「スポーツを通して福音を」 コンディショニングコーチ 藤井一郎さん

2007年10月30日17時25分 インタビュアー : 内田周作 印刷

「スポーツを通して子どもに福音を伝えたい」。そんな思いを持ちながら、大相撲の九重部屋で力士のコンディショニングコーチを務める一人のクリスチャンがいる。単立・向島キリスト教会会員の藤井一郎さんだ。

会社員として一般の会社に勤める中、週2回九重部屋のコンディショニングコーチとして、力士たちの指導に当たる。九重部屋は、通算勝星歴代1位、優勝回数歴代2位という大相撲史上に残る偉業を成し遂げた千代の富士親方が指導する名門。藤井さんは、「今の立場では(福音を伝えることは)無理だが、将来は子ども達にスポーツを通して福音を伝えたい」と、その思いを語ってくれる。

藤井さんは今から十数年前、全米ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)が認定・発行するCSCS(Certified of Strength & Conditioning Specialists)というコーチング資格を取得するため、米カルフォルニア州に留学。留学中に近所の人から食事に誘われ付いて行ったが、行った先がなんと地元の日本人教会であった。それがきっかけで教会に通うようになり、イエス・キリストに出会うこととなる。帰国後は教会で日曜学校の教師も務めている。

「力士の中にはクリスチャンはいるのですか」という問いに、「欧州出身の力士の中には少しはいる。でも、形式的に、伝統的にという人が多いのでは。日本人でも礼拝に来ているという話は少しは聞いたことがある」としか答えられない、キリスト教とは無縁ともいえる環境では、神に対する信仰が自分を支えてくれると言う。

しかしその一方で、普段勤める会社はまさに「伝道」の場だという。入社当初から、どのような反応があるか不安を覚えながらも、日曜日には礼拝を守るなど自身の信仰を優先することを告げた。社内研修時にも、自身の信仰について話すことができる機会が与えられ、最後までどうしようか迷ったというが、素直に自分の信じていることを語った。それからは、同僚からも教会について、信仰について様々なことを聞かれるようになり、その度に証しする機会を得ている。また、ただ証しするだけで終るのではなく、社内ではある程度理解も得られるようになり、上司からは日曜学校の子ども達にと人形をもらうなど、藤井さんの主を証しする「勇気」が様々な形で実りを結びつつある。

最近では教会でもスポーツと福音について話す機会が与えられ、それぞれに見出される共通点などを語った。「信仰とダイエットの共通点」では、様々なダイエット法が騒がれる中、基本は「適度な運動と適切な食生活」に他ならないことを話し、信仰も「御言葉を読む」「礼拝に出る」「祈る」などの「基本」を継続して行うことが必要、共に「楽で近道というのはないのでは」と語った。

また、超一流アスリートに見られる「正しいコーチから指導を受ける」「正しい指導下の訓練を継続する」などの共通点を挙げ、「御言葉を正しく読み」、さらに「継続的に日々御言葉を読む」ことが、クリスチャンにとって最も大切なことではと伝えた。

スポーツでは自分自身をどう見るのか、セルフイメージをどう持つかが重要だと言う。自分に対して否定的に考えれば、動きも悪くなり、結局結果も出てこない。しかし、「苦手な相手だが是非勝ちたい」「自分は出来る」というように積極的、肯定的に考えれば、動きも良くなり、結果も伴ってくる。

藤井さんは、「わたしは〜だから、あれもできない、これもできない」と考えるのではなく、聖書には「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」(イザヤ43:4)とあるのだから、そのような聖書が与えてくれるセルフイメージを持っていきましょうと語る。また、セルフイメージというのは、自分に肯定的な「言葉」を語ることで変えられることを話し、セルフイメージも言葉によって変えられるのだから、「御言葉」によって我々の人生が変わらないはずがないとも語ってくれた。

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