Skip to main content
2025年5月12日23時09分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

南アフリカで外国人襲撃激化、死者7人 教会から相次ぐ非難

2015年4月20日23時36分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:南アフリカアパルトヘイト世界メソジスト協議会(WMC)南部アフリカ聖公会南部アフリカ・メソジスト教会(MCSA)南アフリカ教会協議会(SACC)デズモンド・ツツヘイトクライム(憎悪犯罪)
南アフリカで外国人襲撃激化、死者7人 教会から相次ぐ非難+
南アフリカ・ケープタウンの高校に掲げられた反外国人嫌悪のボード。南アフリカでは、2008年にも外国人嫌悪による襲撃事件が相次ぎ68人が死亡した。(写真:Helen Online)

南アフリカで、移民や外国人労働者を標的とした襲撃が相次いでいる問題で、南アフリカやアフリカの教会指導者らが、こうした暴力を非難する声明を相次いで発表した。南アフリカではここ数週間に襲撃事件が多発し、同国政府は19日、これまでに7人が死亡したと発表。逮捕者は300人を超え、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、これまでに5000人余りが仮設避難所に避難していると伝えた。

南部アフリカ聖公会のタボ・セシル・マクゴバ首座主教は16日、南アフリカで最近増大している外国人嫌悪をやめるよう呼び掛ける声明文を同首座主教の公式サイトに発表した。アングリカン・コミュニオン・ニュース・サービス(ACNS)などが報じた。

ケープタウン大主教でもあるマクゴバ首座主教は、「南アフリカでアフリカ人の移民に対する襲撃が2008年に終わったあと、私たちは自国で外国人嫌悪の対立の終わりを目にしたいと望んでいた。しかし5年以上たって、その緊張がまた突発し、人々が死に、今や移民からの報復襲撃の亡霊を目の当たりにしている」と述べた。

マクゴバ首座主教は、「外国人も神の民であり、私たちが享受している尊厳や保護に値する」とし、こうした状況はズールー語(南アフリカで使われる言語の一つ)でいう「ウブントゥ(あなたがいるから私がいる)」ではなく、痛ましく非常に遺憾だと述べた。

また、「私は教会の同僚たちや他の宗教指導者たちに加わって、襲撃を終わらせるよう呼び掛け、全ての側に自制を求めるとともに、亡くなった人たちのご遺族に哀悼の意を表す」と述べた。

一方、同聖公会のデズモンド・ツツ名誉大主教の事務所があるデズモンド&リア・ツツ・レガシー財団は17日、「外国人嫌悪は南アフリカの無神経さと貧困を反映している」と題する記事を公式サイトに掲載した。

アパルトヘイトとの闘いで1984年にノーベル平和賞を受賞したツツ名誉大主教はその中で、アパルトヘイトに関する「真実和解委員会」が作られてから一世代もたたたないうちに、「私たちはアパルトヘイトの最悪の事態と同じくらいのヘイトクライム(憎悪犯罪)を目の当たりにしている」と述べた。

その上でツツ名誉大主教は、アパルトヘイト政権当時のピーター・ウィレム・ボタ大統領とその治安部隊のために祈ったのと同じように、「私は外国人嫌悪の暴力の犯人たちの目が開かれ、自らのやり方の過ちを見るように、彼らのために祈る」と記した。

また、南部アフリカ・カトリック司教協議会も16日、「カトリック教会は外国人嫌悪に反対です」と題する声明文を公式サイトに掲載。レビ記19章33〜34節とマタイによる福音書25章40節、そして1955年にアフリカ民族会議などが採択した「自由憲章」を引用して、外国人に対する最近の暴力的な襲撃を非難した。

さらに、南部アフリカ・メソジスト教会(MSCA)のジフォ・シワ総監督も、「外国人嫌悪に反対し行動しよう」と題する文章を公式サイトに掲載した。全ての牧師たちに対し、説教壇を離れて、18日から19日に奉仕をし、癒やしと一致、そして平和の言葉を語る共同体へと会衆を連れて行くよう呼び掛けた。

