Skip to main content
2021年1月15日22時01分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化
  3. 音楽

エミー賞プロデューサーが語る「日本人はなぜゴスペルに引かれるのか」

2018年3月14日21時40分 執筆者 : 打木希瑶子
  • ツイート
印刷
関連タグ:アメリカマクドナルド・ゴスペル・フェスト
エミー賞プロデューサーが語る「日本人はなぜゴスペル音楽に魅かれるのか」+
和洋楽器バンド「ネオジャパネスク」と共演し「How Great Thou Art」を披露する Don’t Give Up クワイヤー=マクドナルド・ゴスペル・フェスト2017で(写真:Gospel Now 提供)

米東部最大のゴスペル音楽イベント「マクドナルド・ゴスペル・フェスト」(5月11、12日開催)に、今年も日本人で結成された「Don’t Give Up クワイヤー」の特別出演が決まった。ゴスペル界の大物セレブが一同に集まるこのフェストは、米エミー賞受賞プロデューサーのカーティス・ファローさんの呼び掛けにより、36年前にスタートした。スポンサーは、トライ・ステイト(Tri-State)と呼ばれるニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットの3州にある約600店舗のマクドナルドのオーナーたち。収益は毎年、若者の大学進学をサポートする奨学金に充てられている。

現時点で決まっている今年のゲストは、グラミー賞受賞アーティストのシシー・ヒューストン、ヘゼカイヤ・ウォーカー、リアンドリア・ジョンソン、バショーン・ミッチェル、メルバ・ムーアら豪華メンバー。今後さらに、大物ゲストが参加表明する可能性もある。Don’t Give Up クワイヤーはその前座としてステージに登場する。出演は今年で9年目だ。

ゴスペル・フェストの観客はほとんどがアフリカ系米国人だが、その中で日本人が歌うことについて、呼び掛け人であるファローさんはどう思っているのか。ゴスペル・フェストで行われるコンテストのオーディション会場に伺い、話を聞いた。

◇

日本の皆さんがゴスペル好きだということは、私も最初は驚きました。ある調査によると、ゴスペル音楽が盛んな地域ランキングは、1位がニューヨーク、続いてシカゴ、デトロイト、ヒューストンと、米国内の都市が続きます。ブラック・ゴスペルは米国の音楽なので、当たり前と言えば当たり前ですが、驚くべきことにトップ10の中に海外の国名が入るのです。日本とドイツです。日本は6位だと聞きました。まさか海外でゴスペル音楽がこれほど人気だとは思いませんでした。ドイツはまだしも、日本のようにキリスト教に縁のない国で人気があるというのは驚きでした。

しかし数年前、日本の友人に招待されて「お茶会」に参加したことがあります。単に一緒にお茶を飲むだけの会だと思って行ったのですが(笑)、カルチャーショックを受けました。何かスピリチュアルな儀式のように感じたからです。私は日本の歴史や宗教などについて詳しくありませんが、私の魂に響きました。その不思議な体験は、私の頭から離れません。何とも説明のつかない感覚でした。それと同じように、日本人も良く分からないけど、魂にゴスペル音楽が響いたのではないかと思うのです。

エミー賞プロデューサーが語る「日本人はなぜゴスペル音楽に魅かれるのか」
グラミー賞受賞アーティストのシシー・ヒューストン。故ホイットニー・ヒューストンの実母。最愛の娘、孫を共に失うという苦難を乗り越え、83歳になる現在もゴスペルを歌い続けている=マクドナルド・ゴスペル・フェスト2015で(写真:Gospel Now 提供)

日本には「いろいろな神様がいる」という信仰があると聞きました。私は、神様は1つだと考えていますから、そこは考え方が合わないと思われるでしょう。しかし、国や肌の色、言語の違いがあっても、同じ人間として、どうしても頭では理解できないスピリチュアルな感覚はあるのです。それは人間がつくったものではなく、生まれながらにして持っているものであり、神様から与えられたものです。

日本ではゴスペル音楽以外にも、R&Bやジャズなどのソウル系の音楽の人気が高いと聞きました。『ソウル(魂)』で感じることができるという点では、日本人はとてもスピリチュアルなものに敏感で、そういったものを感じやすい素直な心を持った人たちなのではないかと思うのです。Don’t Give Up クワイヤーのメンバーとして、ステージに立ったことがきっかけで、クリスチャンになった方や聖書を読み始めた方もいると聞きました。

エミー賞プロデューサーが語る「日本人はなぜゴスペル音楽に魅かれるのか」
昨年に続き、ソロ歌手としてファイナリスト出場が決まった菊田ゆきのさん=マクドナルド・ゴスペル・フェスト2017で(写真:Gospel Now 提供)

政治や宗教、歴史などの問題で、国と国、人種と人種の間で垣根が作られています。しかし、垣根は人間が作ったものであり、音楽の世界にはそれがありません。日本から毎年、多くの方がゴスペル・フェストのために時間とお金をかけて来てくださり、そして素晴らしいステージを披露してくださっています。日本人による Don’t Give Up クワイヤーのステージは、私たち米国人にとって特別なものです。そして同時にこれは、私たちの間には垣根がないという証明になっていると思います。昨年のゴスペル・フェストは、今年のエミー賞にノミネートされました。私たちがゴスペル音楽を通して神様の下で1つになれていることは、会場だけでなく、テレビを通しても伝わっているのです。今年の Don’t Give Up クワイヤーのステージも待ち遠しく思っています。

