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百人一読

百人一読シーズン2―偉人と聖書の出会いから―(7)トマス・カーライル 篠原元

2018年11月20日16時36分 コラムニスト : 篠原元
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百人一読シーズン2―偉人と聖書の出会いから―(7)トマス・カーライル 篠原元+
トマス・カーライル(1795~1881)

質問です。1万円差し出されて、「これ、あげるよ」と言われます。あなたはどうしますか?

あなたが大人ならば、すぐには受け取らないはずです。あなたが子どもならば、すぐに「ありがとう!」と言いながら、手を伸ばして1万円札を受け取るはずです。

大人は、私もそうですけど、そんな場面に出くわしたら、いろいろ考えますよね。計算するわけですね。

「なんか企んでいるのでは?」とか「受け取ったら、あとあと面倒くさいことになるかも」と。そして、断るとか、「何で?」とか「急にどうしたの?」と尋ねたりするわけですね。

でも、大人じゃなくて、子どもならば違うわけです。何にも考えないで、ただ喜んで、すぐさま福沢諭吉に飛びついていくわけです。

子どもと大人の違いはここにあります。そうです。つまり、子どもは、すぐに受け取る。1万円を。大人は、まず考える。1万円について。

何が言いたいかというと、大人と子どもは違うということです。そして、もう一つ、大人と子どもは違うけれど、大人はみんな子どもだったわけで、今の子どもたちもいつかは大人になるわけです。そして、大人になって、1万円を前に飛びつくことができなくなる、まず考える生き物になるわけですねぇ。

そう、子どもも大人になります。今の大人も昔は子どもでした。そして、年月や歳月が子どもを大人にするわけです。皆さんも、年月や歳月の中で大人になっていきましたよね。急に、何かをしたから大人になったとか、あるモノを捨てたら一瞬に大人になったとか、あり得ないですよね。

焦って何かやったからとか、急いで何かを捨てたからといって、大人になれるわけではありません。それが、事実ですよね。そうでしたよね?

昨今、「早く捨てる」とか「大人になる」とか「男になった!」とか言われています。で、それらを急ごうと、また、急がせようとしているわけですね。

皆さん。ある人がダイヤモンドの指輪をしているとします。本物のダイヤモンドの指輪をしているのに、わざわざ「あ~、早く捨てたいなぁ」とその人が考えていたら、それはおかしなことですよね。で、実際に捨ててしまったとしたら、金額で言ったらとんでもない額の損失です。あとで後悔しまくるでしょうね。

同じです。わざわざ、自分の体の清さ、純潔、それらを無駄にしたり、捨てる必要はありません。でも現代は、「早く捨てなよ」とか「まだ子どもだね」とか「やっと男になったなあ。お前も!」とか言うわけですね。それが常識になっています。

でも、よく考えていただければ分かってもらえるはずですが、それは的外れなことなんです。だって、ダイヤモンドの指輪で考えれば、そうじゃないですか?年月が、歳月が、子どもを大人にします。あるものを「捨てたから」といって、または何かしらのことをしたからといって、子どもが急に大人になるわけではありません。そんな変なことしたら、大人になるのではなく、ただ体を汚すなどするだけです。

また、男は男として生まれてきて、女は女として生まれてきたのであって、何かをすれば&何かをしたから「男になれる」とか「女になった」とかいうことはあり得ないわけです。急いで何かをしたら、男や女になれるのではなく、遊び人になるだけです。

大人になりたければ、歳月を経ればなれます。だから、急いで純潔や清さを奪わせて、また、大切な体を汚してしまう必要も本来はないのです。ただ、正しく、清く、焦らずに生きていけばいいわけです。そして、性的な楽しみ、性的な交わりを持ちたいならば、結婚してからです。そして、その夫婦間のみで楽しみまくればいいのです。

これが、聖書の教えです。これが、世界のベストセラーである聖書の教えなんです。あくまで、聖書は禁欲主義を認めません。禁欲主義には何の意味もありません。また聖書は、性交渉や男女の性関係を禁止もしていません。ただ聖書は「急いで捨てろ」とは言いません。急いで捨てるべきなのは、殺意やゴミでしょう。

大切な体は結婚相手に委ねなさいと。結婚してから、夫婦間で楽しみなさいよ、と教えているのです。誰と遊んだりしてもよいわけではないのです。

また聖書は、「早く大人になれ」とは言いません。大人には年月、歳月を経てなるのです。早く大人になろうと変なことをするのを聖書は許していません。

早く大人になろうとしてやるから、また焦ってやるから変なこと(H)なのです。結婚して、夫もしくは妻とよい、聖い、正しい関係の中で味わい、楽しむ、それが本来の男女の関係であり、これだけが聖書の認める男女の性的関係なのです。

