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なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(67)創世記の記事より進化論の方が正しいように見える 正木弥

2016年11月27日23時39分 コラムニスト : 正木弥
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関連タグ:正木弥進化論

創世記の記事より進化論の方が正しいように見える。どう説明するのか。

科学的な証明とは、① データを得、現象を観察する、② 観察により仮説を立て、または予測をする、③ それを試験または実験する。この実験によって現象を再現できるものが科学的な検証を得た、といえます。つまり、何度やっても同じ結果が出る(検証可能)という点にあります。

ダーウィンは、1869年の手紙の中で、「正確に言うと、種の変化は証明できない。想定する変化が種に有利となるかどうかも実験できない。残念ながら、それしかない」と述べています。ダーウィニストのドブジャンスキーも「進化論は1回かぎりの出来事であり、再現性はない。特殊な歴史的現象の研究に、実験的方法を使うことは時間的に制約されるからだ」と書きました。生命の自然発生説のオパーリンも「物理学でいう証拠を生物発生学上の問題に関してあげることは不可能なのだ」としました。

科学は検証可能でなければならないわけですから、進化論は科学の分野にないことになります。

進化論の主な証拠といわれるものを検討してみましょう。

1. 分類上の証拠

生物は、種・属・科・目・綱・門など似通ったものに分類できる。これは、共通の先祖から進化して枝分かれしたことを示すものだ。

上記の評価➨似ているのは、進化が原因ではなく、同じ創造者が造ったからだ、とも考えられる。例えば、備前焼には数々の製品があるが、全体として似ている(共通点)がある。砥部(しべ)焼には砥部焼の共通点があり、有田焼もそうだ。同じ地域の人が造ったからだ。似ていて不思議がない。それと同じだ。

2. 比較解剖学からの証拠

形態が似ている。骨格が似ている。これらは、進化の過程を示している。

上記の評価➨神は理想的な形態、骨格をまず造り、そこからさまざまなバリュエーションをとったのかもしれない。ならば、似ていて不思議でない。

3. 発生学からの証拠

個々の生物は胚から成長する過程で先祖の動物の発生過程をたどる。人間の胎児も出生までの間に魚や両生類の姿をとる。〔これをヘッケルは「個体発生は系統発生を再現する」と宣言した〕

上記の評価➨人間以外にも、哺乳類・鳥類・爬虫類の胚の発生過程のある段階で、鰓裂(さいれつ)が現れるが、例えば、人間の場合それは咽頭嚢(のう)による一連の小さい溝であって、分泌腺と下顎と中耳へと成長するもので、鰓(えら)とは関係がない。表面的な形が一時的に類似したにすぎない。もし、左の点が事実なら、人間の胎は〔系統発生の一部として〕蛇や恐竜の過程も経なければならぬが、もちろん、そんなことはない。

4. 痕跡器官からの証拠

痕跡器官は進化の歴史のどこかで機能していたが、やがて進化して不要になり、痕跡だけが残ったものだ。

上記の評価➨前世紀にはおよそ180個の“痕跡器官”が掲げられたが、その後、あるものは重要なホルモン腺であったり、あるものは胎児の時だけ働くものであったり、あるものは他の器官が故障したときだけ、またあるものは緊急時にだけ働くものだったり、と分かってきた。今日、“痕跡器官”といわれるものは極くわずか。これらも医学の発達により、やがてその機能が分かるだろう。ちなみに、人間の虫垂(ちゅうすい)には化膿防止の機能があるらしい。ところが、猿には虫垂がない。ならば、猿の方が人間より進化していることになるではないか。

5. 地理的分布からの証拠

ある種の動植物は、地理的分布により性質や形状が異なる。特に、孤立した大陸(オーストラリア)や離島(ガラパゴス諸島)では特有の種が存在する。

上記の評価➨これらは同一種内ないし同一属内の“強調”であって、他の種、他の属へ移ることを説明したものではない。(ハワイ諸島、イースター島、ミッドウェー島なども孤立し離島であるがそうはなってない。)

