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「マーチ・フォー・ライフ」 冬の嵐の中、中絶反対派数千人が参加 米ワシントンDC

2016年1月26日16時20分 翻訳者 : 木下優紀
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関連タグ:マーチフォーライフ中絶全米家族計画連盟(PPFA)
「マーチ・フォー・ライフ」 冬の嵐の中、中絶反対派数千人が参加 米ワシントンDC+
「マーチ・フォー・ライフ」に参加した数千人の中絶反対派の人々=22日、ワシントンDCで(写真:クリスチャンポスト/Samuel Smith)

熱心な中絶反対派数千人が米ワシントンDCで22日、冬の嵐「ジョナス」をものともせず、合衆国連邦最高裁判所までの道を行進した。妊娠中絶への規制を違憲としたロー対ウェイド事件の連邦最高裁判決が出てから今年で43年。参加者たちは、中絶の禁止を訴えた。

共和党大統領候補の一人、カーリー・フィオリーナ氏をはじめとする著名な中絶反対派の講師を招いた集会の後、行進は、ちょうど雪が降り始めたタイミングでワシントン記念塔の前からスタートした。しかし、早く到来した冬の嵐をもってしても、コンスティテューション・アベニューを下る2マイル(約3キロ)の行進を阻むことはできなかった。

マーチ・フォー・ライフのジーン・マンチーニ代表は行進の前、「世間はおそらく、今日のような日にここにいるなんて、私たちが少し狂っているのではないかと思うでしょう。しかし、中絶による人権侵害と戦うためには、どんな犠牲も大きすぎるということはありません」と語った。

今年の行進のテーマ「中絶反対と女性保護は手を取り合って進む(pro-life and pro-woman go hand in hand)」は、中絶反対派が女性と対立し「女性の戦争」を組織しているという、中絶擁護派がよくする主張のレトリックを逆手にとったものだ。

「第1に、そして最も重要なことは、女性の子どもを産むという能力は形容しがたい、美しく、驚くべきことです。これは女性に固有のものです」とマンチーニ氏。「これは奇跡で、重荷ではありません。生物学的に母親にならない女性にも、このことは真実です。これは非常に美しいことです。母となる能力は、ある女性の人格の一部です」

マンチーニ氏は、中絶手術を受けた女性のうちに、生理的な損傷と感情的な苦悩を招く人がおり、中絶手術の結果として死ぬ人もいることを説明した。彼女は、2003年にカリフォルニアにある「全米家族計画連盟」(PPFA)のクリニックで薬物による中絶を行った後、クロストリジウム・ソルデリ感染症により死亡したホーリー・パターソンさん(当時18歳)の件を強調した。

連邦最高裁判所の建物の前で、中絶反対派団体「サイレント・ノー・モア」の会員で、中絶による後遺症を持った人々が、中絶がいかにして、生涯にわたる後悔と痛みをもたらしたかについて、体験談を語った。

カリフォルニアのイレーネさんは、12年前に危機的な妊娠をしたとき、中絶が「手っ取り早い解決策」だと言われたと明かした。

イレーネさんが薬物による妊娠中絶を行ったとき、妊娠24週(7カ月)だった。しかし、薬物はすぐには効果を発揮せず、最終的には地域の産科に行かなければならなくなった。そこで7時間の陣痛の末、娘を出産し、すぐに埋葬しなければならなくなった。

「娘は本当にきれいでした。今は南カリフォルニアの墓地に埋葬されています。私は最近、(8歳の)息子に、姉のところにお墓参りに行く理由が私自身にあると説明しなければならなかったのです。中絶は手っ取り早い解決ではありません。中絶は決定的に屈辱で、決定的に破壊的です」

1975年に18歳で初めて中絶を行ったメアリー・アンさんは、初めて中絶することを決めたとき、彼女とその彼には1973年のロー対ジェイド事件の判決が念頭にあったという。「私たちは、政府がOKと言っているのなら、中絶してもOKだと思ったのです」