シワ総監督は、「私たちは全ての牧師たちに対し、他国出身の兄弟姉妹たちを襲撃するのをやめるように自らの共同体に訴えること、自らの隣人とは誰なのかを思い出してもらうこと、そしてキリストの愛を説くことを求める。説教壇の後ろから外国人嫌悪について語るだけでは十分ではない。神の民の中に存在するという奉仕が決定的に重要だ」と述べた。

「私たちは教会へ行くことで世界を変えることは決してないが、世界の中で教会であることによって、それを変えることはできるかもしれない」と、シワ総監督は付け加えた。

南アフリカ教会協議会の議長でもあるシワ総監督はまた、「外国人嫌悪に反対し行動するメソジスト」という別の記事も掲載した。シワ総監督は、同国の首都ヨハネスブルクに近いプリムローズ・メソジスト教会はここ1週間に住居を追われた何千人もの移民に食事を提供したと報告。これからも必要な限りそれを続けるとし、食事や衣料、石けん類、毛布を教会で提供するための寄付を拡大したいと述べた。

その中でシワ総監督は、19日昼にヨハネスブルクにあるベセスダ・メソジスト教会から平和行進を行うとして、参加を呼び掛けた。同教会は同日、フェイスブックで実際に行進が行われた様子を写真入りで伝えた。

これを受けて、世界メソジスト協議会(WMC)も17日、「南アフリカの外国人への襲撃に反対する声明」を発表し、それらの襲撃は明らかな人権侵害だとして非難。「私たち人類は一つ。みな世界中の不正義に反対して大きな祈り声を上げ続けましょう」と強調した。

関連タグ:南アフリカアパルトヘイト世界メソジスト協議会(WMC)南部アフリカ聖公会南部アフリカ・メソジスト教会(MCSA)南アフリカ教会協議会(SACC)デズモンド・ツツヘイトクライム(憎悪犯罪)
  • ツイート

関連記事

  • 東京都:難民・移住労働者問題キリスト教連絡会、チャリティコンサートを5月開催

  • 難民数百人が教会から強制退去 南アフリカ・ヨハネスブルグ

  • 「外国人への差別を変えてほしい」 カトリック信徒の仮放免者が訴え

  • アパルトヘイト撤廃主導のマンデラ元大統領死去

  • キリスト教10団体、日本キリスト教会館に対するヘイトスピーチに抗議声明

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • 四半世紀ぶりに欧州で大規模伝道会議、今月末にベルリンで 牧師ら約千人が参加

  • 主キリストの最大限の恵み 万代栄嗣

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • シリア語の世界(23)辞書3・ヨハネ黙示録の賛美歌6―11章17節― 川口一彦

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • ヨハネの黙示録(2)主は雲に乗って来られる 岡田昌弘

  • ワールドミッションレポート(5月11日):フィリピン 実を結ぶ価値観教育ミニストリー

  • 米ジョージア州で「信教の自由回復法」成立、全米30番目の州に 9年前には不成立

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(5)「苦しみ」の構図 三谷和司

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 次期ローマ教皇の有力候補4人

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(5)「苦しみ」の構図 三谷和司

  • 四半世紀ぶりに欧州で大規模伝道会議、今月末にベルリンで 牧師ら約千人が参加

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • 自分を愛する生き方 菅野直基

  • ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 次期ローマ教皇の有力候補4人

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(5)「苦しみ」の構図 三谷和司

  • 米ジョージア州で「信教の自由回復法」成立、全米30番目の州に 9年前には不成立

編集部のおすすめ

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 後藤健二さん没後10年、追悼イベントで長女が映像メッセージ 「誇りに思っている」

  • ロシアの軍事侵攻から3年、在日ウクライナ正教会が祈りの集会 片脚失った負傷兵も参加

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.