Skip to main content
2025年11月2日08時47分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

ナイジェリアで殉教した宣教師の最期 「アメイジング・グレイス」を歌った後に

2017年12月5日19時50分 翻訳者 : 山本正浩
  • ツイート
印刷
関連タグ:ナイジェリアイギリス
ナイジェリアで殉教した宣教師の最期 「アメイジング・グレイス」を歌った後に+
イアン・スクエアさん(写真:スクエアさんのリンクトインより)

ナイジェリアで英国人宣教師4人が拉致され、3人が解放、1人が殺害された事件で、英国に帰国した3人のうち夫婦である2人が英デイリー・テレグラフ紙(英語)の取材に応じ、殉教したイアン・スクエアさん(57)の最期について語った。夫妻によると、スクエアさんは人質となった他の宣教師を励まそうと、「アメイジング・グレイス」をギターで演奏したが、その直後に銃殺されたという。

スクエアさんら4人は10月13日、ナイジェリア南部デルタ州の農村部で医療品を無償配布していたところを、武装した複数の男たちに拉致された。救出されたのは、デービッド・ドノバンさんと妻のシャーリーさん、アランナ・カーソンさんの3人。「イアンは信仰とユーモアと音楽と発明の人でした」と、デービッドさんは同紙に語った。

3人は銃を向けられながら連行され、解放されるまでの約3週間、沼地にある竹製の小屋で拘束されていた。医療宣教師として活動していたことを訴えたが、拉致した男らは取り合わなかったという。3人によると、実行犯らは「エグベス・ボーイズ」と呼ばれるカルト集団に所属していたという。エグベスは、デルタ州のイジャー族に伝わる古代の戦いの神の名に由来している。

竹製の小屋に入れられた後、スクエアさんのアコースティックギターを含め、所持品の一部が返却された。そしてスクエアさんは、楽譜なしで演奏できる唯一の曲だった「アメイジング・グレイス」を弾き語りし、とらわれの身となった他の宣教師たちを精神的に励まそうとした。

「彼の歌は完璧でした。またその時点では、状況はそれほど悪くはないように思えました」とデービッドさん。スクエアさんの歌により、他の3人は福音を伝える召しに忠実であろうとする決意を思い起こすことができたという。

「しかし、演奏を終えたイアンが立ち上がると、銃が連射され、イアンは一瞬のうちに殺されました。誰が銃を撃ったのかは見えませんでしたが、拉致集団の中の誰かが彼を撃ったことは明らかです」

「私たちは、次は自分たちのところに彼らが来ると思ったので、小屋から飛び出して水の中に飛び込みました。しかし、拉致集団のメンバーが来て、私たちを連れ戻し、イアンと一緒に小屋に入れました」

拉致犯がスクエアさんを殺した理由は、不明のままだ。デービッドさんは、男たちが麻薬やアルコール中毒のために妄想や恐れに駆られ、音楽の影響で無意識のうちに銃撃したのかもしれないと推測している。

デービッドさんとシャーリーさんはインタビューの中で、快適な生活から離れ、宣教師になった理由についても語った。かつて、デービッドさんは医師、シャーリーさんは教師として働いていた。

「私たちは良い仕事に恵まれ、2人の息子たちは私立の学校に行っていました。ケンブリッジには大きな家があって、望むものはすべて手にできました。しかし私たちは、自分たちがその生活に満足していないこと、また福音に真実であるためには、人生を変えなければならないことに気付いたのです」

夫妻は2003年、家を売却することを決め、子どもたちを公立学校に転校させ、医療慈善団体「ニュー・ファンデーションズ」を立ち上げた。

「子どもたちは、とにかく学校を変わりたがっていたので問題ありませんでしたが、私たちの友人は、私たちが完全におかしくなってしまったと思っていました」

その後、夫妻は、デルタ州の牧師から現地では乳幼児の死亡率が高いことを聞き、危険を覚悟でその地へ行くことを決めた。

2人は、エネコロガと呼ばれるデルタ州の貧しい地区に診療所を開設し、長年にわたって現地人の医療訓練に取り組んだ。こうした活動により、現地の住民とも良好な関係を築くことができた。

エグベス・ボーイズがカルトだという話について、夫妻は拉致される前には聞いていなかったという。しかし、イジャー族の武装勢力は、銃弾から自分たちを守ると信じられている恐ろしい儀式を行うことで、地域の住民から恐れられていた。

シャーリーさんによると、拘束されていた間に聖書からある知恵を得て、夫妻は診療所で働いている多くの人たちも貧しい環境で生活していることを、拉致犯たちに話そうと努めた。

「最初、彼らは黙っていましたが、最後には彼らのうちの2人が、聖書の教えを知りたがるようになりました」とデービッドさん。デービッドさんは、自身を拉致した男たちに医学的な支援も行ったという。シャーリーさんは次のように付け加えた。

「私たちは、診療所で働いているエルサレムさんという人の話をしました。彼は問題のある人でしたが、クリスチャンになって人柄が変わりました。彼は(眼鏡技師であった)イアンから訓練を受け、眼鏡のレンズ屈折の計算までできるようになりました。すると警備していた1人が『この話は、もうやめよう』と言いました。私が『どうして?』と言うと、『あなたの言葉が私の魂に語り掛けてくるから』と答えました。もしかしたらエルサレムさんは、彼らの仲間だったのかもしれません」

宣教師3人は、3週間にわたる極限的な状況を生き延び、同僚の死を目の当たりにしながらも、最終的には解放された。拉致犯からは、ナイジェリア政府が身代金を支払ったからだと言われたという。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ナイジェリアイギリス
  • ツイート

関連記事

  • ナイジェリアで拉致の英国人宣教師 1人死亡、3人解放

  • 元テロリストから、日本で平和の福音を伝える教誨師へ ヒュー・ブラウン宣教師

  • アルカイダ系テロ組織、拉致した修道女や宣教師らの映像公開

  • 危険を冒して北朝鮮の大学で働く「宣教師」たち

  • 日本の「母の日」は青山学院から 日本に「母の日」を定着させた3人の女性宣教師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

  • 私たちを生かす主キリストの御業 万代栄嗣

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(31)夢の中での再会

  • ワールドミッションレポート(10月30日):イエメン 苦難はあれど希望は消えず

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(11月1日):コンゴのルワル族のために祈ろう

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.