Skip to main content
2025年6月16日23時55分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化
  3. 映画

「イスラーム映画祭2」東京で盛況 名古屋・神戸で上演へ

2017年1月23日22時57分
  • ツイート
印刷
関連タグ:イスラム教
「イスラーム映画祭2」東京で盛況 名古屋・神戸で上演へ+
「イスラーム映画祭2」主催者代表の藤本高之さん

「イスラーム映画祭2」が14日から約1週間、東京都渋谷区の映画館「ユーロスペース」で開催された。平日、休日問わず、館内はほぼ満席。休日には立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。

同映画祭は2015年末に行われて以来、今回で2回目。前回、SNSなどを通して「東京以外の地域でも開催を」との声が多かったことから、今回は名古屋、神戸でそれぞれ上映を予定している。

主催者は、代表の藤本高之さんを中心とした映画好きのボランティア数人 。藤本さんは、映画祭の期間中、深夜に仕事、昼間は映画祭のスタッフとして活動するなど、体力的には厳しい数日間になるにもかかわらず、映画への情熱、そして何よりもバックパッカーとして旅して感じた世界や出会った人々が忘れられず、映画祭開催に至ったという。

1回目の映画祭開催時は、直前の11月にパリで同時多発テロが発生しており、日本中がイスラム教への関心を高めていた時期だった。しかし、主催者側としては、「映画によって、『何かしたい』などという社会意識があったわけではない」と藤本さんは話す。

年間300本近くの映画を見るという無類の映画好きでもある藤本さん。「暇さえあれば、映画館に行っています。一般の映画も見ますが、多くの人の注目を浴びていなくても、名作映画というのはあるものです。そんな映画を見るのが好きです」と語る。

2001年に起きた米同時多発テロ以来、世界の流れが大きく変わり、「特に世間ではイスラム教徒に対する偏見の目というのを強く感じている」と藤本さんは言う。しかし、旅先で出会ったイスラム教徒たちは、皆、人懐っこくて、優しい。生活の中に、すでに「信仰」が根付いているので、全く違和感を覚えなかったという。

自分が感じたイスラム教徒たちの印象と、世間が感じているイスラム教徒の印象との間に大きなギャップがあるのを感じ、「映画によって、彼らの違う一面を見ていただけたら」と話す。

「一方で、前回に引き続き、多くの人がイスラム映画に興味を持っているようだが、イスラム教徒が少ない日本で、なぜこのような現象が起きるのか?」と尋ねると、「1つは、雰囲気でしょうね。エキゾチックな感じは、イスラーム映画ならでは。こうした文化的な雰囲気に興味を示す人は多いのだと思います」と答えた。

「キリスト教映画祭を開催したら、どんな反応があるか予想はできますか?」とさらに質問してみると、「イスラム教は、もう生活の全てが『宗教』と言ってよいと思います。女性の洋服、食ベ物、祈りの時間によって1日が始まるなどですね。ですから、映画を見ただけでそれらを感じることができますが、キリスト教はそういった意味では、一見は仏教徒なのかキリスト教徒なのか分からないというのは、イスラムとの違いかもしれません」と話した。

藤本さん本人は「仏教徒」だと断言している。バックパッカーとして世界を旅する中で、日本ほど宗教に無頓着な国はないと実感したという。どこの国に行っても、一人一人に国籍があるように宗教を持っていると感じ、「無宗教」で平然としている日本の文化に疑問を持ったのだという。「日本は『宗教』というと、『勧誘』や『洗脳』などのマイナスイメージしかない。しかし、本来、『宗教』ってそういうものではないと思う」と藤本さんは語る。

映画祭では、エジプト、バングラデシュ、イランなどの映画の他、イスラム教徒も多いタイ映画も上映された。

中でも、キリスト教徒とイスラム教徒が共生する村を描いたレバノン映画「私たちはどこに行くの?」は、多くの人の関心を集めた。レバノンの女性クリスチャン映画監督によって製作されたこの映画は、何かにつけて戦いを挑みたがる男たちをユーモラスながらも平和的に解決しようとする女たちの姿を描いている。

戦いの犠牲になった男たちの墓場は、道を隔てて、十字架のあるキリスト教徒たちの墓とイスラム教徒たちの墓とに分けられている。教会とモスクが小さな村にも存在し、女たちの姿も信仰によって異なる。しかし、女たちは信仰の違いを乗り越えて、テーブルを囲んでティータイムを楽しみ、互いの家を訪問し合う。一方で、男たちは小さなことでも信仰の違いから争いを始め、互いに認め合うことはしない。

この状況を打破するために、女たちがあの手この手で村の平和を守ろうと奔走する。ともするとタブーとされる「宗教」というテーマをコミカルな方法で描くのは、それらの宗教が共存する中東ならではの映画といえる。コミカルな場面だけでなく、信仰故に残忍な事件も起きる。そこには、一切の「笑い」はなく、シリアスにありのままを見せる。痛快に笑うばかりだけでなく、見た人々の心に何かを訴える貴重な作品だ。

映画祭は、東京での上映を終え、現在は名古屋「シネマテーク」で、27日まで上映中。その後は、神戸「元町映画館」で3月25日から31日まで上映予定。詳しくは、フェイスブックを参照。

関連タグ:イスラム教
  • ツイート

関連記事

  • 映画「沈黙」はクリスチャンにとってどんな意味を持つのか

  • 「決してシリアを忘れていない」立教大の学生が企画「シリア・モナムール」上映会・講演会(1)

  • スコセッシ監督「この映画の礎は日本人キャスト」 映画「沈黙」ジャパンプレミアでキャスト舞台あいさつ

  • 神学書を読む(9)『沈黙』と共鳴するキリスト教の犠牲批判 青野太潮著『パウロ 十字架の使徒』

  • 映画「沈黙」公開目前 スコセッシ監督、来日記者会見で「最後の誘惑」からの変化語る

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(6月16日):アンゴラのクワンガリ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • トラウマからの解放と癒やし 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.