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刑務所伝道シリーズ

刑務所伝道シリーズ(19)お母さん、産んでくれてありがとう

2017年5月14日06時13分 記者 : 守田早生里
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関連タグ:母の日五十嵐弘志進藤龍也マザーハウス
刑務所伝道シリーズ(19) お母さん、産んでくれてありがとう+
獄中で五十嵐弘志氏(右)が祈る姿を見て信仰に目覚め、進藤龍也牧師(左)の著書を読んで導かれた。

今日の「母の日」を前に、人生のどん底から神様に救いを求めて立ち上がった1人の男性に話を聞いた。男性の名は高橋圭介さん(61、仮名)。凶悪犯罪を犯し、刑務所には2回服役している。

神奈川県で生まれ育ち、幼少時代は、毎日真っ暗になるまで友達と遊んだ。当時はやっていた「めんこ」やビー玉遊びは得意だったと笑う。学校の勉強はあまり好きではなく、中学を卒業すると、実父と大げんかをして家を飛び出した。

水商売の店を渡り歩き、暴力団に入ったこともあった。ギャンブル、覚せい剤、酒に溺れ、アルコール依存症を患った。自分の飲食店の経営も悪化して、次第に生活すら立ち行かなくなった。金銭トラブルが原因による犯罪で1回目の服役。懲役は1年8カ月だった。出所した直後、再び凶悪犯罪を起こし、懲役10年の刑を受けた。

服役中は、被害者のことを考え、自分がしてしまったことを後悔し、自分と同じ、もしくはそれ以上に苦しんでいる自分の周りの人々のことを思いながら、罪とも真剣に向き合ってきた。そんな中、同じ刑務所で受刑中だった五十嵐弘志氏(現NPO法人マザーハウス理事長)に出会った。五十嵐氏が毎日祈っている姿、聖書を読んでいる姿を目にして、「あいつはいったい何をやってるんだろう」と不思議に思ったという。

五十嵐氏からキリスト教に関する本を何冊か借りて読むうちに、自然と興味が湧いてきた。差し入れてもらった聖書は、初めは難解でよく分からなかったが、牧師などが書く本は分かりやすくて、気に入って読んでいた。中でも、進藤龍也牧師の『極道牧師の辻説法』(学研)にとても引かれ、出所したらぜひ会ってみたいと考えていた。

今から3年ほど前に満期出所。出所してすぐに食べたのはアンパンだった。「もともと甘いものが好きだったが、刑務所の中では好きなように甘いものが食べられない。出所したら一番初めに食べたいと決めていたから。あのアンパンの味は最高だった。忘れられません」

被害者家族には手紙を出したものの、返事はない。償いの気持ちは1日も忘れたことはないという。

出所後はカトリック教会で受洗の恵みにあずかった。現在は更生支援ホームで活動をしながら、五十嵐氏の運営するマザーハウスのスタッフとして活動をしている。朝4時に起きてウオーキングをし、野菜を育て、日曜にはミサにあずかる。五十嵐氏は、「高橋のあのような姿を見ると、うれしいですね」と話す。

先月、初めて進藤牧師と対面したという高橋さんは次のように語った。「いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことに感謝する者でありたい。これからの人生は、神様と共に歩む。道を逸(そ)れてしまうかもしれないが、そのたびに祈ることを覚えた。今は、自分がそうであったように、刑務所の中にいる人、または助けを求めてくる人がいたら、進藤先生の本をプレゼントしている」

出所後、戸籍を調べてみると、母親は年老いてはいたが、まだ生きていることが分かった。すぐに訪ねると、「生きて会えるなんて夢のようだ」と言ってくれたという。

高橋さんは言う。「親には迷惑ばかり、周りにも迷惑ばかりかけてきた私ですが、こんな自分を産んでくれた母親には心から『ありがとう』と言いたい。これからの人生は、神様に仕えながら、まっすぐに生きていきたい」

関連タグ:母の日五十嵐弘志進藤龍也マザーハウス
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