Skip to main content
2025年11月15日12時01分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化
  3. 映画

母になる修道女を支えた実在の女医がモデルの映画「夜明けの祈り」 アンヌ・フォンテーヌ監督インタビュー

2017年6月29日06時42分
  • ツイート
印刷
母になる修道女を支えた実在の女医がモデルの映画「夜明けの祈り」 アンヌ・フォンテーヌ監督インタビュー+
アンヌ・フォンテーヌ監督 ©MASAHIRO MIKI

戦時下のポーランドの修道院を舞台にした映画「夜明けの祈り」が8月、日本で公開される。本作は、フランスのアカデミー賞にあたる第42回セザール賞に主要4部門(作品賞、監督賞など)でノミネートされており、カトリック中央協議会広報に推薦作品として認定された。

第二次世界大戦末期の1945年、ソ連兵の蛮行によって妊娠させられたシスターたちを献身的に支えた実在の女性医師マドレーヌ・ポーリアックが主人公のモデル。彼女は、信仰と絶望のはざまでもがき苦しむ修道女の希望の光となった。

先週、アンヌ・フォンテーヌ監督が主演のルー・ドゥ・ラージュさんと共に来日。フォンテーヌ監督が本紙のインタビューに応じた。

――テーマの1つでもある「信仰」。監督にとって「信仰」とは。

私はカトリックの教育を受けて育ちましたが、強い信仰を現在もなお持っているわけではありません。しかし、創造論を信じ、愛というものも信じています。

信仰は、対立させてはいけないものだと思っています。相手の信じているものを否定して、自分の信じているもののみが正しいという考え方が現在の状況。それぞれの信仰を尊重するという姿勢が大切なのではないかと考えています。

――映画の中で、修道女たちが傷つき苦しみながらも、赤ちゃんの心音を聞き、徐々に母親になっていく姿が描かれていました。「母性」と「信仰」が似ている点、似ていない点はどこだと思いますか。

修道女になるということは、母親になるのを諦めることです。しかし、彼女たちは意思に反して、暴力という形で妊娠してしまいました。妊娠してしまった7人の修道女は、それぞれ違う反応を示します。ある人は出産した後、修道院を出て、母親になると決めた女性もいます。ただ、彼女は信仰を捨てたわけでも、教会を捨てたわけでもないと思います。

「母性」と「信仰」が似ている点といえば、「生命に対する畏敬の念」でしょうか。この作品では戦時下における悲劇的で衝撃な事件を題材にしてはいますが、本来、信仰を持ちつつ母親になることは大切なことだと思います。

母となる修道女を支えた実在の女医がモデルの映画「夜明けの祈り」 アンヌ・フォンテーヌ監督インタビュー
「夜明けの祈り」の一場面 ©2015 MANDARIN CINEMA, AEROPLAN FILM, MARS FILMS, FRANCE 2 CINéMA, SCOPE PICTURES

――映画制作に入る前に修道院で実際、修練もされた感想は。

私の父は教会のオルガニストで、叔母も修道女なので、修道院は私にとって決してなじみのない場所ではありません。しかし、今回、改めてベネディクト修道院の黙想会に伺い、短い時間ではありましたが、多くのことを学びました。

修道院に流れている時間は、外での時間とはまったく違います。祈りがあり、賛美があり、ミサがある。それが毎日繰り返されるのです。「静寂」があることも印象的でした。その中で風の音や自然の音が聞こえてくるのです。

それから修道女についてですが、同じ服を着て、固い信仰で結ばれている彼女たちは皆、同じ思想を持っていると思っていました。しかし実際、中に入って触れ合ってみると、一人一人違い、実に多様性に富んだ人たちだと感じました。

――修道院での生活は映画作りに役立ちましたか。

映画に挿入されているグレゴリオ聖歌などは、私が今回訪れたベネディクト修道院の神父様が提案してくれたものです。

また先ほども話しましたが、修道院の「静寂」の中にある風の音、雪の上を歩く音、また修道女が慌てて走ってきた時の息遣いの音などを大切にしました。「静寂」の美しさを皆さんにも知ってほしかったのです。

――読者にひと言お願いします。

この映画の基になっているのは実話です。非常にショッキングなことだと思います。ポーランドの修道院でこのような事件が実際に起きたという衝撃をまず感じてほしい。その衝撃の深さが、女性たちの連帯によって新たな希望につながるということを感じてもらえればうれしいです。

■ 8月5日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

  • ツイート

関連記事

  • 沖縄戦で武器を持たずに75人を救ったクリスチャン兵の実話 映画「ハクソー・リッジ」

  • 私たちの無関心は今日の「アンネ」を苦しめていないか 『アンネの日記』出版70周年ドキュメンタリー映画、立教大で上映会開催

  • 「この世界の片隅に」日本カトリック映画賞受賞 片渕須直監督と晴佐久昌英神父の対談も

  • 「何かを始めたい」思いが少女を変える ドキュメンタリー映画「トトとふたりの姉」29日から公開 

  • 「ローマ法王になる日まで」予告編公開 激動の半生つづった実話が映画に

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(235)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(前編) 広田信也

  • AIは福音宣教の未来をどのように形づくるか ローザンヌ運動が福音主義の視点で考察

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

  • ワールドミッションレポート(11月14日):ブラジル 世界最大のカトリック国で起きている劇的な地殻変動(5)

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(7)神様のご計画が明確になったとき 加治太郎

  • 花嫁(37)鉄塔と母 星野ひかり

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

  • ローマ教皇レオ14世に聖書協会共同訳のミニチュアバイブルなど献呈

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 神の見えざる御手 佐々木満男

  • 超自然的現象と科学(13)アガペーを持続させる火「ドード」 愛多妥直喜

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.