大津波で流された教会堂で献堂式 JIFHの協力で再建

2016年5月4日08時17分 記者 : 坂本直子 印刷
+大津波で流された教会堂が献堂式 JIFHの協力で再建
再建された「SEASID BIBLE CHURCH グレース宣教会つばめさわ教会」(写真:「SEASID BIBLE CHURCH グレース宣教会つばめさわ教会」提供)

東日本大震災から5年。宮城県を襲った大津波で会堂が全壊した「SEASID BIBLE CHURCH グレース宣教会つばめさわ教会」(旧シーサイドバブルチャーチ、内藤智裕牧師)が日本国際飢餓対策機構(JIFH)の協力で再建され、4月29日に献堂式が行われた。教会員をはじめ約130人が集まり、完成に至らせてくださった主イエス・キリストの恵みに感謝し、献堂の祈りをささげた。

献堂式当日は、前日から降り続いた雨も上がり、光が差し込む新しい会堂で礼拝が執り行われた。詩篇24篇1~5節の招詞で始まり、工事経過報告や、献堂の辞が述べられた後、塩釜聖書バプテスト教会の大友幸一牧師がメッセージを取り次いだ。次いで、クラッシュジャパン元代表のジョナサン・ウィルソン氏、東北ヘルプ事務局長の川上直也氏、JIFH特命大使の近藤高史氏が祝辞を述べた。祝祷は、グレース宣教会代表牧師の堀内顕氏が行った。

仙台市宮城野区蒲生地区にあった同教会は、大震災の大津波により建物が全て流失してしまい、その跡地には土台部分と津波の力で傾いてしまった十字架塔だけが残された。

内藤氏は当時について、「多くの人たちから支援を受け、教会堂の再建を目指す方向性が与えられ、日々、希望を持って教会の働きを続けることができた」と振り返る一方で、「会堂再建について、それをどのように具現化したらよいのか、苦闘もしていた」と話す。

そのような中で、韓国国際飢餓対策機構から、南三陸町で進められていた教会堂建設プランを、そっくりそのまま同教会に譲りたいという申し出があった。譲り受けの条件は、土地と基礎工事を同教会が用意することだった。

その申し出に驚きつつも、感謝して受け止めた同教会は、2014年2月に仙台市宮城野区燕沢(つばめさわ)にある住宅団地の一角に約800平方メートルの土地を購入した。

その後、JIFHの協力を得ながら、15年6月に建築確認申請の許可を受け、同月から、土木工事、基礎工事を開始し、同年11月より、韓国から届いた資材の組立工事を開始した。

大津波で流された教会堂が献堂式 JIFHの協力で再建
(写真:「SEASID BIBLE CHURCH グレース宣教会つばめさわ教会」提供)
大津波で流された教会堂が献堂式 JIFHの協力で再建
礼拝堂講壇側より(写真:「SEASID BIBLE CHURCH グレース宣教会つばめさわ教会」提供)
大津波で流された教会堂が献堂式 JIFHの協力で再建
ロビー・カフェコーナー(写真:「SEASID BIBLE CHURCH グレース宣教会つばめさわ教会」提供)

内藤氏は、「2月末、関係者の皆様の熱意とご協力によって完成に至ることができました。また、その背後でご祷援くださった皆様に感謝するとともに、一つ一つ、細部に至るまで、導き支えてくださった主イエス・キリストに栄光を帰します」と、献堂に至るまでの経緯と感謝の思いを語った。

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