現役陸上選手・大内恵吏也さん、「かけっこ教室 忍者塾」を指導 神と共に走る喜びを次世代へ

2014年11月1日19時55分 記者 : 新庄れい麻 印刷
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全日本実業団、関東選手権、室内陸上で優勝の経験を持つ現役陸上選手・大内恵吏也(えりや)さんは現在、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックを目指し、日々練習に励んでいる。

速く走れるようになりたい、誰もがきっと一度はそう思ったことがあるだろう。小学校の運動会、中学校や高校の体育祭での花形はいつもリレーだ。しかし、足が速いのは生まれつき、そう決めつけている子どもたちが多いのではないだろうか。

そんな子どもたちに朗報がある。「かけっこ教室 忍者塾」という、走ることを教えてくれる教室があるのだ。忍者の走りをイメージし、体の軸をずらすことなく、地面の上で滑らせるようにして走る方法を学ぶことができる。下は4歳から上は高校生までの少年・少女たち60人近くが通う人気教室だ。

「速くなった?」と子どもたちに声を掛けると、「速くなった!」「10位だったのが2位になった!」と嬉しそうに報告してくれる。どんな小さな子どもたちでも、友達より速く走りたい、そう思っているのがよく分かる。

歌手や画家など、芸術分野で活躍するクリスチャンアーティストは、本紙でも多く紹介している。それに比べ、スポーツ分野で活躍するクリスチャンアスリートの紹介記事はそれほど多くはない。

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「かけっこ教室 忍者塾」の様子

「スポーツが持つ勝ち負けのアイデンティティと、クリスチャンのアイデンティティが分裂してしまう気がして、やめていってしまう選手がたくさんいるからだと思う」と、スポーツとクリスチャンの関係について語るのは、「かけっこ教室 忍者塾」の指導者であり、現役陸上選手の大内恵吏也(えりや)さんだ。

中学時代に信仰を持った大内さん。高校時代は、インターハイに出場することが全てだった。インターハイに出れるのならばと、友人と遊ぶことやその他の楽しいことには目もくれず練習に明け暮れた。しかし、0.03秒の差でインターハイ出場を逃してしまう。自分の高校生活は無駄だったのか、と人生で一番暗い時期を過ごした。

誰にも分かってもらえない悲しさから心を閉ざしていた大内さんは、同じようにスポーツで悔しい思いをした一人のクリスチャンと出会い、大きく変えられる。「勝っても負けても君の価値は変わらない。負けたとしても、神は君を愛している」。そう言われた。

勝つことや人より努力することに価値があるのではない。神がくれたオリジナリティに価値がある。価値があるからこそ、その価値を表現する必要がある。そのことに気付いたとき、初めて「自分はスポーツを頑張ってもいいんだ」と思えるようになったという。神から託された才能を生かし、生き生きと楽しみながら、生きた供え物をスポーツを通して神にささげよう。走りながら神を賛美する、そんな20代を送ろうと心に決めた。

現役陸上選手・大内恵吏也さん、「かけっこ教室 忍者塾」を指導 神と共に走る喜びを次世代へ
「かっけこ教室 忍者塾」では忍者の格好で指導に当たる。

競技の面においても大きな変化が起きた。人と同じ練習ではなく、今の自分にあった練習は何なのかと、神に祈り求めるようになった。急な下り坂での練習や、忍者走りといった多くのひらめきが与えられ、気付けば、短距離200メートル走で出場を目標にしていた関東陸上競技選手権大会で見事優勝。1秒以上自己記録が伸び、全国で7位以内に入るまでに成長した。現在は、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックに向けて、日本代表に食い込める選手になることを目標にしている。

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自らをゴスペルアスリートと呼ぶ大内さん

「自分の弱さを知らないと強くなれないスポーツは、神の国に通じるものがある」。大内さんは、忍者塾や担当するラジオ番組「部活の悩みに答えるコーナー」で、子どもたちの弱さに寄り添い、乗り越えられない壁を一緒に越える助けをしている。スパイクを忘れて上履きで走った話、敵のバトンを受け取って走った話、トイレにユニフォームを落としTシャツで走った話、数多くの失敗談を笑って話せる大内さんに、子どもたちはどれほど勇気付けられているのだろうか。

一番最近の失敗談は、ジャマイカで、世界トップクラスの陸上チームの練習に参加したときの話だ。ジャマイカのトイレには鍵がないことを知らず、勢いよく開けたトイレの中に、何となんとあのウサイン・ボルト選手がいたというのだから驚きだ。

米国をはじめ、海外にはアスリート教会やアスリート向けのミニストリーが数多く存在し、教会を挙げてサポートを行っているところもある。忍者塾は、国分寺バプテスト教会や登戸エクレシアキリスト教会などの協力を得て行われているが、国分寺バプテスト教会には、平日多くのアスリートが出入りし、大内さんを筆頭にして一緒に練習しているという。日本でも次第にスポーツミニストリーに取り組む教会が増え、その働きの意義が見出されつつあるようだ。

現役陸上選手・大内恵吏也さん、「かけっこ教室 忍者塾」を指導 神と共に走る喜びを次世代へケニアのナイロビにある市橋隆雄・さら夫妻が仕えるスラムの子どもたちのための学校「コイノニア」でかけっこ教室を開催した。現役陸上選手・大内恵吏也さん、「かけっこ教室 忍者塾」を指導 神と共に走る喜びを次世代へジャマイカではヨハン・ブレイク選手とかけっこした。

他人と比べることが大切なのではなく、自分のレーンだけをしっかりと見つめながら、神と共に走りたい。勝っても負けても感謝の涙が出る走りをしたい。自分を神が絶対的に愛してくださっているという喜びを、次世代にも伝えていきたい。大内さんは、クリスチャンアスリートを日本でも生み出していこうと、日本におけるクリスチャンアスリートの最前線を走っている真っ最中だ。

大内恵吏也(おおうち・えりや):現役陸上選手(100m / 200m)。1985年3月生まれ。全日本実業団、関東選手権、室内陸上で優勝の経験を持つ「旅人系短距離アスリート」。2014年はかけっこ世界一周ツアーを実行。米国では全米4位の選手と一緒にかけっこをし、ケニア、タイの孤児やスラムの子どもたちのために働く日本人宣教師の手伝いとして、かけっこ教室や運動会を開催。ジャマイカでは、世界記録保持者ウサイン・ボルトやヨハン・ブレイクともかけっこをした。またジャマイカのキングストンで開かれた陸上大会に初の日本人選手として出場。「ゴスペルラジオステーション」のDJでもある。ゴスペル音楽を紹介しつつ、部活の悩みに答えるコーナーも持っている。現在2016年のリオデジャネイロ・オリンピックを夢に奮闘中!

「かけっこ教室 忍者塾」の問い合わせは、ninjakakekko@gmail.com (事務局:米内里江子)まで。

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