Skip to main content
2021年3月8日21時18分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
イスラム国(IS)

ISから逃れたヤジディ教徒の子どもが描いた絵を展示 いのちの花展

2016年2月12日22時46分 記者 : 守田早生里
  • ツイート
印刷
関連タグ:日本イラク医療支援ネットワーク(JIM−NET)ヤジディ教イスラム国(IS)イラク
ISから逃れたヤジディ教徒の子どもたちが描いた絵を展示 いのちの花展+
ISの兵士に連行される、改宗させられたヤジディ教徒の女性。鋭い目つきのIS兵士とうつろで不安げな女性たちの目が印象的な作品。一つ一つに、彼女たちの悲痛な叫びが聞こえるようだ=12日、東京都千代田区で

特定非営利法人イラク日本医療支援ネットワーク(JIM−NET)は、今年も日比谷ギャラリー(千代田区)で「いのちの花展」を開催している。今年は、イラク国内の白血病に苦しむ子どもたちの絵や、シリア、イラク国内で撮影された写真に加え、過激派組織「イスラム国(IS)」から逃れてきたヤジディ教徒の子どもたちが描いた絵が展示されている。イラク北部のアルビルに拠点を置き、活動を続けるJIM−NETの海外事業担当、榎本彰子さんに話を聞いた。

榎本さんのいるアルビルは、クルド人自治区の中心都市。治安は、イラクの他の地域に比べると、比較的安定している方だという。しかし、ISによる自爆テロの可能性が全くないわけではなく、時折テロは起きているようだと話す。榎本さんらは、主にイラクの小児がん支援・シリア難民支援・国内避難民の支援を行っている。

「一昨年の6月以降、イラク中央政府側にいた人々がクルド自治区の方にたくさん逃げてきている。難民キャンプはできているが、それだけでは到底収容しきれない数の人々が押し寄せてきている」と話す。その中には、キリスト教徒の姿も多くあるという。

一昨年、イラク国内のキリスト教徒が多く住むカルクーシュがISに襲撃された。「それを機に、その地域のキリスト教徒が一気に逃げ込んできたようだ」と話す。2014年8月には、ISによるヤジディ教徒の大規模な迫害が起こった。イラク国内に50万人いたヤジディ教徒のうち、10万人が現在もなおIS支配地域にいるとされているが、その安否は分かっていない。

ISの兵士に拘束されると、家族はバラバラにされる。男性、女性はもちろんのこと、男の子は少年兵候補に、女の子は性奴隷の対象として、それぞれ区別されるのだ。性奴隷となった女子は「品定め」をされた後、改宗させられ、イスラム教徒とされるIS兵士と結婚させられるのだという。

ISから逃れたヤジディ教徒の子どもたちが描いた絵を展示 いのちの花展
銃を突き付けられ、子どもたちを抱える母親を描いた作品。日本の現状とあまりにもかけ離れた場面。私たちにできることは何か、考えさせられる一枚。(画像:JIM‐NET提供)

イラク国内では、虐殺の様子やテロの様子も、テレビのニュースで隠すことなく放映されている。ISのプロパガンダなどの映像も放映されるため、それらを子どもたちが目にすることも多い。今回展示されている絵にもISの兵士が描かれており、中には、虐殺の模様がありありと描かれているものがあった。これらは、彼らが実際目にしたものか、人から聞いたものか、あるいはテレビの映像で目にしたものだという。

ISから逃れたヤジディ教徒の子どもたちが描いた絵を展示 いのちの花展
18歳のヤジディ教徒、マリアムちゃんの作品。マリアムちゃんは、ISに捕らえられてはいないが、住んでいた家を追われ、山の中に逃れていた。山の中は、水も食料も乏しく、高齢者は命がけだ。

兵士に銃を突き付けられ、必死で子どもたちを抱きかかえる母親の絵、ヤジディ教徒たちが改宗させられ、イスラム教徒の女性がつけるブルカをまとい、兵士に連行される様子、山の中に逃げ込んだが、水を確保することができず、衰弱している老婆の絵など、写真で見るそれとは、まったく違う感情が沸き上がる。

彼女たちが、この1枚の小さな絵に、何を託し、何を訴えようとしているのか・・・。戦争を「日常」としている子どもたちは、何に希望を見いだし、何を祈っているのか。

榎本さんに「私たちにできることは何か?」と問うと、「この現状を、とにかく多くの人に知ってほしい。日本にいる方々に、彼らの絵を見てもらうだけでもいいと思う。戦争が『すぐそこ』にある子どもたちのことを覚えていてほしい。戦争をしない世界、させない世界を考えてほしい。時間はかかるかもしれないが、それを考えることが国際社会の使命なのでは」と答えた。

JIM‐NETが主催する大規模な絵画展は、年に一度の「いのちの花展」だけだが、講演会や勉強会は不定期に行っている。絵画の貸し出しも行っているので、主催者がいれば全国どこでも絵画展を行うことができる。詳しくはホームページ。

「いのちの花展」~I am not ephemeral~
日時:2016年2月12日(金)~17日(水)
会場:ギャラリー日比谷
〒100‐0006 東京都千代田区有楽町1‐6‐5 電話:03・3591・8945

