Skip to main content
2025年6月16日19時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会

第118代コプト正教会教皇タワドロス2世が初来日  われわれはキリストにあって決して少数派ではない

2017年8月31日06時44分
  • ツイート
印刷
関連タグ:コプト正教会タワドロス2世(アレキサンドリア教皇)
第118代コプト正教会教皇タワドロス2世が初来日  われわれはキリストにあって決して少数派ではない+
タワドロス2世=27日、聖母マリア聖マルコ・コプト正教会(京都府木津川市)で

聖母マリア聖マルコ・コプト正教会(京都府木津川市)が7月、設立から1年を迎えた。今月27日には、同教会の聖別式に伴い、2012年11月に教皇となったタワドロス2世(64)と司祭らの訪問団約20人が同教会を訪れた。

教皇の初来日とあって、教会入り口では京都府警による厳重なセキュリティーチェックが行われ、身分証明書の提示も求められた。

「中東ではテロが多発しています。万一のために」

受付のコプト正教徒の女性がそう説明をした。

同教会は設立以来、常駐司祭がいなかったが、23日、オーストラリアのコプト正教会から日本コプト正教会に派遣されるモーゼ・アイヤッド(Moses Aiyad)司祭が叙聖された。

27日には、初来日を果たした教皇を一目見ようと、コプト正教徒だけでなく、他教派のクリスチャン、コプト教研究者など約100人が教会を訪れ、聖体礼儀(正教会で「ミサ」「聖餐」のこと)にあずかった。NHKによる撮影など、一般メディアによる取材も行われた。

コプト教会は1世紀にエジプトを訪れた福音書記者マルコによって設立されたという。多種多様な宗教を持つ地であるにもかかわらず、マルコはエジプト全土にキリストの教えを広めた。カトリックの教皇がペトロの後継者であるように、コプト正教会の最上位である教皇は、このマルコの継承者とされている。

コプト教徒の人口は、エジプト国内で約1200万人から1400万人、エジプト国外には200万人から300万人と言われている。

第118代コプト正教会教皇タワドロス2世が初来日  われわれはキリストにあって決して少数派ではない
信者のいる聖所と区切るイコンで覆われた壁、イコノスタシス(「聖障(せいしょう)」)の向こうは、司祭しか入れない至聖所となる。

一方、日本のコプト正教会は、2004年頃から全国各地で活動を開始。日本での初めての聖体礼儀は、同年5月に神戸で行われ、それ以降、東京、大阪、鹿児島など、全国各地で行われるようになった。聖堂の設立は16年7月16日。京都府木津川市にあったプロテスタント教会が引っ越すことになったことから聖堂を譲り受け、日本コプト教会の聖堂とした。

しかし、日本常駐の司祭がいなかったため、オーストラリア・シドニー主教区のジョシュア司祭がたびたび訪日し、聖体礼儀や洗礼機密などを執り行っていた。今月叙聖されたアイヤッド司祭が近々来日し、日本に常駐する予定だ。日本コプト教会の司祭が就任することにより、今後、京都以外での聖体礼儀の機会も以前より多くなることが期待されている。また今回、新たに助祭として、日本人、在日アメリカ人の男性3名が任命され、教皇からの祝福を受けた。

第118代コプト正教会教皇タワドロス2世が初来日  われわれはキリストにあって決して少数派ではない
聖体礼儀の時、男性の頭に手を置いて祝福を祈るタワドロス2世

タワドロス教皇は27日に行われた聖体礼儀の中でこのように話した。

「コプト正教会には3つの使命があると考えています。1つ目は、愛を無条件にささげること。2つ目は、母なる教会として、国籍を問わず、すべての人を守り、すべての人を受け入れること。そして3つ目は、イエス様に倣って、どこでも、どんな人のためにも仕えるということです。聖書にこうあります。『神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである』(ヨハネ3:16)。神様は、どれほど皆さんのことを愛されているでしょう。今日お越しいただいた皆さまに感謝を申し上げます」

タワドロス教皇は聖体礼儀後、訪れた人々からのあいさつや記念撮影に応じるなど、気さくな一面も見せた。コプト正教徒にとって教皇との対面は、生涯に何度とない貴重な機会。1人ずつゆっくり話す時間はなかったが、「生涯忘れられない日となった」と話すコプト正教徒もおり、教皇の隣で写真に写る人々は皆、満面の笑みを見せた。教皇からはプレゼントとして、自身の挿絵の入った扇子やキーホルダーなどの記念品も振る舞われた。

第118代コプト正教会教皇タワドロス2世が初来日  われわれはキリストにあって決して少数派ではない
記者会見に答えるタワドロス2世

午後からは公開の記者会見が行われた。

タワドロス教皇は、広島と長崎の原爆被害についても触れ、「いつか日本に行って、少しでも長崎や広島の役に立ちたいと考えていた」と話した。また戦後、日本が大きく成長してきたことにも関心を持ち、今回の初来日の際には日本人の寛大な心にも感動したという。

来日の目的についてはこう話した。「私は世界中のコプト正教会を巡回しています。今回は、日本初のコプト正教会が設立され、常駐司祭も決まり、公式に日本のコプト教会の設立を宣言するために私の存在が必要だと思い、訪れました」

また、イスラム教国エジプトにおけるコプト正教会と、1パーセント未満の日本人キリスト教徒が同じ少数派であることから、「日本のクリスチャンにメッセージを」という本紙からの要望に、教皇は次のように答えた。

「イエス様と共にいるなら、私たちは決して『少数派』ではありません。エジプトでは1世紀から7世紀まで、多くの人がコプト教(キリスト教)を信じていました。その後、イスラム教がエジプトに入ってきたのです。しかし、私たちは宗教が違うとしても、エジプト人として同じ国に生きています。少数派であっても、エジプト人として同じアイデンティティーを持っているのです。日本のキリスト教徒たちにも同じことが言えると思います。今は少数派かもしれません。しかし、これからもっとイエス様のことを人々が知って、キリスト教が拡大していくことを期待しています。『拡大』というのは、決して私たちの力によってではありません。聖霊様の力を受けて拡大していくものだと信じています」

関連タグ:コプト正教会タワドロス2世(アレキサンドリア教皇)
  • ツイート

関連記事

  • コプト正教会を知る(6)聖マルコの聖遺物 三代川寛子

  • 米国のコプト正教会を管轄するユーセフ司教が初来日 京都と東京で聖体礼儀

  • 5分で分かるエジプトのコプト正教会

  • エジプトのコプト正教会爆破事件を受けて 日本コプト正教会のジョシュア・タドロス司祭がコメント

  • コプト正教会を知る(1)コプト正教会と日本のつながりを紡いだ金崎トーマス神父や先達たち 三代川寛子

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.