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正教の神学から見た障がい もっと包括的になるよう教会に求める

2015年10月20日19時42分
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関連タグ:正教会世界教会協議会(WCC)障がい
正教の神学からみた障がい もっと包括的になるよう教会に求める+
ボロス会議の参加者たち(写真:WCC/Angeline Okola)

9月末に障がいに関する正教の視点を提示する神学的な対話が企画され、教会に新たな責務を持ってこの問題に取り組むよう促すこととなった。世界教会協議会(WCC)が12日に公式サイトで伝えた。

「障がいに関する話し合いは、教会の一部だけに関することではなく、教会全体の生活に関するものだ」と、アルバニア正教会出身のナタン・ホッペ氏は言う。「障がいは、教会の健全さの問題として考える必要がある。健全な教会では、全ての会員が共に祈り働くのであり、他の会員に対して優越感を持って恩に着せるのではない」

ホッペ氏が参加したこの対話は、WCCのエキュメニカル障がい提言ネットワーク(EDAN)が、神学研究を行うボロス・アカデミーと協力して主催した会議でのもの。

会議は、ギリシャのボロスで9月28日から30日まで行われた。この会議で議長の一人を務めたデメトリアス府主教は、「神の言葉の藉身(せきしん、西方教会でいう受肉)によって、いかにして人間の本性が、一人一人の持つ固有性と尊厳の源であると考えるようになったのか」を強調した。この文脈の中で、同府主教は、「他のどんな人が持つ固有な特徴をも捨ててしまうという非人間的な態度」を、どうして「キリスト教徒が意識的に取ること」ができようかと問い掛けた。

ベオグラード大学正教神学部のラストコ・ジョヴィッチ教授は、新約聖書コリントの信徒への手紙一の11章について考察し、聖体礼儀(正教会の生活の中心をなす奉神礼)の確実性は、聖体礼儀の食事におけるすべてのものが含まれていることによってはかられるのであり、礼儀の質や、ぶどう酒とパンの質によるのではないと述べた。「教会の体なる成員が持つ関係に、愛が表されなければ、聖体礼儀はない」と同教授は語った。

「教会は多くの肢(えだ)を持つ一つの体である」と、EDANのヨーロッパ担当コーディネーターであるトーリル・エドイ氏は言う。「排除によって肢のうちの一部がなくなってしまう時、それは障がいを持った教会の体である」と同氏は語った。エドイ氏は、障がいを持つ人々のニーズに敏感な環境を確立することが、教会の本質とミッションのための共通のビジョンとして役立たなければならないと強調した。

教父たちの解釈に基づく、神に似せて人間が創造されたことについての正教の理解が、このボロス会議で共有された。

参加した教会は、障がいについての活動に実践的に関わるよう促された。神学だけでなく、建物の利用のしやすさや、特定のニーズの支援やそのニーズに対する適応、聖職者と信徒が障がい者と活動できるように備えること、そして教会生活の中で障がいを持つ人々に積極的に関わることが焦点となった。

EDANのコーディネーターであるサミュエル・カブエ博士は、いくつかの課題もあるが、障がいに関するカリキュラムを、アフリカやアジア、そしてカリブ地域など、世界中のさまざまな神学校に取り入れる可能性はあるという。

「正教の神学院、学部や学院で独立した研究分野として、あるいは正教の機関で中心的な課程ないしプログラムに組み込まれたトピックとしてさえ、障がいに関する研究を取り入れることは可能だ」とカブエ氏は語った。

同氏は、正教の神学者たちとの神学的な出会いが持つ大切さと、障がいに関するエキュメニカルな対話を継続していくことの必要性を強調した。

ボロス会議の参加者たちはまた、2003年につくられた「すべての人々の、そしてすべての人々のための教会」、そして2014年につくられた「在るということの賜物:すべての人々の、そしてすべての人々のための教会となるよう招かれて」という2つの文書に関する神学的な考察も行った。

関連タグ:正教会世界教会協議会(WCC)障がい
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