学生伝道団体「インターバーシティー」 全米2500の大学キャンパスにフェローシップ創設へ

2018年9月6日18時41分 印刷
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ウィスコンシン大学マディソン校で行われた「インターバーシティー・クリスチャン・フェローシップ」(ICF)のバイブル・スタディーに参加する学生ら(写真:ICF)
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超教派の米学生伝道団体「インターバーシティー・クリスチャン・フェローシップ」(ICF)は8月27日、2030年までの今後12年間で、全米の主要大学2500キャンパスにクリスチャンのフェローシップ(交流組織)を創設する新計画「2030コーリング」(英語)を発表した。

対象とするのは学生数が千人を超えるキャンパスで、新学期が始まる今秋から、この新たな取り組みを開始する。75年の歴史があるICFは、すでに約700キャンパスに支部を持つが、目標とする2500キャンパスのうち、半数余りには既存の伝道組織がないという。

「あらゆる大学のすべての学生と教員に福音を耳にする場を提供する。それが私たちの使命です。提供の仕方は、面識のある人による情熱的かつ個人的で、耳を傾けざるを得ない手法であるべきです」と、ICFのトム・リン会長の補佐で外渉部門の責任者を務めるグレッグ・ジャオ氏はクリスチャンポスト(CP)に語った。「そのための最善の方法は、各主要大学に1つでもクリスチャンのフェローシップがあるようにすることです」

ジャオ氏は2030コーリングには戦略があると話す。「大学生は教会や政府、企業や非営利団体の未来のリーダーです。今、大学生との関係を築き、福音を伝え、イエスに従うよう手助けするなら、彼らの人生が変わるだけでなく、今後何十年にもわたってこの国の方向性を変えることになるのです」

リン氏は声明で、2030コーリングは、ICFの伝道方法の「新たな変化」を示していると述べている。また、必ずしもICFの働きを全大学に参入させ、ICFの支部を創設することが目的ではなく、全大学にクリスチャンのフェローシップがあるようにすることだと強調している。

「この計画(2030コーリング)の目的は、すべての大学にICFの旗を立てることではありません。すべての大学において、神の栄光を宣言することにあるのです」とリン氏。「主が他の方々との協力の下でこの団体を用い、新しい世代の学生や教員に御霊による力強い動きをもたらすことができると、私たちは信じています。私たちは大学のリバイバルを本当に切望しているのです。それこそ、神が2030コーリングを通して今後12年間で成そうとしておられることだと考えています」

米国内の大学には2千万人弱の学生が在学しているが、米科学誌『サイエンティフィック・アメリカ』(英語)によると、その約3分の1はいかなる宗教も信じておらず、多くの学生は、直面する問題や困難に対する答えを探している。ICFは他の学生伝道団体や卒業生、ボランティアや地域教会と協力することでその状況を打開し、新しい次元を開くことを夢見ている。また、このために祈り手を数百万人規模で動員したいと考えている。

「大学生の3割はいかなる宗教団体にも所属していないという統計があり、その数は増加しているようです。確かにそれは問題ですが、私たちはそれを好機と捉えています」とジャオ氏はCPに語った。「無宗教を自称する学生の多くは、私たちの経験からいうと、必ずしも宗教そのものを拒絶しているわけではありません。宗教的な位置付けに伴う文化的な自己イメージを拒絶しているのです。クリスチャンと見なされることを毛嫌いするのは、いわゆる名ばかりのクリスチャンであり、ホリデークリスチャンなのです」

学生伝道団体「インターバーシティー」 全米2500の大学キャンパスにフェローシップ創設へ
南フロリダ大学でICFの歓迎ブースを開くスタッフと学生ら(写真:ICF)

ICFにとって、この傾向は大学伝道に「またとないチャンス」をもたらすとジャオ氏は言う。「なぜならICFが相手にする学生は宗教に属していないことを自覚しており、福音(救い)への招きや福音の話を聞くことに心が開かれているからです」

「そのため過去10年間くらいで、初めて救いを受け入れる人の数が2倍以上に増えたのを私たちは目撃しています」とジャオ氏は話す。「組織化された宗教と見なしていたものから遠ざかろうとする傾向は、人々が霊的に飢え渇き、福音に応答する備えができた時代の到来を意味していると私たちは考えています。2030コーリングが極めて重要だと考える理由の1つはそこにあるのです」

また、ICFは「教員に伝道可能な立場に特に恵まれている」という。ICFの活動には、学生ばかりではなく、多くの教員が関わっているからだ。2017年度〜18年度は、全米で実に2千人近くの大学講師がICFの働きに参加したという。

2030コーリングは厳しい戦いのように見えるかもしれないが、ICFはこの神の働きに強い確信を持っている。

「ICFは、大学伝道の新たな進展に心血を注いでいます。神は米国にあるすべての大学で、すでに働いておられると私たちは確信しています。この機会(2030コーリング)は神が働いている大学を特定し、その働きに加わることなのです」とジャオ氏は話す。「私たちは地域教会や他の伝道団体と協力してこの働きを進めたいと考えています。しかしそれは、ICFが今から2030年までに働きを進めようとする2500キャンパスすべてで働きを完了できるという意味ではありません。もし私たちが、どこかの大学における伝道に向けて他の伝道団体や地域教会を整えることができるなら、神がそこで神ご自身の御業をなさってくださっているということです」

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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