Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

阪神・淡路大震災から22年(1)教会は地域の中で重要な役割を果たす

2017年1月17日21時17分
  • ツイート
印刷
関連タグ:阪神・淡路大震災ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)
阪神・淡路大震災から22年(1)教会は地域の中で重要な役割を果たす+
阪神・淡路大震災で壊れた阪神高速道路=神戸市灘区(写真:神戸市)

発生から17日で22年目を迎える阪神・淡路大震災。長い年月が過ぎたようにも感じるが、愛する家族を亡くした遺族にとっては、今もあの日から時間は進んでいない。

インターネットも携帯電話も普及していなかった22年前、被災地支援はどのように行われたのだろうか。日本国際飢餓対策機構(JIFH)の清家弘久氏に話を聞いた。

1995年1月17日早朝、大きな揺れで目が覚めた。当時、大阪府八尾市に家族とともに住んでいたという清家氏は、自宅の1階にいた。大きな揺れで、普段はなかなか起きてこない子どもたちも「お父さん、何が起きたの?」と言って2階から降りてきた。

すぐにJIFHの事務所に行き、倒れた本棚や机などを整理しながら、情報収集のためにテレビをつけたままにしておいた。徐々に明らかになる被災状況だったが、神戸にいる2人のスタッフの安否は依然分からないままだった。電話をしてもつながらず、「公衆電話からの方がかかりやすい」という情報を聞けば、長い列の最後尾に並び、公衆電話の順番を待った。状況も分からないことに不安を覚えた清家氏は、スタッフと共に現地入りを決意。高速道路が倒壊し、通行止めがあちこちで起きていたため、周辺の交通網は麻痺していた。バイクに乗って、詰めるだけの食糧と水を背中に背負って、神戸を目指した。

「西宮の辺りから、徐々に様相が変わっていった」と清家氏は話す。神戸市内から避難しようとする流れと逆行するようにバイクを走らせ、流れる光景に目を疑ったという。「まるで、戦後の日本のようだった。何もかもが焼け焦げているように見えた」と話す。

スタッフ2人の安全を確認した後、被災地域周辺の教会を訪ねた。尼崎市のクライストコミュニティ武庫之荘チャペルを訪ねると、そこは被災地に近いながらも電気や水は確保されていた。「ここを支援のベースキャンプにさせてもらえないか」と尋ねると、快諾してくれたという。

その後は、東京、カナダ、バングラディシュ、カンボジア、ペルーから続々と支援チームが到着。炊き出しや倒壊した家の片づけの手伝いなどを行った。教会が地域の拠点となって、炊き出しやボランティアを派遣したのは「良いお証しになったのでは」と、清家氏は話す。若いボランティアたちが、リスクを負いながらも倒壊した家屋に浸入し、思い出の品を取り出す作業を手伝ったり、医療チームが結成されてからは、被災者たちの心のケアに当たったりした。

中には、教会を遺体安置の場に使用し、教会内でありながらも「無宗教」の葬儀として、犠牲になった人々の葬式を行った教会もあった。

「あの現場では、それが教会にできる最善のことだったと思う。ご遺体が出てきても安置する場もなく、火葬する場もなく、もちろんご葬儀をする場所もない。そこで、教会がその務めを果たしたのは素晴らしいと、私は個人的に思っています」と話した。

また、地域の人々のために教会を開放し、寝泊まりさせていた教会もあった。倒壊した教会の外で炊き出しを行ったり、ベビーフードを配ったりした教会もあった。

「ベビーフードを、高校生くらいの男の子たちが、『これ、もらってもいいですか?』と恥ずかしそうに言ってきたことがありました。育ち盛りの男の子は、お腹が空いていたのだと思います。『どうぞ』というと、遠慮がちに2つだけ持って、家に帰っていきました」と当時を振り返る。

JIFHでは、ベースキャンプを閉鎖するまでの約2カ月間で延べ2400人余りのボランティアが活動したという。

「災害時、教会は地域の中で重要な役割を果たすということが、阪神・淡路大震災の時に得た確信です。神社やお寺ももちろん、そういった役目を果たすのだと思いますが、歴史ある古いお寺や神社ほど倒壊しやすく、被災しやすいのです。教会は、わりと新しい建物が多く、たくさんの人を収容することができます。また、イエス様にあって、兄弟姉妹が全国にいますから、連携がとりやすいのです」と話した。

地震大国日本にあって、近い将来、また遠い将来にも大きな地震がこの国を襲うことがあるだろう。その時に、教会が果たす役目とは何か。今一度、考えていきたい。(続きはこちら>>)

次のページへ>>

関連タグ:阪神・淡路大震災ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)
  • ツイート

関連記事

  • 鳥取地震ルポ:震度6弱で被害受けた倉吉市の現状、災害ボランティア求める現場の声

  • 熊本地震:福岡に「九州キリスト災害支援センター」立ち上げを決定

  • 大津波で流された教会堂で献堂式 JIFHの協力で再建

  • 震災5年 鎌倉の3宗教がカトリック教会で合同祈願

  • あの日、津波の荒れ狂う水の中で守られた命 三浦シュクンさんの救いの証し

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.