◇

エミー賞プロデューサーが語る「日本人はなぜゴスペル音楽に魅かれるのか」
マクドナルド・ゴスペル・フェスト2018のポスター

ゴスペル・フェストで行われるコンテスト(毎年1万人以上の応募がある)には、今年はソロ歌手部門で4人の在米日本人がファイナリストとして選ばれている。その1人である菊田ゆきのさんは、ニューヨークでゴスペルを歌っていくうちにクリスチャンとなり、現在は教会のクワイヤーや Don’t Give Up クワイヤーのメンバーとして歌っている。日本人がゴスペル音楽を通して聖書を学び始め、Jesus(イエス・キリスト)と出会っていくのは、とても自然な流れのように思う。日本のゴスペル音楽も一過性のものではなく、米国のように伝道ツールの1つとして定着していくのではないか。

今年の Don't Give Up クワイヤーの指揮は、名古屋芸術大学の非常勤講師で日本を代表するゴスペルシンガー&ディレクターの兼松弘子さん。日本全国から集まるクワイヤーメンバー、ミュージシャン、ダンサーらと共に、5月9日にニューヨーク入りする。翌10日には、ファローさんと共に米テレビ局FOX5の番組「Good Day New York」にも出演する予定だ。また、前回紹介したベテル・ゴスペル・アセンブリー教会(参考記事)の日曜礼拝でも賛美を予定している。ニューヨークはブラック・ゴスペルの中心地。ここに来れば、ゴスペル音楽が伝道に大きな役割を果たしていることを、目と耳でしっかりと確かめることができるはずだ。Don't Give Up クワイヤーのメンバーの募集は3月25日(日)まで。問い合わせは、同事務局(info@nyhcllc.com)まで。

◇

打木希瑶子

打木希瑶子

(うちき・きょうこ)

米ニューヨーク在住のゴスペル音楽プロデューサー。米国のスピリチュアル音楽レーベル「Pure Soul Music」の代表も務め、アジア人として初めて全米最大級のゴスペルコンテストの審査員に選ばれる。日本の「オレンジゴスペル」の企画者でもあり、ゴスペル音楽を使って「子ども虐待防止 オレンジリボン運動」の啓発にも協力している。米ニューヨーク・ハーレムのベテル・ゴスペル・アセンブリー教会で、日本人訪問者のためのバイブルクラスを担当。毎年、100人近い日本人が教会を訪問している。2016年秋からは、毎週水曜日午後10時(日本時間)にオンラインでのバイブルクラス「国際人としての常識“聖書”を学ぼう」を開催している。詳細・問い合わせは「Gospel Now」まで。

関連タグ:アメリカマクドナルド・ゴスペル・フェスト
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 大物ゴスペル歌手のデュエットに大歓声、アポロシアターでクリスマス・コンサート

  • ゴスペル界の第一人者、亀渕友香さん「お別れの会」に500人 遺作「ハレルヤ」も披露

  • レイシズムを扱いながら、ゴスペルの歴史的本質をはっきりと際立たせている傑作 映画「デトロイト」

  • ゴスペル音楽界のスター、カーク・フランクリンが新しい音楽フェスを発表

  • ナッシュビルからの愛に触れられて(10)教会音楽とゴスペルの素敵な関係 青木保憲

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 日本聖書協会、新理事長に石田学氏を選出

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • 国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性

  • 教皇フランシスコと前教皇ベネディクト16世、コロナワクチン接種

  • 緊急事態宣言、7府県に拡大 対象地域のカトリック教区が相次いで対応方針発表

  • 今、立って川を渡れ 穂森幸一(174)

  • 教皇フランシスコの主治医、新型コロナ合併症で死去

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • 米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 米NY州知事「黒人や貧困層に行き届くまでワクチン接種しない」 聖書引用しメッセージ

  • 教皇フランシスコの主治医、新型コロナ合併症で死去

  • 「改宗禁止条例」でキリスト教徒に初の逮捕者、貧困層への支援活動中に インド北部

  • 人のせいにしない 佐々木満男

  • 国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性

  • 米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • トランプ支持者が米議会占拠 米キリスト教指導者らが相次ぎ批判、祈り呼び掛け

  • 榊原寛氏死去、79歳 お茶の水クリスチャン・センター顧問

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • イエス時代の儀式用沐浴槽、ゲツセマネで発見 地名の由来裏付けに

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • 1都3県に「緊急事態宣言」再発令、カトリック東京大司教区が対応方針発表

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(111)トランプ大統領の勝利に向けて 広田信也

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

編集部のお勧め

  • クリスチャン画家の山田桂子さんが姫路市美術展に入選 日米でアートミニストリー展開

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • 「聖書通読、回重ねるごとに喜びがある」 『1年で聖書を読破する。』の鈴木崇巨牧師

  • “難病だからこそ生きる意味がある“ 「35歳までの命」余命宣告受けた筋ジストロフィー患者の保田広輝さん

  • 「母は中絶を拒否した」 アンドレア・ボチェッリの証し

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 論説委員・編集部
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 問い合わせ・アクセス
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2021 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.