Skip to main content
2025年8月27日19時23分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化
  3. 映画

母になる修道女を支えた実在の女医がモデルの映画「夜明けの祈り」 アンヌ・フォンテーヌ監督インタビュー

2017年6月29日06時42分
  • ツイート
印刷
母になる修道女を支えた実在の女医がモデルの映画「夜明けの祈り」 アンヌ・フォンテーヌ監督インタビュー+
アンヌ・フォンテーヌ監督 ©MASAHIRO MIKI

戦時下のポーランドの修道院を舞台にした映画「夜明けの祈り」が8月、日本で公開される。本作は、フランスのアカデミー賞にあたる第42回セザール賞に主要4部門(作品賞、監督賞など)でノミネートされており、カトリック中央協議会広報に推薦作品として認定された。

第二次世界大戦末期の1945年、ソ連兵の蛮行によって妊娠させられたシスターたちを献身的に支えた実在の女性医師マドレーヌ・ポーリアックが主人公のモデル。彼女は、信仰と絶望のはざまでもがき苦しむ修道女の希望の光となった。

先週、アンヌ・フォンテーヌ監督が主演のルー・ドゥ・ラージュさんと共に来日。フォンテーヌ監督が本紙のインタビューに応じた。

――テーマの1つでもある「信仰」。監督にとって「信仰」とは。

私はカトリックの教育を受けて育ちましたが、強い信仰を現在もなお持っているわけではありません。しかし、創造論を信じ、愛というものも信じています。

信仰は、対立させてはいけないものだと思っています。相手の信じているものを否定して、自分の信じているもののみが正しいという考え方が現在の状況。それぞれの信仰を尊重するという姿勢が大切なのではないかと考えています。

――映画の中で、修道女たちが傷つき苦しみながらも、赤ちゃんの心音を聞き、徐々に母親になっていく姿が描かれていました。「母性」と「信仰」が似ている点、似ていない点はどこだと思いますか。

修道女になるということは、母親になるのを諦めることです。しかし、彼女たちは意思に反して、暴力という形で妊娠してしまいました。妊娠してしまった7人の修道女は、それぞれ違う反応を示します。ある人は出産した後、修道院を出て、母親になると決めた女性もいます。ただ、彼女は信仰を捨てたわけでも、教会を捨てたわけでもないと思います。

「母性」と「信仰」が似ている点といえば、「生命に対する畏敬の念」でしょうか。この作品では戦時下における悲劇的で衝撃な事件を題材にしてはいますが、本来、信仰を持ちつつ母親になることは大切なことだと思います。

母となる修道女を支えた実在の女医がモデルの映画「夜明けの祈り」 アンヌ・フォンテーヌ監督インタビュー
「夜明けの祈り」の一場面 ©2015 MANDARIN CINEMA, AEROPLAN FILM, MARS FILMS, FRANCE 2 CINéMA, SCOPE PICTURES

――映画制作に入る前に修道院で実際、修練もされた感想は。

私の父は教会のオルガニストで、叔母も修道女なので、修道院は私にとって決してなじみのない場所ではありません。しかし、今回、改めてベネディクト修道院の黙想会に伺い、短い時間ではありましたが、多くのことを学びました。

修道院に流れている時間は、外での時間とはまったく違います。祈りがあり、賛美があり、ミサがある。それが毎日繰り返されるのです。「静寂」があることも印象的でした。その中で風の音や自然の音が聞こえてくるのです。

それから修道女についてですが、同じ服を着て、固い信仰で結ばれている彼女たちは皆、同じ思想を持っていると思っていました。しかし実際、中に入って触れ合ってみると、一人一人違い、実に多様性に富んだ人たちだと感じました。

――修道院での生活は映画作りに役立ちましたか。

映画に挿入されているグレゴリオ聖歌などは、私が今回訪れたベネディクト修道院の神父様が提案してくれたものです。

また先ほども話しましたが、修道院の「静寂」の中にある風の音、雪の上を歩く音、また修道女が慌てて走ってきた時の息遣いの音などを大切にしました。「静寂」の美しさを皆さんにも知ってほしかったのです。

――読者にひと言お願いします。

この映画の基になっているのは実話です。非常にショッキングなことだと思います。ポーランドの修道院でこのような事件が実際に起きたという衝撃をまず感じてほしい。その衝撃の深さが、女性たちの連帯によって新たな希望につながるということを感じてもらえればうれしいです。

■ 8月5日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

  • ツイート

関連記事

  • 沖縄戦で武器を持たずに75人を救ったクリスチャン兵の実話 映画「ハクソー・リッジ」

  • 私たちの無関心は今日の「アンネ」を苦しめていないか 『アンネの日記』出版70周年ドキュメンタリー映画、立教大で上映会開催

  • 「この世界の片隅に」日本カトリック映画賞受賞 片渕須直監督と晴佐久昌英神父の対談も

  • 「何かを始めたい」思いが少女を変える ドキュメンタリー映画「トトとふたりの姉」29日から公開 

  • 「ローマ法王になる日まで」予告編公開 激動の半生つづった実話が映画に

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 主キリストの大きな力で癒やされよう 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(8月27日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(2)

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • ワールドミッションレポート(8月26日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(1)

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(241)聖書と考える「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」

  • ワールドミッションレポート(8月22日):コンゴのレンドゥ族のために祈ろう

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(229)コロナ禍による信仰生活への影響 広田信也

  • 主キリストの大きな力で癒やされよう 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(241)聖書と考える「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(8月26日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(1)

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.