Skip to main content
2025年6月16日16時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
イスラム国(IS)

あの子は今どこに ISに奪われた3歳の娘を捜すキリスト教徒の母親

2017年5月16日22時05分 翻訳者 : 野田欣一
  • ツイート
印刷
関連タグ:イスラム国(IS)イラク
過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員+
過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員

2014年夏、過激派組織「イスラム国」(IS)によって制圧されたイラク北部の町から逃れる際に、ISの戦闘員に連れ去られた当時3歳だった娘を、キリスト教徒の母親が必死になって捜している。

中東の衛生テレビ局「アルアラビヤ」(英語)によると、この母親は現在、イラク北部にあるクルド人自治区の中心都市アルビルに住んでいる。アルビルには今、ISがイラク第2の都市モスルとニネベ平原地帯を制圧した14年夏ごろ、5万人以上のキリスト教徒が住んでいた町カラコシュから逃れてきた人々が多く暮らしている。

しかし、「クリスティナの母」と呼ばれているこの女性は、末娘の大きな写真を持って、あちこちの難民キャンプを渡り歩き、最愛の娘を捜している。

この一家は14年7月、ISから人頭税を払わなければ殺すと脅されたために、故郷を離れることを決めた。その時、ISの戦闘員の1人が、母親の背中におんぶされていた当時3歳のクリスティナちゃんを、はぎ取るようにして連れ去ったのである。母親は娘を返してほしいと交渉しようとしたが、いまだに行方は分かっていない。

アルアラビヤの「デス・メーキング(死の製造)」という世界のテロを扱う番組で取り上げられたこの母親は、当時の恐ろしい経験を次のように述べている。

「夫は目が見えず、体調が悪くて逃げられない状態だったのです。私は上の子どもたちを町の人々と一緒に逃げさせ、夫と末娘のクリスティナと町に残りました。ISが残忍だといっても、3歳の娘に危害を加えることはないだろうと思ったのです」

ISが占領する前に逃れられなかった他の多くのキリスト教徒と同様に、クリスティナちゃんの母親も、ISがキリスト教徒に対し、侮蔑的な振る舞いをすることをすぐに知ることになる。

「私たちは、イスラム教に改宗するか、キリスト教徒やイスラム教以外の信者に課される人頭税を支払うか、町を出ていくかと言われたので、考える時間が欲しいと言ったのです」

結局、3人で町から出ていくことにしたが、病状が回復しつつあった夫を連れ、娘を背負って町を出ようとした矢先に、クリスティナちゃんが捕らえられてしまった。「私はカラコシュまで戻らなければなりませんでした。私は娘を返すように懇願しました」

その後数日して、母親は偶然、カラコシュに駐留する部隊長をしていた、ISのチュニジア人戦闘員がクリスティナちゃんを膝の上に座らせているのを目撃した。

「私は泣いて娘を返すように訴えました。ところが、その部隊長は戦闘員の1人に私を追い出すように命じました。その武装した戦闘員に、あと1日でもこの町にいたら、処刑すると言われました。私は夫と共に心臓が飛び出さんばかりに、悲痛な思いをしてその場を去ったのです」

約3年たった今も、両親はクリスティナちゃんと再会できずにいる。アルアラビヤによれば、母親はモスルとカラコシュの仲裁人を通して解放の交渉をしようとしたが、無駄に終わったという。幸いに、クリスティナちゃんの最近の写真を手に入れることはできたが、消息はいまだに分かっていない。

クリスティナちゃんが今後どうなるかは分からないが、ISはイスラム教徒以外の少女や婦人を奴隷にするといわれており、性奴隷としてISの戦闘員たちの間で売り買いするともいわれている。最近では、ほぼ3年間ISの奴隷状態に置かれていたヤジディ教徒の婦人や若い女性たち36人が救出された。

国連イラク支援ミッション(UNAMI)のリズ・グランデ特別副代表は、中東の別の衛星テレビ局「アルジャジーラ」(英語)に、「この婦人たちや若い女性たちがこれまでずっと耐えてきた仕打ちは想像を絶するものがあります」と述べた。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:イスラム国(IS)イラク
  • ツイート

関連記事

  • イラクの3教派、「イスラム国」に破壊された1万2千軒の家屋再建で協力

  • 隠れていたベッドの上に戦闘員が 「イスラム国」から間一髪で逃れたキリスト教徒の女学生たち

  • イラク北部のヤジディ教徒の町で1600人以上の遺体 ISの犠牲者か

  • ISに殺害されたジャーナリストの母親、教皇に感謝 「信仰が支えに」

  • クリスチャンの親として、「イスラム国」のような悪を子どもにどう説明すればよいか?

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.