「私は、点滴ととても激しい痛みを覚えています。麻薬が使われたので、歩いて車に行くことができませんでした。目覚めたのは数日後でした」とメアリー・アンさんは詳しく語った。「中絶の後、私は骨盤腹膜炎、子宮内膜症、卵巣嚢腫(のうしゅ)に苦しみ、2010年には卵巣がんのために子宮摘出術を受けました。また両側の乳房切除術も受けました。私が知らなかったことは、私がしたことに対する身体的、心理的、霊的な副作用でした。大丈夫だという大きなうそを信じたのです」

ロード島のジュリーさんも、17歳の時、大学進学を前に妊娠したと述べた。彼女もまた、中絶が妊娠という問題を解決すると信じた。そして当時、その後の人生に影響する損傷については何も考えていなかったと語った。自分の子どもを殺したことによって、「お酒とセックスにおぼれて同様のサイクルを繰り返す」生活に陥ってしまい、その18年後にキリストを信じるまで、それは続いたという。

「マーチ・フォー・ライフ」 冬の嵐の中、中絶反対派数千人が参加 米ワシントンDC
米ワシントンDCにある連邦最高裁判所の外では、中絶の後遺症に苦しむ人々が、中絶をしようという決断がいかにその後の生涯にわたる感情的、身体的な痛みと苦しみを招いたかについて、体験談を語った。(写真:クリスチャンポスト/SAMUEL SMITH)

昨年にはPPFAの内実を暴露する動画が公開され、2014年には下院と上院の双方で共和党が多数を獲得するなど、中絶反対運動の機運は高まっている。それを受け、下院で最も中絶反対の立場を公にしている、共和党所属でニュージャージー州選出のクリス・スミス下院議員は、群衆に対し、「中絶反対運動はこれまでで最も強くなっています」と確証した。

スミス氏は、2010年以降、生命尊重に関する282の法律が成立していることを受け、州レベルでの進歩は「歴史的」と述べた。昨年だけでも、「力強い」九つの法律が下院を通過した。

年間30万件の中絶を行うPPFAに対する補助金5億ドル(約592億円)を取りやめる内容を含む法案に対し、バラク・オバマ大統領が拒否権を行使した。19日に拒否権を覆す投票が行われたとき、スミス氏は下院でも拒否権を覆すだけの賛同票が集まると約束した。

「PPFAは醜い氷山の一角ですが、組織的に子どもを殲滅(せんめつ)している数十億ドル規模の産業です。そのことはここにいる皆が知っており、時が来るに従って報道機関も知ることになるでしょう」とスミス氏は主張した。「PPFAは、ばらばらにし、あるいは医薬品を用いて赤ちゃんを2分に1人殺害しており、1973年以降5700万人以上の無実の子どもを殺してきました。PPFAは児童虐待組織です」

多くのプロテスタント信者が行進に参加する中、参加者の多数はカトリック信者だった。しかし、聖公会やルーテル教会からも少数ながら参加者がいた。また、無神論者、不可知論者、ウィッカ信者(自然崇拝者)、イスラム教徒、ユダヤ教徒、また「宗教的権利」の定義に当てはまらない全ての人からなる「セキュラー・プロライフ」という団体も参加した。

セキュラー・プロライフのケルシー・ハザード代表は取材に対し、「私たちはここにいる必要がありますし、世界に対してこのことがもっぱらキリスト教徒の運動ではないということを知ってほしいのです」と語った。「中絶が間違っていることを知るために、神やキリスト教の神を信じる必要はありません」

「このような多くのキリスト教と世俗の分断の中での私たちの取り組みは、私たちは違う言語をもってこのことに取り組んでいるということです。カトリックの信者は、全ての人は神のかたちに造られたと言うかもしれません。世俗主義の人はそれを聞くと、外国語のように聞こえるのです。もし、『すべての人の命は尊く、あるいは固有の本質的な価値があります』と表現できるならば、私たちは現に賛成します。全ての人にとって、人権は『与えられる』ものではありません。『人権を与えられる』という考えは、私には違和感があります」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:マーチフォーライフ中絶全米家族計画連盟(PPFA)
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