【期間中イベント】
※トークとアラブ・カフェはカンパ制で行います。

◆2月13日(土)、14日(日)
アラブ・カフェ(終日)予約不要

◆2月14日(日)14:30~16:00
タリィトーク「バレンタインにアラブ愛を語る女たち」
中東地域に関わってきた吉竹めぐみさん(写真家)、国井真波さん(看護師)、榎本彰子(JIM‐NET海外事業部)によるトーク
参加費:無料・カンパ歓迎
定員:30名(要予約)

◆2月15日(月)14:00~15:30
鎌田實の「がんばらない」トーク
JIM‐NETの鎌田實代表と佐藤真紀事務局長のトーク
参加費:無料・カンパ歓迎
定員:50名(要予約)

◆2月15日(月)16:00~17:00
羊ぐるぐるワークショップ
講師:佐藤百子先生(日本羊毛フェルトクラフト協会)
材料費:1000円
定員:15名(要予約)

関連タグ:日本イラク医療支援ネットワーク(JIM−NET)ヤジディ教イスラム国(IS)イラク
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 深刻化する「イスラム国」による女性への暴力 イラク現地駐在スタッフが都内で報告

  • 「日本に感謝している」「戦争の結果は決して平和ではない」 イラクから3人が来日しトークイベント

  • イラクの子どもたちが描いた絵など展示 日比谷で「いのちの花展」 “悲劇を悲劇で終わらせない”

  • イラク難民の少女「私たちが学ぶべきこと、それは『赦し』」

  • チェコ共和国の難民受け入れの表明を受け、イラクのキリスト教徒が入国

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • アレサ・フランクリンの「アメイジング・グレイス」を収録した幻のライブ、撮影から49年経て映画に

  • 世界最大の「イスラム教国家」インドネシアでキリスト教徒の警察長官誕生、約40年ぶり

  • 「神に触れられた」 トム・ハンクスの息子、無神論から大転換した経験語る

  • 信仰と不信仰の距離 安食弘幸

  • 日本のカトリック教会が「性虐待被害者のための祈りと償いの日」

  • 全米最大の福音派養子縁組・里親支援団体、LGBTカップル容認を表明 福音派指導者からは失望の声

  • 大祝会に近づいている 岡田昌弘

  • 世界宣教祈祷課題(3月8日):ルーマニア

  • キリストの道を歩もう 万代栄嗣

  • 教皇、5日から4日間イラクを訪問 歴代教皇初 途中ヘリでの移動も

  • 2021年の「レント(四旬節)」始まる、きょう「灰の水曜日」 その意味と由来

  • 「神に触れられた」 トム・ハンクスの息子、無神論から大転換した経験語る

  • アレサ・フランクリンの「アメイジング・グレイス」を収録した幻のライブ、撮影から49年経て映画に

  • 全米最大の福音派養子縁組・里親支援団体、LGBTカップル容認を表明 福音派指導者からは失望の声

  • 世界最大の「イスラム教国家」インドネシアでキリスト教徒の警察長官誕生、約40年ぶり

  • ラビ・ザカリアス氏性的不品行問題、独立調査の最終結果発表 団体が謝罪

  • 信仰と不信仰の距離 安食弘幸

  • 日本のカトリック教会が「性虐待被害者のための祈りと償いの日」

  • 「聖書は神の言葉ではない」 進歩主義の米教会がSNSの投稿で炎上

  • 大祝会に近づいている 岡田昌弘

  • 2021年の「レント(四旬節)」始まる、きょう「灰の水曜日」 その意味と由来

  • 「神に触れられた」 トム・ハンクスの息子、無神論から大転換した経験語る

  • 宮城労働局が涌谷保育園元園長牧師のパワハラ認定、日本基督教団議長「解決に向けて全力尽くす」

  • 同性愛めぐり分裂見通しの米合同メソジスト教会、保守派が新教団名発表

  • 信仰と不信仰の距離 安食弘幸

  • 米南部バプテスト連盟、4教会を除名 性犯罪歴ある牧師雇用や同性愛支持で

  • 「聖書は神の言葉ではない」 進歩主義の米教会がSNSの投稿で炎上

  • 全米最大の福音派養子縁組・里親支援団体、LGBTカップル容認を表明 福音派指導者からは失望の声

  • ラビ・ザカリアス氏性的不品行問題、独立調査の最終結果発表 団体が謝罪

  • 聖書はコロナ禍のクリスチャンに希望を与えている 英国聖書協会が調査

編集部のお勧め

  • 「クリスチャンだからこそ、もっと知って祈って関わってほしい」 人身取引に取り組む「ゾエ・ジャパン」

  • パンデミック時代の宗教の可能性探る IPCR国際セミナーで日中韓のキリスト者も発題

  • コロナ禍で増える自殺、奥田知志牧師「宗教にできること、いっぱいあるのでは?」

  • 日本から遠く離れた地の日本人伝道最前線 駐在員家族120人に福音伝える英語教室

  • 「開拓伝道は失われた人々への憐れみの心」 第23回断食祈祷聖会1日目

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 論説委員・編集部
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 問い合わせ・アクセス
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2021 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.