それから、聖書は「男(女)になれ!」とは言いません。あなたは、何かをしたら男になれるわけではありません。何かをしないと女になれないわけではないのです。

もう、安心してください。男もしくは女です。だから、その体を大切にして、性を大切にしておくことが大事です。大切にしておいて、いつか結婚して夫婦で思いっきり楽しむ、これが聖書の教えです。

再度申します。現代は、「捨てろ」と、「まだなの~?」と、「やっと大人になったなぁ!」と言いますし、ささやき合っています。だから、ある方々には焦りがありますし、ある方々は性に溺れ、異性の虜になっています。

世界のベストセラー、偉人たちに影響を与え続けている聖書の教える、本当の意味での性の楽しみを味わい、夫婦で幸せに楽しんでいる人たちよりも、焦ってあるものを捨てようとしていたり、誰とでも遊ぼうとして性や情欲の虜になっている人たちの方が多いのです。

皆さんはどうでしょうか?もし、皆さんが後者の方だとすれば、本当のゆとり、本当の幸福感、本当の安心感はないはずです、絶対に。本当の幸せ、本当の幸福感、本当のゆとり、本当の大人への道、本当の性の楽しみは、世界のベストセラー聖書が教える生活を歩むとき、その方法のみにあります。

かのゲーテと親交の深かった英国の哲学科トマス・カーライルはこう言っています。

「・・・あらゆる言明の中で最も真実なものは聖書である。だれでも聖書を読むなら、神が窓を開いてくださったかのように、永遠という静けさを目にすることができ、それを垣間見ることで、久しく忘れていた故郷をかなたに望むことができる」(『100人の聖書』25、26ページ)

カーライルが言うような、永遠の静けさを目にして、そして久しく忘れていた故郷をかなたに望むような体験、そして、そのような日々。そんな日々を過ごしていますか?そんな日々とは、完全にかけ離れた日々になっていませんか?捨てよう捨てようと、焦っていませんか?

そうだとしたら、静けさもないし、安心感もないはずです。ただ、彼(彼女)を満足させようと必死になっていませんか?そのための道具にしてしまっていませんか?自分、自分の体を。そうだとしたら、あなたは自由な生活を生きていませんね。また、幸福感もないですね。

でも、カーライルが言うように、あなたが聖書を読んで、今日このコラムで紹介されているような聖なる、静かなる、厳かな人生を歩みだすならば、清い、そして善い、それから平安で安心感に満ちた日々となっていくのです。

あなたの人生は、騒がしく、いろいろな情欲が先行しているかもしれません。素直に考えていただくと、体を汚している、そして異性の虜になっている自分、そして自分の生活に気付くはず。

今日のコラムの内容を受け取り、世界のベストセラー聖書を手に取って、読み始め、焦って捨てようとすることをやめませんか?彼(彼女)のために自分の体を無駄に使う生活をやめませんか?「神が窓を開いてくださったかのように、永遠という静けさを目にする・・・」、そんな日々を過ごしていきませんか?

今週末から3連休です。この3連休、いろんな計画があるはずです。聖なる生活とはかけ離れた変な(H)ことをしようとする予定とか、お泊りとか、絶対捨てると決めているとか。

でも、この3連休の過ごし方、考え直しませんか?焦る、急ぐ、虜になる、欲に溺れる、汚す。そんなくだらない日々ではなくて、パッと窓が開き、爽やかな光が差し込む中、ゆったりと安らぐことのできる美しい休日とできるわけです。あなたの判断次第で。

聖書を開き、片手にはコーヒーを手に、ベッドの上でゆっくりと安らぎ、ゆったりと過ごす、そのような幸福で、静かな、焦りのない休日。そんな手もあるのです。そして、日曜日にはキリスト教会に・・・(私たちの教会でも、あなたを歓迎します)。

次回の百人一読は、日銀総裁まで務めた速水優。2018年を終えるに当たり、「本当の幸せの選択」についてご紹介します。本当の幸せの選択日は、12月11日です!

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*

【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』

『100人の聖書』

本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)

ご注文は、全国の書店・キリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

◇

篠原元

篠原元

(しのはら・げん)

1991年7月、東京都生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、テレビ番組「ライフ・ライン」などに出演。社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』。2021年より NOVEL DAYS、エブリスタ等にて連載小説配信。

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※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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