Skip to main content
2021年1月16日20時48分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化
  3. 映画

母になる修道女を支えた実在の女医がモデルの映画「夜明けの祈り」 アンヌ・フォンテーヌ監督インタビュー

2017年6月29日06時42分 記者 : 守田早生里
  • ツイート
印刷
母になる修道女を支えた実在の女医がモデルの映画「夜明けの祈り」 アンヌ・フォンテーヌ監督インタビュー+
アンヌ・フォンテーヌ監督 ©MASAHIRO MIKI

戦時下のポーランドの修道院を舞台にした映画「夜明けの祈り」が8月、日本で公開される。本作は、フランスのアカデミー賞にあたる第42回セザール賞に主要4部門(作品賞、監督賞など)でノミネートされており、カトリック中央協議会広報に推薦作品として認定された。

第二次世界大戦末期の1945年、ソ連兵の蛮行によって妊娠させられたシスターたちを献身的に支えた実在の女性医師マドレーヌ・ポーリアックが主人公のモデル。彼女は、信仰と絶望のはざまでもがき苦しむ修道女の希望の光となった。

先週、アンヌ・フォンテーヌ監督が主演のルー・ドゥ・ラージュさんと共に来日。フォンテーヌ監督が本紙のインタビューに応じた。

――テーマの1つでもある「信仰」。監督にとって「信仰」とは。

私はカトリックの教育を受けて育ちましたが、強い信仰を現在もなお持っているわけではありません。しかし、創造論を信じ、愛というものも信じています。

信仰は、対立させてはいけないものだと思っています。相手の信じているものを否定して、自分の信じているもののみが正しいという考え方が現在の状況。それぞれの信仰を尊重するという姿勢が大切なのではないかと考えています。

――映画の中で、修道女たちが傷つき苦しみながらも、赤ちゃんの心音を聞き、徐々に母親になっていく姿が描かれていました。「母性」と「信仰」が似ている点、似ていない点はどこだと思いますか。

修道女になるということは、母親になるのを諦めることです。しかし、彼女たちは意思に反して、暴力という形で妊娠してしまいました。妊娠してしまった7人の修道女は、それぞれ違う反応を示します。ある人は出産した後、修道院を出て、母親になると決めた女性もいます。ただ、彼女は信仰を捨てたわけでも、教会を捨てたわけでもないと思います。

「母性」と「信仰」が似ている点といえば、「生命に対する畏敬の念」でしょうか。この作品では戦時下における悲劇的で衝撃な事件を題材にしてはいますが、本来、信仰を持ちつつ母親になることは大切なことだと思います。

母となる修道女を支えた実在の女医がモデルの映画「夜明けの祈り」 アンヌ・フォンテーヌ監督インタビュー
「夜明けの祈り」の一場面 ©2015 MANDARIN CINEMA, AEROPLAN FILM, MARS FILMS, FRANCE 2 CINéMA, SCOPE PICTURES

――映画制作に入る前に修道院で実際、修練もされた感想は。

私の父は教会のオルガニストで、叔母も修道女なので、修道院は私にとって決してなじみのない場所ではありません。しかし、今回、改めてベネディクト修道院の黙想会に伺い、短い時間ではありましたが、多くのことを学びました。

修道院に流れている時間は、外での時間とはまったく違います。祈りがあり、賛美があり、ミサがある。それが毎日繰り返されるのです。「静寂」があることも印象的でした。その中で風の音や自然の音が聞こえてくるのです。

それから修道女についてですが、同じ服を着て、固い信仰で結ばれている彼女たちは皆、同じ思想を持っていると思っていました。しかし実際、中に入って触れ合ってみると、一人一人違い、実に多様性に富んだ人たちだと感じました。

――修道院での生活は映画作りに役立ちましたか。

映画に挿入されているグレゴリオ聖歌などは、私が今回訪れたベネディクト修道院の神父様が提案してくれたものです。

また先ほども話しましたが、修道院の「静寂」の中にある風の音、雪の上を歩く音、また修道女が慌てて走ってきた時の息遣いの音などを大切にしました。「静寂」の美しさを皆さんにも知ってほしかったのです。

――読者にひと言お願いします。

この映画の基になっているのは実話です。非常にショッキングなことだと思います。ポーランドの修道院でこのような事件が実際に起きたという衝撃をまず感じてほしい。その衝撃の深さが、女性たちの連帯によって新たな希望につながるということを感じてもらえればうれしいです。

■ 8月5日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 沖縄戦で武器を持たずに75人を救ったクリスチャン兵の実話 映画「ハクソー・リッジ」

  • 私たちの無関心は今日の「アンネ」を苦しめていないか 『アンネの日記』出版70周年ドキュメンタリー映画、立教大で上映会開催

  • 「この世界の片隅に」日本カトリック映画賞受賞 片渕須直監督と晴佐久昌英神父の対談も

  • 「何かを始めたい」思いが少女を変える ドキュメンタリー映画「トトとふたりの姉」29日から公開 

  • 「ローマ法王になる日まで」予告編公開 激動の半生つづった実話が映画に

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 「開拓伝道は失われた人々への憐れみの心」 第23回断食祈祷聖会1日目

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(112)「富」の支配を打ち砕く信仰の力 広田信也

  • 世界はわが教区―ジョン・ウェスレーの生涯(8)インディアンに福音を

  • 教皇フランシスコの主治医、新型コロナ合併症で死去

  • 緊急事態宣言、7府県に拡大 対象地域のカトリック教区が相次いで対応方針発表

  • 国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性

  • 日本聖書協会、新理事長に石田学氏を選出

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • 米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 米NY州知事「黒人や貧困層に行き届くまでワクチン接種しない」 聖書引用しメッセージ

  • 教皇フランシスコの主治医、新型コロナ合併症で死去

  • 人のせいにしない 佐々木満男

  • 「改宗禁止条例」でキリスト教徒に初の逮捕者、貧困層への支援活動中に インド北部

  • 国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性

  • 米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • トランプ支持者が米議会占拠 米キリスト教指導者らが相次ぎ批判、祈り呼び掛け

  • 榊原寛氏死去、79歳 お茶の水クリスチャン・センター顧問

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • イエス時代の儀式用沐浴槽、ゲツセマネで発見 地名の由来裏付けに

  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 1都3県に「緊急事態宣言」再発令、カトリック東京大司教区が対応方針発表

編集部のお勧め

  • クリスチャン画家の山田桂子さんが姫路市美術展に入選 日米でアートミニストリー展開

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • 「聖書通読、回重ねるごとに喜びがある」 『1年で聖書を読破する。』の鈴木崇巨牧師

  • “難病だからこそ生きる意味がある“ 「35歳までの命」余命宣告受けた筋ジストロフィー患者の保田広輝さん

  • 「母は中絶を拒否した」 アンドレア・ボチェッリの証し

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 論説委員・編集部
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 問い合わせ・アクセス
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2021 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.