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【インタビュー】キリストの料理人 荘明義さん

2015年7月23日12時07分
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関連タグ:荘明義中国
【インタビュー】キリストの料理人 荘明義さん+
荘明義さん。横浜中華街の一角にある横浜華僑基督教会の前で。

中国・貴州省で生まれ、4歳のときに来日した荘明義(そう・あきよし)さんは、四川料理の大家、故・陳建民氏の3番弟子として14歳で料理の世界に入って以来、約60年にわたって、中華料理の普及に努めてきた。今年4月に、自身の半生を振り返った『わが人生と味の道』(イーグレープ)を発行した。

初めて会う人に話を聞きに行くとき、どの場所を指定されるかで、その人の人となりや生活スタイルが垣間見えるもの。味にはこだわりがあるに違いない、どんな店を指定するのだろうかと思っていたが、呼ばれたのは何と横浜中華街にあるファミリーレストランだった。「正直意外に思いました」と伝えると、「ちょうど教会の真裏にあるので、集会後にみんなでよく利用するんです。落ち着いて話せる場所は、自宅かここですね」と教えてくれた。生活の中心に教会がある。この人は、普通の料理人ではなく、「キリストの料理人」なのだと思った瞬間だった。

― 著書の一番最後に書かれていた「キリストの料理人」という言葉が非常に印象的でした。

「食べる」ということはイエス様も大事にしていました。料理人で良かったと感じるのは、病気の人の家に行って、その場でその人の口に合ったものを作って上げる時です。料理の世界は、命と直結していますから、食を通して、人々の健康に寄与することができればうれしいですね。

― 健康を保つために、食生活で気を付けるべき点は何ですか?

「エデンの園」で神様が、人間が食べるために用意してくださったものを意識することが大切です。季節ごとに自然に生育し、生で食べられる種があるもの。これらを食事の7割に持って来れば、残りの3割は嗜好(しこう)に合うものを食べても大丈夫でしょう。現代人は、健康第一と言いながら、時間がない、お金がないなどの理由で、食をおろそかにしている人が多いと思います。大きな病気になると、まず制限されるのは食べ物です。健康を維持するためには、食事が何よりも大事であることに気が付いてほしいですね。

― 自炊しようと思う人は多いと思いますが、料理はどうしたらおいしく作ることができるのですか?

イエス様が集めた弟子たちは、さまざまな背景を持った面白い人たちでしたよね。イエス様は、彼らの個性を生かしながら教育をし、彼らを通して世界を変えました。それと同じように、まずは素材そのものを知ることから始めてみてください。同じタマネギでも、季節によって味の特徴が違います。できれば生で、それが難しい場合は、焼いたり、蒸したりして食べてみる。食材の持つ味を知ることができれば、どう料理したらよいか、分かってきます。実は、手間暇かけ過ぎて料理をまずくしている、ということがよくあります。

― 中華料理研究家として数々のメディアに登場し、常に中華料理の最前線を走ってこられましたが、自分が好きで料理の道を選んだのではないと話されています。それは、将来の道に迷ったり、悩んだりしている若い人たちにとって、大きな励ましになるのではないでしょうか。

17歳で料理長になり、それ以来、次々と道が開かれていったのは、14歳の時からの下積みがあったからです。最近の若い人たちは、何事にも長続きがしないように見えます。目や耳に入る情報が多いので、「楽にできる」「稼げる」といった誘惑に乗ってしまいやすい状況にあります。私は親から借金を残されたので、お金の大切さは十分に教えられました。しかし、それだけではなく、信仰という、自分が最優先すべきことも示してもらいました。自分が好きな仕事、大変でも我慢ができる仕事、続けることで将来益になる仕事。目先のことだけではなく、もっと長いスパンで考えると良いと思います。私は、家庭の事情でコックになりましたが、料理は神様が私に与えてくださった宝物で、味の開発は神様が私に与えてくださった使命だと今は思っています。

― 71歳になられた今でも、世界各地を飛び回って味の開発人として現役で働くことができる秘訣は何ですか?

人と違うことをするのが好きなので、これまでなかったものを生み出すことが、自分の賜物(たまもの)だと思っています。今は、製品を作る過程で半端になってしまう、残った食材をどう生かせるかという仕事を、北海道でしています。これまでの仕事で身に着けた技術を、動けるうちに残していきたいという願いがありますし、これからも新しいことに挑戦していきたいと思っています。でも、それができるのは、若い時の苦しい見習い期間があったから。つらくてやめてしまいたいと思ったことは何度もありましたが、料理の修業を続けられたのは、母の励ましがあったからです。一つのことをやり遂げて、ある段階を通り越えたその先に可能性がある、そう言ってくれる人がそばにいることは大きな支えになります。料理の世界には、まだまだ無限の可能性が広がっているんですよ。

― 横浜華僑基督教会では長老として教会に仕えられていますが、教会生活で大事にしていることを教えてください。

私自身は「本音を正直に伝達する」ことを意識するようにしています。私たちの教会では、今月から日本語礼拝が始まります。中国人と日本人がいる教会なので、見渡してみると、伝えたつもりなのに伝わっていないということから来る問題が多いことに気が付きます。「健康的な結婚、夫婦、家庭」が教会においては大事だと考えているので、創世記から順に説教していくつもりです。神様は絶対です。神様がアダムに伝えたことをアダムがどのように理解できたのか、それをどのようにエバに伝えたのか。全ての問題の始まりはどうやらここにあるようです。自分の思っていることを相手に正しく伝えられているか、再確認しながら前に進んでいきたいですね。ちなみに、私は中華料理は香港が一番おいしいと感じているのですが、香港のコックが育つのは、グルメが多いからです。グルメというのは、舌が肥えていると同時に、正しい評価ができる人のことです。おいしくない料理が出されたときに、「ま、いいか」で済ませるのではなく、「まずい」と言えることがいかに大切か教えられますね。

関連タグ:荘明義中国
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