オウム元幹部、残りの死刑囚6人も刑執行

2018年7月27日00時24分 印刷
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+オウム真理教
住民によるオウム真理教の追放運動(写真:Abasaa)
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死刑が確定していたオウム真理教の元幹部6人の刑が26日、執行された。同教団をめぐっては、元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚を含む元幹部7人の死刑が今月6日に執行されたばかりで、これにより、死刑が確定していた元幹部13人全員の刑が執行されたことになる。

法務省の発表によると、26日に刑が執行されたのは、岡崎(現姓宮前)一明(57)、横山真人(54)、端本悟(51)、林(現姓小池)泰男(60)、豊田亨(とおる、50)、広瀬健一(54)の各死刑囚(刑確定順)。報道によると、林死刑囚は仙台拘置支所、岡崎、横山の両死刑囚は名古屋拘置所、端本、豊田、広瀬の各死刑囚は東京拘置所で刑が執行された。

13人が死亡、約6300人が負傷した地下鉄サリン事件(1995年)には、林、豊田、広瀬、横山の各死刑囚、8人が死亡、約600人が負傷した松本サリン事件(94年)には、林、端本の両死刑囚、オウム真理教問題に取り組んでいた坂本堤(つつみ)弁護士一家3人が殺害された事件(89年)には、岡崎、端本の両死刑囚が関与したとされている。

上川陽子法相によると、オウム真理教元幹部13人の刑が執行されたことで、26日現在、国内の死刑確定者は110人で、このうち再審請求をしているのは88人。2度目の法相を務める上川法相は前任時も含め、歴代最多となる16人の刑を執行したことになる。今回の6人の刑執行については24日に合意したという。

26日午前に開いた記者会見では「死刑は人の命を絶つ極めて重大な刑罰。執行は慎重な姿勢で臨む必要がある」と話す一方、「同時に法治国家であるため、確定した判決の執行が厳正に行われなければならない」と語った。死刑廃止に向かう国際的な流れと逆行することについては、「基本的に死刑制度は、各国が国民の感情や犯罪の情勢、刑事政策の在り方なども踏まえ独自に決定すべき問題」とし、日本の現在の国民世論を考えた上で「死刑廃止は適当ではないと考えている」と語った。

しかし、今月6日に松本元死刑囚ら7人の刑が執行された後には、反対する声も上がっていた。日本カトリック正義と平和協議会は、死刑執行に抗議する声明を発表。「死刑という国家による報復殺人によって、被害者・遺族の悲しみと社会の傷が真に癒やされるのでしょうか。いのちを尊重するが故に、殺人の罪をあってはならない悪とする国家が、死刑を認めることに矛盾を感じざるを得ません」などとし、死刑執行の即時停止と死刑制度の廃止を求めていた。

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