6. 育種の実験からの証拠

農作物や家畜は、野生の種から人間が有用なものを選択して品種改良してきた。これは生物の種が変化することを示す。

上記の評価➨進化は、「ひとりでに」起こることがポイントである。育種は、考える主体である人間がよく考えて選択して作り出したものである。決して自然選択(すなわち進化)ではない。

7. 突然変異からの証拠

動植物に現れる突然変異が、その生物に有利な時は自然選択で保存され、進化の要因となる。

上記の評価➨突然変異は有利なものが極めて少ない。突然変異10万回のうち9万9999回までは致命的、あるいは悪影響をもたらす。万一有利なものの可能性がもっと大きいなら、突然変異の原因となる放射能汚染を心配する必要がないではないか。

8. 生理化学からの証拠

アミノ酸、タンパク質、DNAは全ての生物の基本単位である。このことは、生物が共通の先祖から枝分かれしたことを示す。動物の血液の成分は近い関係にあるものほど似ている。

上記の評価➨神が同じ素材を用いて多くの生物をお造りになったと考えて不思議でない。例えば、同じ煉瓦(れんが)を用いて、壁・塀・煙突・橋を造った。だからといって、塀から煙突へ、橋へと進化したのではない。血液はいくら近い関係でも代替(輸血)できない。種間の違いは超え難い。

9. 古生物学からの証拠

地層から発見される化石は、時代と共に単純なものから複雑なものへと移行している。これは進化の事実を示している。

上記の評価➨一番下の地層カンブリア紀から、複雑な化石やほとんどの無脊椎動物の化石が、いきなり多数出土する(カンブリア爆発)。これは、単純なものから複雑なものへ徐々に移行したという進化論の主張とは違う。

*

逆に、進化論には次のような、乗り越えがたい問題点があります。

① 生命(細胞)の自然発生はあり得ない。
(1)アミノ酸の自然発生はあり得ない。その左旋体ばかりのものの自然発生はあり得ない。(生細胞のアミノ酸は左旋体ばかりから成る)
(2)タンパク質、核酸などの生命物質が偶然に発生する確率は限りなくゼロに近い。つまり、あり得ないという確率である。

② 突然変異は、圧倒的な確率で致命的で、悪いものになる。

③ 門・綱・目・科・属・種の分類間で、移行中間型がない。(Missing Ring)

④ サル類と人類とは隔絶している。“猿人”、“原人”は全て化石から人為的に復原した存在である。全て「滅びてしまった」もので、1体も生きている存在がいない。進化していないサルがたくさん現存し、進化したはずの“猿人”、“原人”が全て滅んでしまったのはどういうことか。おかしな理論だ。

⑤ 進化しているなら、種が絶滅すことはないはず。現実には絶滅ないし絶滅危惧種が多数存在する。

⑥ 驚くほどうまく設計されたものは、偶然に「ひとりでに」できることはない〔誰か知的論理的に考える存在がいないとできない〕。ファーブルは昆虫の生きた姿を仔細(しさい)に観察して『昆虫記』を著したが、進化論に組みすることをしなかった。

⑦ メンデルの法則「獲得形質は遺伝しない」は、種が少しずつ変化を重ねて、それを次代が引き継いで別の種になること、を否定する。

⑧ クラゲや三葉虫、イチョウやぶどうの葉などの化石は、現在のそれと比べて、ほとんど変わらない。つまり、進化していない。

⑨ 進化の原因について、多数の“論”や“説”があって通説がない。どの“論”も、“説”も難点があり、まとまらない。これでは、科学的真理とはいえない。

⑩ 進化論では、物質が生命に至るには、偶然の積み重ねにより、無秩序なものが秩序化し、簡単なものが複雑化することが前提であるが、これは熱力学第二法則(エントロピー増大の法則)に反することだ。

⑪ 進化論は、「ひとりでに」という偶然性に頼っているが、科学は規則性(必然性)を探求する。進化論は科学とはいえないのではないか。

以上の通り、進化論には正しい根拠が薄弱ですし、科学的に難点が多すぎます。

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◇

正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

関連タグ:正木弥進化論
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