世界福音同盟(WEA)などが協力して毎年開催する「迫害下にある教会のための国際祈祷日」(IDOP)が、今年は11月2日と9日に行われる。WEAに加盟する日本福音同盟(JEA)も公式サイトで日本語の資料を公開し、「日本の教会も世界の教会と連帯し、心を合わせて、迫害下の教会のために祈りましょう」と呼びかけている。
IDOPは、クリスチャンに対する迫害の世界的な高まりを受け、WEAの信教の自由委員会が1996年に始めた。その後、世界の多くの教会やキリスト教団体が参加するようになり、現在は11月第1、第2日曜日と定められている。
毎年テーマや特に集中的に祈る国・地域を挙げており、今年は、ヨハネの黙示録2章10節から「最後まで忠実であること」をテーマとして掲げている。
集中的に祈る国・地域は、今年はクリスチャンにとって「最も危険な5つの地域」として、▽中央アジア・東アジア、▽中東・北アフリカ、▽東南アジア、▽サハラ以南のアフリカ、▽中米を挙げ、幅広い国々のために祈るよう求めている。
WEAの信教の自由大使であるゴッドフリー・ヨガラジャ氏は、迫害下にあるクリスチャンは世界で3億8千万人に上り、7人に1人が迫害に直面しているとする推計を紹介。聖書は、キリストに従う者が迫害に遭うことは珍しいことではないとする一方、信仰のために苦しむ者たちと共に立つよう教えているとし、IDOPへの参加を呼びかけている。
JEAの公式サイトでは、祈りのガイド(日本語・英語)と、ヨガラジャ氏による祈りへの招き(日本語)が公開されており、ダウンロードしてそれぞれの教会などで使用できる。
















