、刑務所内で聖書の学び

2019年1月12日11時03分 印刷
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ロンドン・オリンピック陸上男子400メートル走で走るオスカー・ピストリウス。両足義足の選手がオリンピックへ出場するのはピストリウスが初めてだった=2012年8月4日(写真:Jim Thurston)
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殺人罪で服役中の南アフリカの元パラリンピック陸上選手、オスカー・ピストリウス受刑者(32)が、刑務所内で「筋金入り」の受刑者らと毎週、聖書の学びをしているという。

ピストリウス受刑者は先天性の障がいのため、生後11カ月で両足の膝から下を切断。しかし、両足義足のランナーとして活躍し、両足切断者クラスの100、200、400各メートル走で世界記録を達成。南アフリカでは英雄的存在だった。

だが2013年、自宅で恋人のリーバ・スティンカンプさん(当時29)を銃で殺害。ピストリウスは侵入者と間違えたとして無罪を主張したが、16年に殺人罪で有罪が確定した。

父親のヘンケ・ピストリウスさんは英タイムズ紙(英語)に対し、ピストリウス受刑者が聖書の学びを行うことで、「(他の受刑者に)変化をもたらしている」と語った。

有罪となったことには違いないが、「(息子は)昔から本当に神の子どもだった」とヘンケさん。ヘンケさんによると、聖書の学び会に毎週参加しているのは刑務所内でも、「筋金入り」の受刑者たちばかりで、結果としてピストリウス受刑者の状態にも改善が見られるという。

「オスカーが刑務所内の環境をより良い方向に変えていることは確かです。息子は他の受刑者の間を取り持つことで、良い影響を与えています。

息子は、自分が他の人に変化をもたらしていることを自覚しています。彼らには変わることが本当に必要です。彼らが変わることで、人生に意味と目的と希望が与えられています。その結果、息子の状態も良くなりました。これは素晴らしい話です。

彼らは筋金入りのワルで、刑務所内でも厄介者ですが、週に1、2回みんなで集まって聖書を学んでいます」

スティンカンプさんの母親のジューンさんはクリスチャンで、公判ではピストリウス受刑者を赦(ゆる)してはいるが、娘を死なせた償いのために服役を求めていた。同じくクリスチャンである父親のバリーさんは法廷で、次のように語っている。

「娘は、オスカーを赦すことは正しいと思っているはずです。だからといって、犯された犯罪が帳消しになるわけではありません。彼は、罰を受けなければならないことを理解しなければなりません。

妻は彼を赦しました。人生において前に進むためです」

ピストリウス受刑者は16年の有罪確定時、禁錮6年の量刑を言い渡されていたが、その後、検察側が量刑が軽過ぎると主張。最高裁がこれを認め、禁錮13年5月に引き上げられた。ピストリウス受刑者は不服を申し立てたが、最高裁は昨年4月、不服申し立てを棄却している。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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