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苦手な友達を通して、自分を磨こう 関智征

2016年5月18日07時50分 コラムニスト : 関智征
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1. クラス替えに働いた神の御手?!

中学1年の終わりに、私の中学でクラス替えがありました。クラス替えは、中学生にとってビッグイベントです。

なにしろ、中学生は、1日のほとんどを学校で費やします。学校以外のコミュニティーに逃げ場もないので、学校が世界の全てのような感覚でした。だから、クラスで誰と一緒になるかは、死活問題です。

私は同じ小学校出身の友達で、どうしても一緒のクラスになりたくない人がいました。彼は、小学校も私と同じ学校で、先輩後輩の礼儀やクラスの決め事における本質的でないところをネチネチ言ってくるタイプでした。

他方、私は細かいところにこだわらず、新しいことを進めていくタイプでした。私は、彼を融通が効かない人だなぁと煙たがっていました。彼も私のことを、伝統を分かってない、と思っていたと思います。

クラス会では、いつも意見が合いませんでした。私は、彼に自分のことをいつも否定されているような気がして、彼の顔を見るだけで憂鬱(ゆううつ)な気分になっていました。

クラス替えの3カ月くらい前から、「あいつだけは嫌だな。同じクラスになりたくない」と念じていました。

中学校で、私の学年は8クラスありました。キライな友達と同じクラスになる確率は、8分の1です。まぁ確率的には大丈夫かな、と思いました。

ところが、春休みになりクラス替えの発表を見に行くと、私の名前が載っていた2年5組に、キライな友達の名前も載っていたのです。

「なんてことだ」「自分の日ごろの行いが悪いからかな」と暗い気分になりました。

2. 人は友によって、とがれる

今振り返ると、キライな友達と私が同じクラスになったのは、神様の配慮です。

神様は、苦手な友達を私と同じクラスに送ることによって、私の性格や忍耐力を鍛えようとしていたのです。

聖書には、「鉄は鉄によってとがれ、人はその友によってとがれる」(旧約聖書・箴言27:17)とあります。

私たちは、学校や家庭、会社などで、カチンとくるときがあります。耳の痛いことを言ってくる先輩や親戚もいたりします。そんな現実の衝突の中で、自分の直すべきところに気付きます。

もし、苦手な人や、自分と意見が合わない人が周りにいなくなると、私たちは傲慢(ごうまん)になってしまいます。視野が狭くなり、自分の勘違いを修正する機会がなくなるからです。

3. 神のダイヤモンド

「あの人は、丸くなった」という表現があります。苦労を重ね、人間関係でもまれる中で、性格にトゲやカドがなくなってきたということです。あなたの周りの苦手な人は、実はあなたを磨くための「やすり」なのです。

ダイヤモンドは磨かなければ、ただの石です。その石が磨かれると、荒削りな状態から余計な部分がとれて洗練されて光を増していきます。

同じように、あなたという「神の芸術作品」も、周りの人を通して磨かれることで、どんどん光を放っていきます。

それは、私たちが「神の似姿」へと新しく作り変えられ、「新しい命」で満たされていくプロセスなのです。

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◇

関智征

関智征

(せき・ともゆき)

ブランドニューライフ牧師。東京大学法学部卒業、聖学院大学博士後期課程修了、博士(学術)。専門は、キリスト教学、死生学。論文に『パウロの「信仰義認論」再考ー「パウロ研究の新しい視点」との対話をとおしてー』など多数。

■ ブランドニューライフ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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