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人生は草花のようです 穂森幸一(31)

2016年4月15日20時02分 コラムニスト : 穂森幸一
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関連タグ:穂森幸一

「人はみな草のようで、その栄えは、みな草の花のようだ。草はしおれ、花は散る。しかし、主のことばは、とこしえに変わることがない」(Ⅰペテロ1:24、25)

最近、老後破綻のことが話題になっています。現職時代、高給取りだった人が破綻してしまうケースが多いそうです。定年退職したからといって、生活のペースを落とすことができず、買い物などを同じようにしていると、退職金や貯金はたちまち底をついてしまうそうです。

また、中にはサラリーマン時代に家を建てるために、35年ローンを組んでいて、退職後もローンが続くために負担に感じる人もいるそうです。もちろん、ローンを組むときは、退職後も適当な仕事があるだろうとか、息子が手伝ってくれるかもしれないという思いがあっても、思うようにいかないのが人生です。結局、家を手放しても、建築当時の半分以下の価値しかなく、残るのは借金だけということもあります。

思いがけない出費で一番大きいのは医療費だといわれます。病気によっては保険の適用外の治療を受けなければならないこともあります。入院が長引いてしまって、支払いが大きくなり、退職金を使い果たしたという人もいます。

あるフィナンシャルプランナーが話していましたが、「これだけの貯金があれば大丈夫とか、これだけの退職金があれば心配ないとは誰も言えない」ということです。

老後でなくても破綻する場合があります。福祉事務所の話では、以前は考えられなかった職種の方が生活保護申請の窓口を訪れるそうです。結婚前に華やかな職業に就いておられた方が夫の暴力に耐えかねて、子どもを抱えて家を飛び出し、途方にくれて訪ねてこられたケースもあるそうです。また、りっぱな仕事を持っていても連鎖倒産に巻き込まれ、相談する場合もあるようです。市役所では、生活保護だけではなく、さまざまなサポート体制があるので、適切な窓口を紹介しているということです。

使徒ペテロは預言者イザヤの言葉(「『呼ばわれ』と言う者の声がする。私は、『何と呼ばわりましょう』と答えた。『すべての人は草、その栄光は、みな野の花のようだ。主のいぶきがその上に吹くと、草は枯れ、花はしぼむ。まことに、民は草だ。草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ』」イザヤ書40:6~8)を引用していますが、今の時代背景を的確に表していると思います。

仕事のストレスや人生の悩みから、薬物に手を出してしまうことや、アルコール依存症になってしまうことがあります。薬物は一度手を出してしまうと、なかなか立ち直りが難しいといわれます。これは全ての依存症に共通していることです。

依存症の実験はマウスを使って行われます。1匹のマウスを小さなかごに入れ、普通の水と薬物の含まれた水を用意しますと、マウスは薬物の含まれた水を飲み続け、最後は死んでしまいます。

この実験に疑問を抱いた化学者がいました。彼はマウスを1匹だけ小さなかごに閉じ込めるのがいけないのだと思ったそうです。薬物の味を覚えたマウスを大きなケースに入れ、遊び場を作ってやり、仲間も一緒に入れたそうです。仲間と一緒に遊ぶようになってからは、普通の水しか飲まなくなったというのです。

この実験は、私たちの社会にも大きな示唆を与えていると思います。何かの依存症になり、苦しんでいる人は、実は孤独であり、誰にも心を開けないでいるのではないかと思います。

人生は山あり、谷あり、いい時もあれば、つらい時もあります。その時に一緒に祈ってくれる仲間がいるとか、心を休める場所があれば、思い詰めなくても大丈夫です。どこにも行き場がない、誰にも心を開けないときは、危ない状態です。

どん底の状態に陥っても、励ましの一言で立ち直ることもあります。何よりも力があるのが、聖書の言葉です。

「そこでふたりは話し合った。『道々お話しになっている間も、聖書を説明してくださった間も、私たちの心はうちに燃えていたではないか』」(ルカ24:32)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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